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2026年(第68回)

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 2026年 | 2025年↓

主要4部門

レコード賞アルバム賞楽曲賞新人賞

レコード賞

部門 受賞曲(2026)
レコード賞
  • ケンドリック・ラマー&シザ
    (Kendrick Lamar&SZA)
    「ルーサー」
    (Luther)
    ※メロウで感情的な雰囲気や、聴いている人を包み込むような空気感が称賛された。 懐かしさと甘美さが漂い、「過去のソウル黄金期」と「現代的R&B」が交錯。 ケンドリックとシザの声の相性やハーモニーも好評。
    曲名「ルーサー」は、ソウル歌手ルーサー・バンドロスに由来。 マービン・ゲイが1967年に作曲・作詞し、バンドロスが1982年にカバーした「If This World Were Mine」をサンプリングした。
    アルバム『GNX』の第3弾シングル。ケンドリックとして5曲目の全米シングル1位に輝き、13週連続でその座を維持した。アグレッシブな曲が多いアルバム『GNX』のなかで、心地よい緩やかな瞬間を与える。
    ケンドリックにとって2年連続のレコード賞。シザは主要部門で初の栄冠となった。
    ■作曲・作詞
    ケンドリック・ラマー、シザ、マービン・ゲイほか
    ■プロデューサー
    ジャック・アントノフ、サウンウェイブほか
    ■ジャンル
    R&B、ヒップホップ
    ■チャート
    米、比1位/加、豪2位/英、葡4位/マレーシア5位
    ※全米チャート13週連続1位
    ■評価ポイント
    ●見事なデュエット
    ケンドリックの低く抑えたモノトーンなラップとSZAの鮮明で伸びやかなソプラノの融合は、「あたかも一つの楽器のように溶け合っている」(米ビルボード誌)などと絶賛された。「攻撃的なラップ」を封印し、愛を語る「メロウなボーカル」に挑んだケンドリックのパフォーマーとしての幅の広がりも高評価。
    ●高級感
    静かなアコースティック・ギターから始まり、途中でドラムとオーケストラ的なストリングスが加わる展開やサウンドの重なり方が、高級感のある「リッチなレコーディング(録音物)」として評価された。
    1980年代のソウルの温かみと、2025年の最先端の音圧が両立。元ネタの曲を単なる背景としてではなく、現代の音響空間の中に「輝く骨董品」(米バラエティ誌)のように配置したプロデューサー陣の技術も光る。
    ●「クワイエット・ストーム」を復興
    ルーサー・バンドロスという偉大な先人への敬意(オマージュ)という器を借りて、パートナーへの「私的な愛」を表現した本作。サウンドもメッセージも、あらゆる場所で、誰の耳にも心地よく響く普遍性がある。
    音楽的深みを失うことなく、全米チャート13週連続1位という商業的成功を達成。結果として、ルーサーらが確立した、洗練されていて温かい「クワイエット・ストーム(R&Bのサブジャンルの一つ)」を蘇らせることに貢献した。
部門 ノミネート(2026)
レコード賞ノミネート
  • ロゼ&ブルーノ・マーズ
    (Rosé & Bruno Mars)
    「アパツ」
    (Apt.)
    ※2025年の世界的な流行歌になった。日本でも国内チャート1位(ビルボード・ジャパン)に。韓国の「飲みゲーム(アパツ)」をモチーフとするキャッチーで愉快なポップ曲。初聴で直感的に引き込まれ、中毒のように残り続ける。
    少ない歌詞をリズムよく何度も繰り返すKポップ的手法(チャント型フック)が全開。ポップ、ニューウェーブ、ポップパンクの要素がミックスされており、一つのジャンルに縛られないKポップらしい「折衷主義」が、世界的成功につながった。
    ロゼは韓国のブラックピンク所属。ニュージーランド出身。1997年生まれ。
    ロゼ本人が、スタジオでメンバーやスタッフと韓国の飲みゲーム(アパツ)の話をしていて、「これをテーマに曲を作ったらおもしろいのでは?」という発想から歌詞と曲を書いたという。その後、ブルーノ・マーズとのコラボを打診。曲のフックや展開の部分でシンプルさと勢いを重視する方向へと導かれた。
    ■作曲・作詞
    ロゼ、ブルーノ・マーズ、エイミー・アレン、ブロディ・ブラウンほか
    ■ジャンル
    ポップ、ポップロック、ポップパンク、ニューウェーブ
    ■チャート
    米3位/日、独、豪、比、台、南ア、UAE、インドネシア、香港1位/英、サウジ2位





  • バッド・バニー
    (Bad Bunny)
    「DTMF」
    ※曲名「DTMF」は、「Debí Tirar Más Fotos(もっと写真を撮っておくべきだった)」のイニシャル。
    ■作曲・作詞
    バッド・バニーほか
    ■ジャンル
    プレナ、ラップ、レゲトン
    ■言語
    スペイン語
    ■発売
    2025年1月
    ■チャート
    米2位、仏、伊、西、墨、アルゼンチン、コロンビア1位





  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「アブラカダブラ」
    (Abracadabra)
    ※初期のガガが得意とした、闇や影のあるダークポップの美学と、強いビートでダンサブルなサウンドの組み合わせが、力強く復活した。キャッチーで演劇性に富む。
    「アブラカダブラ」とは「言葉を発すると現実が変わる」という昔からの呪文だが、本曲ではその後ろにスペイン語で「愛」を意味する「アモール(amor)」を組み合わせ、「愛の魔法をかける呪文」として使われている。
    ■ジャンル
    電子ポップ、シンセポップ、ダンスポップ
    ■作曲・作詞
    レディー・ガガ、アンドリュー・ワット、ヘンリー・ウォルターほか
    ■チャート
    米13位、英3位、独4位





  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「ワイルドフラワー」
    (Wildflower)
    ■ジャンル
    フォークポップ
    ■作曲・作詞
    ビリー・アイリッシュ&フィニアス
    ■チャート
    米17位





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「マンチャイルド」
    (Manchild)
    ■ジャンル
    シンセポップ、ポップ
    ■作曲・作詞
    サブリナ・カーペンター、エイミー・アレン、ジャック・アントノフ
    ■チャート
    米、英1位





  • チャペル・ローン
    (Chappell Roan)
    「ザ・サブウェイ」
    (The Subway)
    ■作曲・作詞
    チャペル・ローン&ダン・ナイグロ
    ■ジャンル
    ポップ、オルタナ・ポップ、ドリーム・ポップ、パワー・ポップ
    ■チャート
    米3位





  • ドーチー
    (Doechii)
    「アングザイエティ」
    (Anxiety)
    ■ジャンル
    アート・ポップ
    ■作曲・作詞
    ゴティエ、ルイス・ボンファ、ドーチー
    ■チャート
    米13位
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アルバム賞

部門 受賞作(2026)
アルバム賞
  • バッド・バニー
    (Bad Bunny)
    「デビ・ティラール・マス・フォトス」
    (Debí Tirar Mas Fotos)
    ~もっと写真を撮っておくべきだったな
    プエルトリコが生んだ世界的歌手バッド・バニーにとって6枚目のスタジオ・アルバム。メガヒットとなった前作『ウン・ベラーノ・シン・ティ(Un Verano Sin Ti)』よりも実験的・内省的で、芸術性が高い。
    レゲトンやハウスを基調としつつ、プエルトリコの伝統音楽(プレーナ、ボンバ、サルサ、ヒバロなど)を巧みに取り入れた構成。若いリスナーだけでなく、伝統音楽に親しむ世代にも訴求する。自身のルーツ(プエルトリコの文化や政治意識)を深く掘り下げ、かつポップ性も失わないバランスで仕上げた、といった高評価が相次いだ。批評家のレビュー評価は本年度の主要作品の中でトップ。
    タイトルの「もっと写真を撮っておけばよかった」という後悔のセリフは、恋人との時間を十分には記録できなかったという個人的経験にとどまらず、故郷プエルトリコの歴史やアイデンティティに対する郷愁を示すものと解釈されている。
    全編スペイン語。「非英語」の作品がアルバム賞に輝くのは、1965年受賞のスタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルトのボサノバ作品「ゲッツ/ジルベルト」(ポルトガル語、一部英語)以来、61年ぶり。完全な非英語の作品としては史上初。
    ■ジャンル
    プエルトリコ民族音楽(プレナ、ヒバロ、ボンバ)/サルサ/レゲトン/ハウス
    ■評価
    AOTY:90
    メタクリティック:95
    AnyDecentMusic:8.7
    ■言語
    スペイン語
    ■発売日
    2025年1月
    ■チャート
    米、仏、英、伊、西1位
    ■評価ポイント
    ●(1)革新性
    自らを希代の成功者へと導いてきた「レゲトン」一辺倒の路線から脱皮。ルーツであるプエルトリコ伝統音楽の歴史に正面から挑むとともに、中南米ボレロ、シンセポップ、サイケデリックロックといった多彩なジャンルにもウィングを広げ、段違いの革新性を持つ「現代グローバル音楽の金字塔」を打ち立てた。
    1曲目のサルサ「ヌエバヨール」では、伝統的なサルサ歌手(ソネーロ)のような朗々とした歌い方ではなく、ラッパーとしての不遜さと色気を含んだバリトンボイスで「語る」ように歌う。曲が進むにつれ、純粋なサルサのリズムから、デンボウやレゲトンのビートへと変化。「博物館に飾られたサルサを、再びストリートに引きずり出した革命的なオープニング」と評された。
    ●(2)言語や文化の壁を突破
    最もドメスティック(地域的)なルーツを、最もモダンな感性で研ぎ澄ませた結果、言語の壁を超えて人間の根源的な情緒に訴えることに成功。土着音楽が、英語圏の基準に頼らずとも世界の中心たり得ることを証明した。例えば16曲目「DTMF」では、プエルトリコの民族音楽プレーナが、切ないメロディ・ラインや電子的なノイズ音と融合し、普遍的なノスタルジーへと導く。
    ●(3)ラテンの多層性を提示
    「ラテン音楽=一過性のダンスミュージック」という既存の枠組みを内側から易々と解体。その芸術的な多層性を世界に示すとともに、新たな地平を切り拓いた。
    ラストを飾る17曲目「ラ・ムダンサ(引越)」は、ノリノリの正統派サルサとして始まるが、徐々に重厚なオーケストレーションや電子音が加わっていき、壮大なシンフォニーへと発展。歌詞も、段ボールに荷物を詰めるというパーソナルな風景からスタートし、経済的理由で故郷を離れざるを得ないプエルトリコ人たちの集団的な移住(流浪)の物語へと広がる。
部門 ノミネート(2026)
アルバム賞ノミネート
  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「GNX」
    ※6枚目のスタジオ・アルバム。2枚目『グッド・キッド、マッド・シティー』や3枚目『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』のような物語的・教義的な面を薄め、ノリの良さや聴きやすさがより前面に出た。勢いやエネルギーが豊富。4枚目『DAMN.』よりも、軽快な気分で踊りやすい西海岸モードが貫かれている。
    1980年代「ギャングスタ・ラップ」のストリート感、1990年代「Gファンク」のメロウなグルーヴ感、2000年代の「ハイフィー」のダンサブル感など、歴代の西海岸ヒップホップ文化を濃く取り入れた。「聴きやすいけれど浅くない」「ヒット要素を備えながらもヒップホップの芯を保っている」という希少なバランスを実現した。
    米、英、加、豪、葡などでアルバム・チャート1位に。収録シングル「スクアブル・アップ」「ルーサー」が全米1位に。
    ■ジャンル
    西海岸ヒップホップ
    ■曲数
    全12曲。長さ44分。
    ■評価
    AOTY:86
    メタクリティック:87
    AnyDecentMusic:8.5
    ■チャート
    米、英、加、豪、葡1位/独4位/仏、伊4位/日本23位





  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「メイヘム」
    (Mayhem)
    ※通算6枚目。キャリア初期のエレクトロ・ポップ色を鮮明にし、勢いを感じさせる一作。いわゆる原点回帰。多様なジャンルを統合した大胆さも特徴。歪んだ質感やロック的な荒々しさまでを抱き込みながら、安心して聴ける大衆的なダンス・ポップとして成立させている点が評価された。メタクリティックが集計した批評家スコアは、ガガの歴代作で最高。
    世界25か国以上のチャートで1位を獲得し、商業的にも大成功した。
    <ガガの歴代作の批評家評点とアルバム賞ノミネート>
     ※評点はメタクリティック集計▼
    アルバム名 評点 候補入り
    ザ・フェイム
    (2008年)
    71
    ザ・モンスター(原題:The Fame Monster)
    (2009年)
    ※ザ・フェイムに新曲8曲を追加した再発版
    78
    ボーン・ジス・ウェイ
    (2011年)
    71
    アートポップ
    (2013年)
    61 ×
    ジョアン
    (2016年)
    67 ×
    クロマティカ
    (2020年)
    79 ×
    メイヘム
    (2025年)
    84

    ■ジャンル
    シンセポップ
    ■評価
    AOTY:78
    メタクリティック:84
    AnyDecentMusic:7.5
    ■発売日
    2025年3月
    ■チャート
    世界25か国以上で1位(米、仏、英、独、加、豪、伊、西、アルゼンチン、オーストリア、ベルギー、クロアチア、チェコ、フィンランド、ハンガリー、アイルランド、NZ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スイスなど)





  • タイラー・ザ・クリエイター
    (Tyler the Creator)
    「クロマコピア」
    (Chromakopia)
    ■ジャンル
    ヒップホップ、R&B、ジャズ
    ■評価
    AOTY:83
    メタクリティック:85
    AnyDecentMusic:8.0
    ■発売日
    2024年10月
    ■チャート
    米、英、豪、加1位





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「マンズ・ベスト・フレンド」
    (Man's Best Friend)
    ■評価
    AOTY:70
    メタクリティック:75
    ■発売日
    2025年8月29日
    ■チャート
    米、英、仏、独、豪、加1位





  • クリプス兄弟(プシャ&マリス)
    (Clipse/Pusha T&Malice)
    「レット・ゴッド・ソート・エム・アウト」
    (Let God Sort Em Out)





  • レオン・トーマス
    (Leon Thomas)
    「マット」
    (Mutt)





  • ジャスティン・ビーバー
    (Justin Bieber)
    「スワッグ」
    (Swag)
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楽曲賞

部門 受賞曲(2026)
楽曲賞
  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「ワイルドフラワー」
    (Wildflower)
    ■作曲・作詞
    ビリー・アイリッシュ&フィニアス
    「友人の元恋人と付き合うことになった複雑な心理」をテーマにしている。「相手を傷つけたくない」という思いと、「拭い去れない罪悪感」を、内省的な言葉と静かな旋律で綴った独白ソング。
    揺りかごのような6/8拍子の繰り返しにより、頭の中で繰り返される思考のループを表現。中盤からダイナミズムが徐々に増していく。複雑な心理を表現するために、あえて明るさや暗さを断定しない音使いがなされているのも特徴。
    終盤にはビリー自身の歌声がいくつも重ねられ、自問自答で追い詰められていくような精神的な圧迫感も感じられる。
    曲名になっている「野花(Wildflower)」は、抜いても抜いてもまた生えてくる強靭な存在(相手の元恋人の影や、ぬぐい切れない罪悪感)を示唆する比喩として使われている。
    アルバム『HIT ME HARD AND SOFT』から4枚目のシングル。アルバムの中で最も「歪みのある生身の人間」を感じさせる楽曲としてファンや批評家から支持を得た。
    去年のグラミーでは7部門にノミネートされながら無冠に終わったが、専門家に愛される「グラミーの申し子」らしく、再び大きな栄冠に輝いた。
    ■ジャンル
    フォークポップ
    ■チャート
    米17位
部門 ノミネート(2026)
楽曲賞ノミネート
  • ハントリックス ft イージェイ&オードリー・ヌナ&レイ・アミ
    (Huntrix ft Ejae&Audrey Nuna&Rei Ami)
    「ゴールデン~映画『K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ』劇中歌」
    (Golden)
    Netflix配信のアニメ映画「K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ」の劇中歌。映画とともに世界的な大ヒット。全米ビルボードで計18週1位の座をとり、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」に次ぐ史上2位の記録となった。
    ■楽曲の評価ポイント
    ●歌詞の物語性
    歌詞の脚本力が称賛された。冒頭の「I was a ghost, I was alone(私は幽霊だった、一人きりだった)」で、社会からの疎外感を静かに表現。徐々に葛藤を加速させてゆき、サビで「Golden(黄金)」という光り輝くカタルシスへと繋げる。この明暗のコントラストの書き分けが、「ミュージカルの劇的な構成力」(米Variety誌のクリス・ウィルマン)などと高く評価された。キャラクターの成長を3分間で描き切っており、「映画の物語」に依存せず、独立した「普遍的な詩」として見事に成立。
    ●旋律との調和
    さらに、それらの歌詞とメロディの絶妙な相性も称賛ポイント。例えば、クライマックスの高音域の旋律が、『Shining』や『Rising』といった言葉の響きにピタリとマッチしていることで、歌い手の声の開放感が最大限に引き出され、リスナーを「解放」や「自己肯定」へと導く。
    ■作曲・作詞
    イージェイ(Ejae)&マーク・ソーネンブリック
    ■ジャンル
    英語(一部韓国語)
    ■言語
    Kポップ、電子ポップ、アニメポップ
    ■長さ
    3分14秒
    ■発売
    2025年6月
    ■チャート
    米、英、独、豪、韓、香港1位
    ※全米ビルボードで計18週1位(リル・ナズ・Xの「Old Town Road」に次ぐ史上2位の記録)
    ■「ハントリックス」とは
    歌唱者としてクレジットされている「ハントリックス(Huntr/x)」は、本作の主人公である架空の3人組グループ。実際の歌唱は以下3人が担当している。
    ・イージェイ・・・役柄ルミ
    ・オードリー・ヌナ・・・役柄ミラ
    ・レイ・アミ・・・役柄ゾーイ
    このうちイージェイは作曲も手掛けた。
    ●作曲家イージェイ(Ejae)
    イージェイは1991年韓国ソウル生まれ。大手芸能事務所「SMエンタテインメント」で訓練生を10年間続けるもデビューには至らず。心機一転、アメリカの芸能・文化分野の名門ニューヨーク大学院に留学。卒業後、プロの作曲家兼プロデューサーを目指して、一流作曲家アンドリュー・チェらのもとで修行する。2019年、共同執筆したバラード「サイコ」がレッド・ベルベット(KPopアイドル)の歌唱で世界的な大ヒットに。2023年には、同じく共同ソングライターを務めた「ドラマ」(byエスパ)が大当たりした。
    映画「K-Popガールズ!デーモン・ハンターズ」のプロジェクトでは、構想段階からサントラのデモ音源の作曲及び吹き込みに全面的に参加。ハリウッドの米ソニー・ピクチャーズに企画を飲ませるうえで決定的な役割を担った。準備段階での貢献ぶり評価した監督は、イージェイを、主人公ルミの歌唱部分の声優(シンガー)として起用することを決定。かつての悲願だった歌手デビューも果たすことになった。





  • ケンドリック・ラマー&シザ
    (Kendrick Lamar&SZA)
    「ルーサー」
    (Luther)
    ■作曲・作詞
    ケンドリック・ラマー、シザ、マービン・ゲイほか





  • バッド・バニー
    (Bad Bunny)
    「DTMF」
    ■作曲・作詞
    バッド・バニーほか





  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「アブラカダブラ」
    (Abracadabra)
    ■作曲・作詞
    レディー・ガガ&ワット&ヘンリー・ウォルターほか





  • ロゼ&ブルーノ・マーズ
    (Rosé & Bruno Mars)
    「アパツ」
    (Apt.)
    ■作曲・作詞
    ロゼ、ブルーノ・マーズ、エイミー・アレン、ブロディ・ブラウンほか





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「マンチャイルド」
    (Manchild)
    ■作曲・作詞
    サブリナ・カーペンター、エイミー・アレン、ジャック・アントノフ





  • ドーチー
    (Doechii)
    「アングザイエティ」
    (Anxiety)
    ■作曲・作詞
    ゴティエ、ルイス・ボンファ、ドーチー
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新人賞

部門 受賞者(2026)
新人賞
  • オリビア・ディーン
    (Olivia Dean)
    ※イギリスのソウル歌手。26歳。ロンドン生まれ。父はイギリス系、母はジャマイカ/ガイアナ系。
    温かく柔らかで「クリーミー」な声質と評される。語りかけるような歌唱スタイルも共感を呼びやすい。
    母(舞台の照明技師)は、伝説のヒップホップ歌手ローリン・ヒルの大のファンで、娘オリビアのミドルネームに「ローリン」と付けた。オリビアも幼少期からローリン・ヒルを聴いて育ち、絶大な影響を受けたという。
    幼少期からゴスペル合唱団やミュージカル教室で訓練。アデールやエイミー・ワインハウスを輩出した名門音楽学校「ブリット・スクール」を卒業した後、18歳でデビュー。
    2025年8月に発表したシングル「Man I Need」が米国チャートで8位に付けるなど、国際的ヒットに。その後発売されたアルバム「The Art of Loving」も好調なセールス。
    ■評価ポイント
    ●叩き上げの「本物」
    TikTokなどのバズに依存せず、ロンドンのライブシーンから這い上がってきた「叩き上げ」の実力者。オートチューン全盛の時代に、派手なエフェクトに頼らず、バンドと一体となって音楽を奏でるスタイルで、グラミー会員が好む「生楽器主体のソウル・ジャズ」路線を継承している。2025年後半の全米ツアーでは、多幸感あふれるパフォーマンスにより業界関係者の心をがっちり掴んだ。
    ●寄り添う歌声
    単に「歌が上手い」という次元を超え、「タイムレス(時代を越えた)な響き」を持っていると評価されている。エイミー・ワインハウスやコリン・ベイリー・レイを彷彿とさせつつも、モダンで温かみのある歌声で、聴き手の日常の機微にそっと寄り添うような、深い共鳴を生み出している。
    ●ソングライターとしての知性
    「脆さ」や「混乱」を隠さずに表現する歌詞づくりも好評。日常の些細な愛や不安を、洗練されたジャズ・ソウルの調べに乗せて語る巧さは、知的ソングライターとしての将来性を示すものだと受け止められている。
    <Man I Need▼>
部門 ノミネート(2026)
新人賞ノミネート
  • レオン・トーマス
    (Leon Thomas)
    ※1993年ニューヨーク生まれ。俳優として活躍した後、歌手デビュー。アルバム『MUTT』でアルバム賞にもノミネート。R&B。





  • アディソン・レイ
    (Addison Rae)
    ※アメリカ・ルイジアナ州出身。TikTokで有名になった。「懐古的ポップ復権の象徴」とも言われる。2000年10月生まれ。
    <Fame is a Gun▼>





  • ザ・マリーアズ
    (The Marías)
    ロサンゼルス出身のインディーポップ系バンド。2016年結成。バンド名は歌唱担当のマリーア・サルドーヤ(プエルトリコ出身)の名前にちなむ。
    <No One Noticed▼>





  • ローラ・ヤング
    (Lola Young)
    イギリス人。2枚目のアルバムに収録されていたシングル「Messy」がSNSで反響を呼び、世界的に大ブレイク。24歳。
    <Messy▼>





  • アレックス・ウォーレン
    (Alex Warren)
    ※カリフォルニア出身のフォーク・ポップ系歌手。25歳。低〜中音域の落ち着いたトーンで、喋ったりささやいたりするように感情を伝える歌唱。曲づくりではギターやピアノを中心に据え、装飾を減らした構成が特徴。
    2000年生まれ。9歳で父親を癌で失う。母親はアルコール依存症となり、家庭環境が不安定に。そんな中でも独学で楽器演奏や曲づくりを細々と覚えていったという。
    高校時代、音楽とは無関係なイタズラ/ドッキリ系などの動画をYoutubeに投稿し始める。早々にチャンネル登録者50万人の人気者になった。
    2021年6月、自らプロデュースした自作曲「One More I Love You」をYoutubeで発表。自身の過去(父の死や孤独)を歌った真面目なバラードで、13歳の頃(父親の死後)から書き始め、じっくりとあたためていたという。これが好評を博し、2022年8月に大手「アトランティック」とプロ契約。
    2025年2月にリリースした「オーディナリー」が全米1位に。「平凡こそが、最高の奇跡(Ordinary is extraordinary)」をテーマに、恋人(現妻)との日常を題材にした。本年度トップ級のロングヒット。
    <オーディナリー▼>





  • キャッツアイ
    (Katseye)
    ※アメリカの女性グループ。多国籍(米国、韓国、スイス)のメンバー6人で構成。BTSを生んだ韓国の音楽事務所HYBE(ハイブ)と米ゲフィン・レコードが共同で開催したオーディション番組から生まれた。2024年にデビュー。
    <Gnarly▼>





  • ソンバー
    (Sombr)
    ※2005年、ニューヨーク生まれ。インディー・ロック歌手。20歳。
    <バック・トゥ・フレンズ▼>
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2025年(第67回)

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主要4部門

レコード賞アルバム賞楽曲賞新人賞

レコード賞

部門 受賞曲(2025)
レコード賞
  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「ノット・ライク・アス」
    (Not Like Us)

    ※2019年のチャイルディッシュ・ガンビーノ「ジス・イズ・アメリカ」に続いてラップ曲として史上2作目のレコード賞。しかも楽曲賞とのダブル受賞。2014年に新人賞やアルバム賞でノミネートされて以来、主要4部門の受賞争いで冷遇され続けてきた現代ヒップホップの第一人者が、ついにグラミーのメイン・ストリームを制した。
    ■ラップ史に残るキャッチーさ
    本曲はカナダ出身のスーパースターラッパー、ドレイクを批判する歌ながら、ラップ史に残るようなキャッチーさにより、業界の内輪ネタの領域をはるかに超えて一般社会に深く浸透。米プロ野球ドジャース(大谷翔平所属)のプレイオフ応援歌にも選ばれるなど、国民賛歌(アンセム)化した。
    ■音楽ビデオも大好評
    ラマーにとって4回目の米シングル1位。口撃対象としたドレイクが保持していたラップ曲のストリーミング記録を次々と塗り替え、批評家も絶賛。「史上最高のディスり曲(ディス・トラック)」との評価も出た。故郷コンプトンで撮影された音楽ビデオも大好評。
    ■エミネム、カニエと共に主要部門で冷遇
    これまでグラミーでは、エミネムやカニエ・ウェストら他の超大物ラッパーと同様、「主要部門ではノミネートどまり」の状態が続いてきた。ノミネート回数はレコード賞2度、楽曲賞3度、アルバム賞5度を数えるも、毎年のようにラップ部門の受賞でお茶を濁されてきた。
    ■ブルーノに敗北
    とくに2018年、大傑作アルバム『ダム』と特大ヒット曲「ハンブル」を擁しながら、アルバム賞、レコード賞ともにブルーノ・マーズに敗れたのは痛かった。
    しかし今回、軽快で親しみやすい曲の魅力が、グラミーの懐古主義的な会員の心を動かしたようだ。
    ■元ギャングの息子
    1987年カリフォルニア州コンプトンで生まれ。元ギャングの息子。治安の悪い環境で育ったが、友人の死をきっかけにキリスト教に改宗。地元のラップバトルで頭角を表しつつ「オールA」の成績で高校を卒業後、プロの道へ進んだ。
    ■作曲・作詞
    ケンドリック・ラマーほか
    ■ジャンル
    ヒップホップ
    ■発売日
    2024年5月4日
    <受賞スピーチ▼>
部門 ノミネート(2025)
レコード賞ノミネート
  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「バーズ・オブ・ア・フェザー」
    (Birds of a Feather)

    「バッド・ガイズ」と「エブリシング・アイ・ウォンテッド」に続く3回目のレコード賞ならず。
    アイリッシュとしては珍しい直球のラブソング。「私が埋葬され、墓場で腐るまで一緒にいて」と切に願う内容。『死ぬまで愛している』と誓う曲は数多くあるが、本作は「墓場」「棺」などの具体的なワードが入ることで、世俗感が強まっている。曲名「Birds of a feather flock together」は英国のことわざで「同じ羽の鳥は一緒に群れる」という意味。日本語でいえば「類は友を呼ぶ」。
    2024年4月に発表された3枚目のアルバム「Hit Me Hard and Soft」からの第2弾シングル。冒頭の「I want you to stay」の部分の録音だけで何日も費やすなど、アルバム制作の中で最難関の曲だったという。不安や脆弱さをにじませる繊細な歌いっぷりと、聴く人を慰撫する静かなメロディが、幅広い層の共感を呼び、世界的なロングヒットに。
    2001年ロサンゼルス生まれ。17歳で出したデビュー作でグラミー主要4部門を独占。以来、グラミー常連。
    ■作曲・作詞
    ビリー・アイリッシュ&兄フィニアス
    ■ジャンル
    ポップ
    歌詞▼ I want you to stay
    Till I'm in the grave
    Till I rot away, dead and buried
    Till I'm in the casket you carry

    If you go, I'm going too, uh
    'Cause it was always you, uh
    And if I'm turning blue, please, don't save me
    Nothing left to lose without my baby

    Birds of a feather, we should stick together
    I know I said I'd never think I wasn't better alone
    Can't change the weather, might not be forever
    But if it's forever, it's even better

    And I don't know what I'm crying for
    I don't think I could love you more
    It might not be long, but, baby, I

    I'll love you till the day that I die
    Till the day that I die
    Till the light leaves my eyes
    Till the day that I die

    I want you to see, mmm
    How you look to me, huh
    You wouldn't believe if I told ya
    You would keep the compliments I throw ya

    But you're so full of shit, hmm
    Tell me it's a bit, oh
    Say you don't see it, your mind's polluted
    Say you wanna quit, don't be stupid

    And I don't know what I'm crying for
    I don't think I could love you more
    It might not be long, but, baby, but I
    Don't wanna say goodbye

    (Birds of a feather, we should stick together) till the day that I die
    (I know I said I'd never think I wasn't better alone) till the light leaves my eyes
    (Can't change the weather, might not be forever) till the day that I die
    But if it's forever, it's even better

    I knew you in another life
    You had the same look in your eyes
    I love you, don't act so surprised





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「エスプレッソ」
    (Espresso)

    ※キャッチーでキュートなポップ&ディスコソング。「任天堂ゲームのように貴方を眠れなくさせる私。まるでエスプレッソね」という愛嬌ある歌詞で、2025年を象徴する曲の一つになった。このヒットで大ブレイクしたサブリナは、3曲同時に米チャート5位内に入るなど音楽シーンを席巻。アルバムも大ヒットした。グラミー主要4部門すべてにノミネートされた。
    ■作曲・作詞
    サブリナ・カーペンター、エイミー・アレンほか
    ■ジャンル
    ポップ





  • ビートルズ
    (The Beatles)
    「ナウ・アンド・ゼン」
    (Now and Then)

    ※結成から62年、解散から54年を経て4回目のレコード賞ノミネート。過去3回のノミネートは「抱きしめたい」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」という歴史的名曲だが、いずれも受賞は逃していた。
    今回のノミネート発表後、実はレコード賞受賞歴がゼロ(アルバム賞は「サージェント・ペパーズ」で1回受賞、楽曲賞は「ミッシェル」で1回受賞)だったことが世間に広く認知され、グラミーの暗黒史が話題になった。(ビートルズのグラミー受賞歴→
    ジョン・レノン(1980年没)が1977年に撮ったデモテープの音源を、最新のAI技術で復元。1994年の「アンソロジー」制作時のジョージ・ハリスン(2001年没)のギターを加工。他の2人(ポール・マッカートニー、リンゴ・スター)の演奏や歌声をかぶせた。
    ビートルズ最後の新曲」として発売され、批評家やファンから称賛された。全米7位。英、独で1位。
    ■作曲・作詞
    ジョン・レノン
    ■ジャンル
    サイケデリック、ロック
    ■チャート
    米7位、英1位、独1位





  • ビヨンセ
    (Beyonce)
    「テキサス・ホールデム」
    (Texas Hold 'Em)

    ※通算8枚目にして初のカントリー・アルバムとなった「カウボーイ・カーター」からの第1弾シングル。冒頭からバンジョーが軽快に響く陽気なサウンドで、西部劇のような雰囲気。ダンサブルであり、かつフォーク要素も。
    テキサス州ヒューストンで生まれ育ち、カウボーイ文化に影響を受けたビヨンセが、テキサス人としてのルーツ回帰を実践。本物志向のアプローチでカントリー音楽に臨んだ曲として高い評価を得た。カントリーのリスナー層の拡大にもひと役買った。
    「テキサス・ホールデム」とはポーカーの変型版のゲーム。
    (作曲:ブライアン・ベイト&ネイサン・フェラロ&ラファエル・サディーク)
    (作詞:ビヨンセ&ローウェル&ブーロウ)
    ■ジャンル
    カントリーポップ、ウエスタン、ソウル
    ■チャート
    ビヨンセのソロとしての9枚目の米チャート1位。デスティニーズ・チャイルド時代を含めると13枚目。カントリー部門チャートでも黒人女性で初となる1位を獲得した。
    ■受賞歴
    ビヨンセはグラミー賞全体で受賞の最多記録を保持。レコード賞ノミネートは過去8回(デスティニーズ・チャイルド時代を含む)に上り、これも史上最多記録だが、いずれも受賞は逃した。
    <ビヨンセのレコード賞ノミネート歴>
    曲名
    2001 セイ・マイ・ネーム
    2004 クレイジー・イン・ラブ
    2008 イリプレイサブル
    2010 ヘイロー
    2017 フォーメーション
    2021 ブラック・パレード
    サーベジ
    2023 ブレイク・マイ・ソウル

    歌詞▼ This ain't Texas (Woo)
    Ain't no hold 'em (Hey)
    So lay your cards down, down, down, down
    So park your Lexus (Woo)
    And throw your keys up (Hey)
    Stick around, 'round, 'round, 'round, 'round (Stick around)
    And I'll be damned if I can't slow-dance with you
    Come pour some sugar on me, honey, too
    It's a real-life boogie and a real-life hoedown
    Don't be a bitch, come take it to the floor now, woo, ha (Woo)

    There's a tornado (There's a tornado)
    In my city (In my city)
    Hit the basement (Hit the basement)
    That shit ain't pretty (That shit ain't pretty)
    Rugged whiskey (Rugged whiskey)
    'Cause we survivin' ('Cause we survivin')
    Off red-cup kisses, sweet redemption, passin' time, yeah

    Ooh, one step to the right
    We heading to the dive bar we always thought was nice
    Ooh, run me to the left
    Then spin me in the middle, boy, I can't read your mind
    See upcoming country shows
    Get tickets for your favorite artists

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    The Tortured Poets Department
    Taylor Swift
    Training Season
    Dua Lipa
    So Long, London
    Taylor Swift

    This ain't Texas (Woo)
    Ain't no hold 'em (Hey)
    So lay your cards down, down, down, down
    So park your Lexus (Woo)
    And throw your keys up (Hey)
    And stick around, 'round, 'round, 'round, 'round (Stick around)
    And I'll be damned if I can't slow-dance with you
    Come pour some sugar on me, honey, too
    It's a real-life boogie and a real-life hoedown
    Don't be a bitch, come take it to the floor now, woo
    And I'll be damned if I cannot dance with you
    Come pour some liquor on me, honey, too
    It's a real-life boogie and a real-life hoedown
    Don't be a bitch, come take it to the floor now, woo

    Woo-hoo
    Woo-hoo
    Woo-hoo

    There's a heatwave (There's a heatwave)
    Comin' at us (Comin' at us)
    Too hot to think straight (Too hot to think straight)
    Too cold to panic (Cold to panic)
    All of the problems
    Just feel dramatic (Just feel dramatic)
    And now we're runnin' to the first bar that we find, yeah

    Ooh, one step to the right
    We heading to the dive bar we always thought was nice
    Ooh, you run to the left
    Just work me in the middle boy, I can't read your mind

    This ain't Texas (Woo)
    Ain't no hold 'em (Hey)
    So lay your cards down, down, down, down, oh
    So park your Lexus (Hey)
    And throw your keys up (Hey)
    And stick around, 'round, 'round, 'round, 'round (Stick around)
    And I'll be damned if I cannot dance with you
    Come pour some sugar on me, honey, too
    It's a real-life boogie and a real-life hoedown
    Don't be a bitch, come take it to the floor now (Woo)
    And I'll be damned if I cannot dance with you
    Come pour some liquor on me, honey, too
    It's a real-life boogie and a real-life hoedown
    Don't be a—, come take it to the floor now, ooh

    Take it to the floor now, ooh
    Hoops, spurs, boots
    To the floor now, ooh
    Tuck, back, oops (Ooh, ooh, ooh)
    Shoot
    Come take it to the floor now, ooh
    And I'll be damned if I cannot dance with you
    Baby, pour that sugar and liquor on me, too
    Furs, spurs, boots
    Solargenic, photogenic, shoot





  • チャペル・ローン
    (Chappell Roan)
    「グッド・ラック・ベイブ」
    (Good Luck, Babe!)

    ※チャペル・ローンに怒涛の大ブレイクをもたらした一作。 強制的異性愛がテーマで、女性が女性を好きになる気持ちを否定しようとして葛藤する内容。 2023年9月リリースのデビューアルバムには未収録だったが、2024年4月に単発シングルとして発売されると、自身として初めて米ビルボードのチャート100位内にランクイン。8月に4位まで上り詰め、全米ラジオでヘビー・ローテーションになった。
    ■チャート
    米ビルボード最高4位
    ■作曲・作詞
    チャペル・ローン&ジャスティン・トランター&ダン・ナイグロ
    ■ジャンル
    ポップ





  • テイラー・スウィフト ft ポスト・マローン
    (Taylor Swift ft Post Malone)
    「フォートナイト」
    (Fortnight)

    ※11枚目のアルバム「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント」から最初のシングル。夫婦で転居した家の近くに元カレが住んでいた、という設定。元カレの妻に嫉妬心を抱く一方で、自分の夫の不倫に怒りを募らせるダークな心象風景を、ムーディな音に乗せる。自らが監督した公式ビデオがMTVのビデオ賞を受賞。
    ■ジャンル
    ダウンテンポ、電子ポップ
    ■作曲・作詞
    テイラー・スウィフト&ジャック・アントノフ&オースティン・ポスト
    ■チャート
    12回目のビルボード・シングル1位





  • チャーリーXCX(エックス・シー・エックス)
    (Charli XCX)
    「360(スリー・シックスティ)」
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アルバム賞

部門 受賞作(2025)
アルバム賞
  • ビヨンセ
    (Beyonce)
    「カウボーイ・カーター」
    (Cowboy Carter)

    ※5回目のアルバム賞ノミネートでついに受賞を果たした。累計受賞数やノミネート数は史上最多記録を持ちながら、最高栄誉であるアルバム賞争いではテイラー・スウィフト、アデル、ベック、ハリー・スタイルズに敗れ、2024年の授賞式では夫ジェイZが不満をぶちまけたほどだった。
    ■カントリー音楽に挑む
    ソロとして通算8枚目の本作では、カントリー音楽に正面から挑んだうえで、アメリカーナ、ブルース、ゴスペル、ロックなど多岐にわたる要素を採用。ジャンル的な実験性や幅の広さが高評価を獲得し、「米国の音楽史をたどる一作」などと称賛された。ハウス音楽が中心だった前作『ルネッサンス』を超える評判の良さ。1時間18分(27曲)の大作で捨て曲なし。気合に満ち溢れている。米サイト「AOTY」の集計によると、批評家によるレビュー得点は、本年度発表の主要アルバムの中でチャーリーXCX「ブラット」に次ぐ2位。評点ランキング▼
    ■黒人の先駆者たちに光を
    米南部テキサス州ヒューストン出身のビヨンセにとって、カントリー音楽は常に身近だったという。前々作『レモネード』(2016)に収録された「ダディ・レッスンズ」など、過去にもカントリーを手掛けたことはあったが、本作では本格的にルーツと向き合った。黒人音楽はカントリーの起源の一つとされ、初期のカントリー音楽家は黒人の楽器奏法を参考にしていたことが知られており、ビヨンセは本作で黒人の先駆者たちにスポットを当てることを意図したという。若手の黒人カントリー系アーティストも積極的に起用した。
    <ビヨンセのアルバム賞ノミネート歴>
    アルバム名
    2025 カウボーイ・カーター
    2023 ルネッサンス
    2017 レモネード
    2015 ビヨンセ
    2010 アイ・アム…サーシャ・フィアース

    ■評価
    AOTY:87
    メタクリティック:91
    AnyDecentMusic:8.4
    ■チャート
    米ビルボードで8枚連続1位。また、カントリー・アルバムチャートにおいて黒人女性として初めての1位を獲得した。
    ■収録曲
    第一弾シングルとして同時リリースした「テキサス・ホールデム」「16キャリッジズ」のほか、マイリー・サイラスとの共演作「II Most Wanted」(全米6位)が有名。このほか、ドリー・パートンの古典カントリー「ジョリーン」、ビートルズが米国の公民権運動に触発されて作った「ブラックバード」をカバーするなど、幅広い層に親しみやすい。
    ゲストや共演も豪華で、スティービー・ワンダー、ポール・マッカートニー、ナイル・ロジャース、ポスト・マローンらが参加。
    <受賞スピーチ▼>
部門 ノミネート(2025)
アルバム賞ノミネート
  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト」
    (Hit Me Hard and Soft)

    ※「Happier Than Ever」以来3年ぶり、通算3枚目の新作アルバム。再び兄フィニアスとの共作。曲作りや歌唱などが称賛された。
    ■ジャンル
    ポップ(オルタナ系、寝室系、前衛系)
    ■チャート
    米国2位。英独仏豪など世界25か国で1位。
    ■評価
    AOTY:86
    メタクリティック:89
    AnyDecentMusic:8.3





  • チャペル・ローン
    (Chappell Roan)
    「ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス」
    (The Rise and Fall of a Midwest Princess)

    ※デビューアルバム。2023年9月に発売され、当初は売れなかった。 しかし、一部でカルト的支持を集め、その口コミが次第に浸透。 米タイム誌から「2023年ベストアルバム」の4位に選ばれた。 2024年に入ると、オリビア・ロドリゴのツアー前座での好評ぶりも手伝って勢いづいた。 アルバム未収録シングル「グッド・ラック・ベイブ」が拡散し始めると、アルバムセールスもうなぎ上りに。
    ダン・ナイグロが共同プロデューサー。ナイグロはロドリゴの2つのアルバムを大成功へと導いた天才として有名。
    ■発売日
    2023年9月
    ■ジャンル
    ポップ/シンセ・ポップ
    ■評価
    AOTY:84
    AnyDecentMusic:7.9
    ■チャート
    米国2位





  • チャーリーxcx
    (エックス・シー・エックス)
    「ブラット」
    (Brat)

    ※時代の寵児による革新的な一作。1990年代後半から2000年代(ゼロ年代)のクラブ音楽を、新鮮なポップ音楽として再構築。タイトル「Brat(生意気なガキ)」は流行語になった。通算6枚目。批評家に絶賛されており、米メタクリティックの集計によると、レビュー平均点は95点(100点満点)で、ビヨンセやビリー・アイリッシュら超大物の新作を突き放して年間1位。
    英国人。1992年生まれ。
    ■ジャンル
    電子ポップ、クラブポップ
    ■評価
    AOTY:90
    メタクリティック:95
    AnyDecentMusic:8.7
    ■チャート
    米国3位
    英国2位





  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント」
    (The Tortured Poets Department)

    ※通算11枚目。滑らかな聞き心地と、心理ドラマ的な歌詞が特徴。批評家の評価は過去作に比べると低め。前作「ミッドナイツ」でグラミーのアルバム賞の受賞回数の新記録を樹立したばかり。
    ■評価
    AOTY:71
    メタクリティック:76
    AnyDecentMusic:7.5
    ■ジャンル
    シンセ・ポップ
    フォーク・ポップ
    チャンバー・ポップ





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「ショート・ン・スウィート」
    (Short n' Sweet)

    ※通算6枚目のアルバムにして、初のメジャーヒットを果たした。軽やかなで聴き心地が良い一作。ジャック・アントノフらがプロデュース。ディスコやカントリーなどを融合しながら、幅広いリスナーに受け入れやすい上質な歌謡アルバムとして大ヒット。
    ■発売日
    2024年8月23日
    ■プロデューサー
    ジャック・アントノフほか
    ■チャート
    米国1位
    ■評価
    AOTY:73
    メタクリティック:82
    AnyDecentMusic:8.7





  • アンドレ3000
    (André 3000)
    「ニュー・ブルー・サン」
    (New Blue Sun)

    ※活動休止中の「アウトキャスト」のメンバー(2人組のうちの1人)による初のソロ・アルバム。ヒップホップを封印し、自らのフルート演奏を中心とする環境音楽で構成される。実験的でスピリチュアル。本年度グラミー最大のサプライズ・ノミネートとなった。2004年にアウトキャスト「スピーカーボックス」でアルバム賞を受賞して以来20年ぶりのノミネート。





  • ジェイコブ・コリアー
    (Jacob Collier)
    「ジェシー Vol.4」
    (Djesse Vol.4)

    ※過去にグラミー賞6回受賞の常連。多数の音楽家が参加した本作で、2度目のアルバム賞ノミネート。
    ■評価
    AOTY:65
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楽曲賞

部門 受賞曲(2025)
楽曲賞
  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「ノット・ライク・アス」
    (Not Like Us)

    (作曲:レイ・チャールズ&ショーン・モンバーガー/作詞:ケンドリック・ラマー)
    4回目の楽曲賞ノミネートでついに栄冠をつかんだ。しかもレコード賞とのダブル受賞。このほか、ラップ楽曲賞、ラップ歌唱賞、音楽ビデオ賞も獲り、「1曲で5冠」の快挙。ラップ曲が楽曲賞に輝くのは、2019年のチャイルディッシュ・ガンビーノ「ジス・イズ・アメリカ」に続いて史上2回目。
    <受賞スピーチ▼>
部門 ノミネート(2025)
楽曲賞ノミネート
  • ブルーノ・マーズ&レディー・ガガ
    (Bruno Mars&Lady Gaga)
    「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」
    (Die With A Smile)

    (作曲・作詞:ブルーノ・マーズ&レディー・ガガほか)
    ※2大スターのデュエット。1970年代風のレトロなバラードであるとともに、流行に関係なく親しまれ得るタイムレスな普遍性が特徴。「微笑みながら死にたい」「世界が終わるなら君のそばにいたい」と終末的に愛情を唄いあげる。
    ある夜、マーズがガガを自分のスタジオに招き、一晩で曲を共同で書き上げたという。ガガが得意とする情感豊かなポップ・メロディと、マーズの伝統的なR&Bスタイルが融合した秀作として称賛を浴びた。
    米国で長期にわたるヒットとなり、発売から5か月後に4週連続1位。世界20カ国以上で1位。
    ■ジャンル
    ソフト・ロック





  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「バーズ・オブ・ア・フェザー」
    (Birds of a Feather)

    (作曲・作詞:ビリー・アイリッシュ&兄フィニアス)





  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    「プリーズ・プリーズ・プリーズ」
    (Please Please Please)

    (作曲・作詞:サブリナ・カーペンター&エイミー・アレン&ジャック・アントノフ)
    ※サブリナ初の全米1位。大ブレイク曲となった「エスプレッソ」の次にリリースされた。
    ■ジャンル
    カントリー・ポップ、ヨット・ロック
    ■チャート
    ビルボード最高位1位





  • シャブージー
    (Shaboozey)
    「ア・バー・ソング(ティプシー)」
    (A Bar Song (Tipsy))

    (作曲・作詞:シャブージーほか)
    ※仕事のストレスをバーで晴らす男の歌。労働者の悲哀を感じさせつつ、気分をじわじわと上げていってくれる応援歌。ビヨンセの「テキサス・ホールデム」と共に、黒人歌手によるカントリー曲の大成功例となった。
    ■ジャンル
    カントリー
    ■人物
    1995年、米バージニア州生まれ。 2018年に映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の挿入歌「Start a Riot」で注目を集める。 ビヨンセの新作アルバム『カウボーイ・カーター』で2曲に参加。本作は3枚目のアルバムから4曲目のシングル。初のメジャーヒットを出したとして新人賞にもノミネートされた。
    ■チャート
    米ビルボード1位。長期にわたり上位を維持。カナダでは、20週1位という前人未踏の新記録を樹立した。





  • チャペル・ローン
    (Chappell Roan)
    「グッド・ラック・ベイブ」
    (Good Luck, Babe!)

    (作曲・作詞:チャペル・ローン&ジャスティン・トランター&ダン・ナイグロ)





  • ビヨンセ
    (Beyonce)
    「テキサス・ホールデム」
    (Texas Hold 'Em)

    (作曲:ブライアン・ベイト&ネイサン・フェラロ&ラファエル・サディーク/作詞:ビヨンセ&ローウェル&ブーロウ)





  • テイラー・スウィフト ft ポスト・マローン
    (Taylor Swift ft Post Malone)
    「フォートナイト」
    (Fortnight)

    (作曲・作詞:テイラー・スウィフト&ジャック・アントノフ&オースティン・ポスト)
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新人賞

部門 受賞者(2025)
新人賞
  • チャペル・ローン
    (Chappell Roan)
    ※本年度もっとも派手にブレイクし、飛びぬけた評価を得たポップ歌手。デビューアルバムと、それに続く単発シングルが大ヒット。
    1998年2月生まれ。米中西部ミズーリ州出身。父は看護師、母は獣医。
    16歳で自作曲をYoutubeにて公開。1年後の2015年にレコード会社との契約に成功した。
    2018年からプロデューサー兼作曲家のダン・ナイグロとの協働を開始。2020年にシングル「Pink Pony Club」を出したが売れず、レコード会社から契約を解除された。飲食店などのバイトで食いつないでいる間、「Pink Pony Club」が世間にじわじわと浸透。この間オリビア・ロドリゴのデビュー作をプロデュースして大成功を収めていたナイグロを再びつかまえ、曲づくりを再開する。「Red Wine Supernova」「Femininomenon」などを録音した。
    2023年9月、ナイグロが自ら設立した会社から、デビュー・アルバム「ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス」を発売。最初はあまり売れなかったが、一部の音楽ファンから熱烈な支持を獲得。音楽評論家たちも絶賛した。 2024年4月、アルバム未収録シングル「グッド・ラック・ベイブ」が初めて全米チャートに入ると、デビュー・アルバムも一般層の脚光を浴びて大ヒットした。
    1980年代のシンセポップと、2000年代初期のポップ系ヒット曲から強い影響を受けているという。
    <Red Wine Supernova▼>

    <Hot to Go▼>

    <Good Luck, Babe▼>

    <受賞スピーチ▼>
部門 ノミネート(2025)
新人賞ノミネート
  • サブリナ・カーペンター
    (Sabrina Carpenter)
    ※アルバム6枚目ながら、「初メジャーヒット」という理由でグラミー新人枠に入った。
    1999年米ペンシルベニア州生まれ。学校に通わない自宅学習(ホームスクール)育ち。 幼少期から歌うのが好きで、父親が自宅に録音スタジオをつくったほど。 10歳でYoutubeに自分の歌唱ビデオを公開し始めた。
    10代半ばでディズニー系の子供番組に出演。歌手としてアルバムを何枚か出したが、ヒットせず。クオリティ面では高い評価を得た。
    2021年のシングル「スキン」で初のチャート入りを果たす(最高48位)。
    2023年8月の「フェザー」は21位まで上昇。この曲を収録した5枚目のアルバム「Emails I Can't Send」も23位をつけた。
    2024年4月リリースの「エスプレッソ」で大ブレイク。続く「Please Please Please」も全米1位となり、この2曲を含む待望の第6作目アルバム「ショート・ン・スウィート」が8月に発売され大ヒットした。





  • レイ
    (Raye)
    ※1997年生まれ。英ロンドン出身。2023年にインデペンデント系からデビューアルバム「My 21st Century Blues」を発売。大絶賛され、2024年の英ブリット賞で史上最多6冠。






  • ベンソン・ブーン
    (Benson Boone)
    ※交際相手を失うことの不安感を実直に唄い、スローテンポから感情の爆発へとビルドアップしていくドラマチックなデビューシングル「ビューティフル・シングス」で全米の心のつかんだ。
    2002年生まれ。米海岸ワシントン州の小さな町出身。モルモン教(末日聖徒キリスト教)の家庭で4人の姉妹とともに育った。
    高校のときに卓越した歌の才能に気づく。モルモン教系の大学(アイダホ州)は1学期で早々に退学し、音楽の道にフォーカスした。友人に薦められて「アメリカン・アイドル」に出場するも、残り24人まで勝ち進んだところで自ら撤退。その後、動画サイト「TikTok(ティックトック)」に発表した自作曲で人気者に。イマジン・ドラゴンズのボーカル、ダン・レイノルズ(同じくモルモン教)が経営するレコード制作会社と契約。
    ビューティフル・シングスは、2023年9月にロサンゼルスに転居して間もなく書いた。当初は2つの曲だったが、合体させたという。





  • テディ・スウィムズ
    (Teddy Swims)
    ※デビューアルバムからの2枚目のシングル「ルーズ・コントロール(Lose Control)」が全米1位の大ヒット。1992年生まれ。ジョージア州出身。





  • シャブージー
    (Shaboozey)





  • ドーチー
    (Doechii)
    ※1998年生まれ。フロリダ出身の女性ラッパー。TikTokでのラップが人気を集め、プロデビューした。
    <日産アルティマ▼>





  • クルアンビン
    (Khruangbin)
    ※テキサス出身の3人組バンド。サイケデリック・ロック
    <A Love International▼>
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2024年(第66回)

2024年の全部門はこちらのページ→へ。

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主要4部門

レコード賞楽曲賞アルバム賞新人賞

2024年 主要4部門
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 マイリー・サイラス
(Miley Cyrus)

「フラワーズ」
(Flowers)


ディスコやファンクの影響を受けたポップソング。 米ビルボード誌の2023年グローバル年間チャート1位。全世界43か国で1位を獲得した。 自身にとって「レッキング・ボール」(2013年)以来の大ヒットとなった。

「花なら自分で買うわ」という歌詞。 過去の恋愛を回顧し、別れた男がしてくれたことは、全て自分自身でできる、と強調している。 元夫の俳優リアム・ヘムズワース(2020年離婚)に向けられた返答歌(レスポンス・ソング)だと言われており、ヘムズワースの誕生日に発売された。 とはいえ、復讐心よりも「自己愛」がメインテーマだと解釈されており、曲からしみわたる強さが共感を呼んだ。

ハスキーで抑制のきいた歌声も魅力。

グラミーは初受賞。ポップソロ賞と併せて2冠。スター女性歌手たちがひしめく超激戦区をダブルで制した。

父親のビリー・レイ・サイラスはカントリー歌手。 2019年に米国最大のヒットとなった「オールド・タウン・ロード」でグラミーのポップデュオ/グループ賞などを獲っており、親子二代での受賞となった。

1992年テネシー州生まれ。10代向けテレビ番組「ハンナ・モンタナ」(2006年~)の主役アイドルとして一世を風靡。16歳のときに出したシングル「パーティ・イン・ザ・USA」(2009年)はアンセム化した。

2013年の4枚目のアルバム『バンガーズ』でアイドル路線から脱却。商業的に大成功し、グラミー賞に初ノミネート(ポップ・アルバム部門)された。

それから10年を経て本年度リリースされた8枚目アルバム『エンドレス・サマー・バケーション』は円熟の一作。 第一弾シングルとなった本曲を含め、30代にさしかかった自分を実直に表現し、幅広い世代に響いた。

<受賞スピーチ▼>
  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「バンパイア」
    (Vampire) 2枚目のアルバムからの第一弾シングル。夢幻的でオペラ風味なポップ・ロック。 前作からのプロデューサーであるダン・ナイグロとの共作。 「ドライバーズ・ライセンス」のようなピアノ・バラードで始まり、やがてドラマチックな歌唱と打楽器によるエネルギッシュな叙事詩へと発展していく。
    関係のあった男性を「吸血鬼」と呼び、餌食にされたことをののしる歌詞。 若い女性の心の痛みを、賢いパンチを効かせながら表現した秀作として称賛された。
    2003年2月カリフォルニア生まれ。父親はフィリピン系、母親は欧州系。




  • シザ
    (SZA)
    「キル・ビル」
    (Kill Bill) クエンティン・タランティーノ監督の映画「キル・ビル」(2003年)を題材にしたR&B。映画と同様、「女性の復讐」を描いており、嫉妬した自分が元彼とその彼女を殺すことを夢想している。
    暴力的な歌詞とは対称的な甘く柔らかくボーカルが魅力。グルーヴィーなリズム感も嬉しい。
    SZAにとって初のビルボード全米シングル1位に輝いた。1989年、米セントルイス生まれ。




  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「アンチ・ヒーロー」
    (Anti-Hero) 暗さと陽気さが混在する自虐ソング。 自身に対する嫌悪感や「自分が人間らしく感じられない」という葛藤について歌った。 セレブの地位のせいで他の人と普通に交流することができない苦悩も表現されている。
    アルバム『ミッドナイツ』からの第一弾シングル。プロデューサーのジャック・アントノフとの共作。ポップ・ロック。
    批評家からは「歌手として、そして作詞家として悲喜劇的な演出の達人であることの証明」などと称賛された。 音楽著述家オリビア・ホーンは「『1989』のつややかなシンセポップ、『レピュテーション』の自己イメージ分析、『フォークロア』『エヴァーモア』の内省が融合された一作」と指摘した。
    レコード賞ノミネートは5回目。過去に「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」「シェイク・イット・オフ」などでノミネートされたが、いずれも受賞は逃した。
    1989年、米ペンシルベニア州生まれ。




  • ボーイジーニアス
    (Boygenius)
    「ノット・ストロング・イナーフ」
    (Not Strong Enough) 本年度最も躍進したバンドによるインディ・ロック曲。 ハーモニーが美しい。
    精神面の脆弱性をテーマにしたという。 タイトル通り「自分は強くない」とメンタルの弱さをさらけ出したうえで、 「いつだって天使、決して神にはなれない(Always an angel, never a god)」と何度も繰り返し、 自らの不完全さを受容することに希望を見い出した。
    シングルとしてメジャーなヒットではなかったが、 米ビルボード「アダルト・オルタナ」部門のチャートで7週連続1位となり、 2023年の年間でも1位に輝いた。
    メンバー3人の個性の組み合わせによるシナジーが称賛された。暗い歌詞とは対称的に明るい音楽ビデオも高評価を得た。グラミーでは「ロック楽曲賞」「ロック演奏・歌唱賞」にもノミネート。




  • ジョン・バティーステ
    (Jon Batiste)
    「ワーシップ」
    (Worship) 前々年のグラミーで突如アルバム賞を獲得して大ブレイクしたバティステ。 世界中の民族音楽を結集させた新作アルバム「ワールド・ミュージック・レディオ」を出した本年度も、 再び商業的ヒットとは無縁ながら大量ノミネートを果たした。
    レコード賞候補となった本曲は、シンプルに世界平和を呼びかけるポップな賛美歌。 冒頭から「私たちは生まれつき同じ(We are born the same)」と繰り返し、 途中で曲調が民族風に変わったところで「立ち上がれ(レバンタテ!)」とスペイン語で訴える。
    レコード賞ノミネート8組の中で唯一の男性アーティスト。




  • ヴィクトリア・モネ
    (Victoria Monét)
    「オン・マイ・ママ」
    (On My Mama) デビューアルバムからの第3弾シングル。 自分が母親譲りの魅力的な女性だと自賛する歌。 産後うつ病に悩んでいる時に書いたという。 2021年2月に最初の子供(娘)を産んだとき、当時はまだコロナ禍が深刻で子育てにも仕事にも不安を抱えた。 そこで、あえてポジティブな自分像を描き、そこに向かって歩むことにしたという。ソウルフルで滑らかなグルーヴ感も魅力。 公式ビデオと併せて、本年度の音楽界の「女性パワーの爆発」を象徴する曲の一つとされる。
    グラミーでは、新人賞を含む7部門ノミネート。 新人といっても、すでに10年以上にわたって一流の人気ソングライターとして活躍しており、 アリアナ・グランデ「7リングス」などの共作者としても有名。




  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?」
    (What Was I Made For?) 楽曲賞を受賞した。
    説明

歴代のレコード賞→

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楽曲賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

「ホワット・ワズ・アイ・メイド・フォー?」
(What Was I Made For?)
(作曲・作詞:ビリー・アイリッシュ&兄フィニアス)

社会現象となった映画「バービー」の挿入歌。劇中の絶妙なタイミングで流れ、観客を泣かせた。 風刺やギャグがてんこ盛りの映画にあって、物語の本質的なメッセージを届けるアンカーのような役割を果たした。  

「私は何のために作られたの?」という曲名の通り、自らの存在意義を問いかける歌。 人生の曲がり角に来た人の戸惑いや達観、希望が描かれる。 テーマの普遍性と美しいメロディにより、バービーやアイリッシュのファン層だけでなく、シニア層まで幅広く共感を得た。

心に染み込んでくるアイリッシュのソフトな高音ボーカルも魅力。歌手としての卓越した表現力がこれまで以上に称賛された。

いつものように兄フィニアスと2人で作曲した。グレタ・ガーウィグ監督から脚本の草稿を見せてもらい、主人公にインスパイアされて書いたという。兄妹2人が同時に陥った作曲家としてのスランプを打ち破る作品になったとされる。

2001年12月、米ロサンゼルス生まれ。デビュー後の2020年グラミー賞で主要4部門を全制覇。翌年もレコード賞を獲った。楽曲賞は2回目。

<受賞スピーチ▼>
  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「アンチ・ヒーロー」
    (Anti-Hero) (作曲・作詞:テイラー・スウィフト&ジャック・アントノフ)




  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「バンパイア」
    (Vampire) (作曲・作詞:オリビア・ロドリゴ&ダン・ナイグロ)




  • ジョン・バティステ
    (Jon Batiste)
    「バタフライ」
    (Butterfly) (作曲・作詞:ジョン・バティステ&ダン・ウィルソン)




  • シザ
    (SZA)
    「キル・ビル」
    (Kill Bill) (作曲・作詞:シザ&ロブ・バイセル&カーター・ラング)




  • マイリー・サイラス
    (Miley Cyrus)
    「フラワーズ」
    (Flowers) (作曲・作詞:マイリー・サイラス&オールデイ&マイケル・ポラック)




  • デュア・リパ
    (Dua Lipa)
    「ダンス・ザ・ナイト」
    (Dance the Night) (作曲・作詞:キャロライン・アイリン&マーク・ロンソン&デュア・リパほか)




  • ラナ・デル・レイ
    (Lana Del Rey)
    「A&W」 (作曲・作詞:ラナ・デル・レイ&ジャック・アントノフ&サム・デュー)

歴代の楽曲賞→

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アルバム賞 テイラー・スウィフト
(Taylor Swift)

「ミッドナイツ」
(Midnights)
4度目のアルバム賞獲得という新記録を樹立した。 これまではフランク・シナトラ、スティービー・ワンダー、ポール・サイモンと最多タイ記録で並んでいたが、 34歳という若さで伝説の偉人たちをあっさり抜き去った。

2作目「フィアレス」により史上最年少(20歳)での初受賞を果たしたのが2010年。 カントリーから完全脱却したポップ作「1989」で2度目(2016年)、 フォーク調の内省的な「フォークロア」で3度目(2021年)の受賞を飾っていた。

本作は通算10枚目のスタジオ・アルバム。 「夜中の与太(よた)話」を集めたコンセプト・アルバムで、自身の「寝れない夜」が発想の元になったという。 抑制の効いたサウンドと歌唱が特徴。

2022年10月にリリースされ、しばらく米アルバムチャート1位を独走。 シングルチャート上位10位までを本作の収録曲が独占するという前代未聞の事態も起こした。 キャリア最高級の商業的な成功となった。

1989年12月、米東部ペンシルベニア州生まれ。 10歳からカラオケ大会やカントリー音楽イベントで歌唱力を発揮。 その才能を伸ばすべく、両親と共にカントリーの中心地である南部テネシーに転居した。

12歳でギターを手にしてから本格的に曲をつくり始め、早くも14歳で作詞・作曲者として大手音楽出版社と契約。 授業中はノートに詞を書き留め、放課後はデモテープを作ってレコード会社に送る日々だったという。

2006年に16歳でカントリー歌手としてデビュー。 設立されたばかりのインディーズ・レーベル「ビッグマシン・レコード」の第1弾アーティストだった。

みずみずしくさわやかな歌声で人気を獲得。 学生生活の不安や、引っ込み思案の女の子の片思いなどを歌のテーマとして取り上げ、若者から絶大な支持を集めた。 簡素ながらセンス抜群のファッションも魅力とされた。

「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」などの大ヒットを連発しつつ、 ポップやロックの領域に足場を移行。「シェイク・イット・オフ」のような心浮き立つ大衆歌も生み出し、グラミー賞を次々と獲得していった。

2020年ごろからは私小説的な作風が目立つようになり、誌や曲調に深みが増した。

ファン層の厚みと熱烈ぶりは桁違い。 2023年のツアーでは米国史上最高のコンサート収入を獲得した。その模様を収めた映画も全米で爆発的にヒット。 ビジネスセンスも秀逸で、音楽界の傑出したリーダーとして業界全体を引っ張る。

<受賞スピーチ▼>
  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「ガッツ」
    (Guts) デビュー作「サワー」で主要4部門すべてにノミネートされてから2年。 「2枚目のジンクス」を見事に破った秀作として称賛され、 商業的にも成功した。 シングル「バンパイア」なども大ヒット。
    全般的にロック色を強めたのが特徴。バンド演奏音を取り入れ、 ニューウェイブ、グランジ、エモといったロック系サブジャンルの要素も採用。 1990年代の風味もある。 収録曲「ホームスクール・ガール」はロック楽曲賞にノミネートされた。
    歌詞の面では18~20歳の心情をウィットに富んだ言葉で表現し、共感を得た。




  • シザ
    (SZA)
    「SOS」
    (エス・オー・エス) 大成功したデビューアルバムから5年余。 超待望作としての期待値を軽く超えてみせた渾身の一作。 磨きがかかった歌唱力と、R&Bの領域を一気に広げた創造性が称賛された。
    2022年12月リリース。全米で10連続1位となった。 第一弾シングル「キル・ビル」も1位。全23曲の力作。
    ローリングストーン誌などの主要音楽メディアから相次いで年間ベストアルバムに選出された。 グラミーでは、テイラー・スウィフトらを上回る最多9ノミネートを獲得した。 主要部門とR&B部門に加えて、ポップ部門やラップ部門でも候補入り。
    1989年、米セントルイス生まれ。




  • ボーイジーニアス
    (Boygenius)
    「ザ・レコード」
    (The Record) 米国インディロック界の実力派3人が組んだスーパーバンドの初アルバム。英NME誌が選ぶ年間ベストアルバム1位。
    お互いのファンだったという3人の女性シンガー・ソングライターにより2018年に結成。 EP1枚とツアーを経て本作をリリース。期待を大きく上回る評価と商業的成功を得た。
    グラミー賞では、アルバムとレコードの主要2部門に加えて、ロック部門やオルタナ部門でも候補入りして計7ノミネート。
    メンバー:フィービー・ブリジャーズ&ジュリアン・ベイカー&ルーシー・ダッカス




  • マイリー・サイラス
    (Miley Cyrus)
    「エンドレス・サマー・バケーション」
    (Endless Summer Vacation) 通算8枚目のスタジオ・アルバム。 音楽シーンを席巻した2013年の4枚目「バンガーズ」以来の大成功となった。シングル「フラワーズ」も世界的ヒットに。
    ノリの良さと心地よい甘さが融合。ブルージーな歌声が魅力。常に現状打破に挑んできた音楽家としての集大成。




  • ラナ・デル・レイ
    (Lana Del Rey)
    「トンネル・アンダー・オーシャン・ブルバード」
    (Did You Know That There's a Tunnel Under Ocean Blvd) 現代アメリカを代表するオルタナ系自作歌手のキャリア最高傑作。 静かで黙想的。古典性と実験性を兼ねたアメリカーナ音楽の秀作として称賛された。9枚目。
    グラミーでは、シングル「A&W」が楽曲賞にノミネートされ、さらにアルタナ部門やポップ部門で計5部門で候補に。 2016年アルバム賞にノミネートされた「ノーマン・ファッキング・ロックウェル」を上回る賞成績となった。
    1985年ニューヨーク生まれ。




  • ジョン・バティステ
    (Jon Batiste)
    「ワールド・ミュージック・レディオ」
    (World Music Radio) 「地球の音楽を宇宙へ向けて発信する」というラジオ放送の形をとったコンセプト・アルバム。世界中のミュージシャンを結集させた。ジャンルにとらわれない異才音楽家の真骨頂。
    様々な民族音楽や伝統音楽を、ポップス的にブラッシュアップ。とくにアフリカ、カリブ海、アジアなどの地域が重視されている。南米コロンビアの歌手カミーロや韓国NewJeansといった豪華ゲストも参加。
    レコード賞と同じく、本部門でもノミネートの中で唯一の男性アーティストとなった。
    通算7枚目。ジャズ音楽の新しい方向性を示した前作「ウィー・アー」は、マイナー作品ながらいきなりグラミーのアルバム賞を獲り、大きなサプライズとなった。今回も6部門でノミネートされた。
    米南部ニューオーリンズの音楽一家に生まれ、学生時代からピアノアルバムをリリース。ニューヨークの名門ジュリアード音楽院の仲間と結成したバンドが、全米テレビ番組のレギュラー楽団に起用され、お茶の間でお馴染みになった。37歳。




  • ジャネール・モネイ
    (Janelle Monáe)
    「エイジ・オブ・プレジャー」
    (The Age of Pleasure)
    アフロビートやレゲエを取り込んだソウルアルバム。 米大陸やカリブ海などを含む「アフリカ民の離散(ディアスポラ)へのラブレター」という思いを込めたという。
    1985年カンザス州生まれ。女優としても活躍しており、「ナイブズ・アウト:グラスオニオン」などで有名。

歴代のアルバム賞→

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新人賞 ヴィクトリア・モネ
(Victoria Monét)

※R&B歌手。新人賞とレコード賞を含む7部門ノミネートを果たした。
既に作詞作曲家として輝かしい経歴を持っており、 とくにアリアナ・グランデのデビュー当初から共作者として有名。 グランデの大ヒットアルバム「サンキュー、ネクスト」でも大半の曲づくりに参加し、グラミー賞ノミネートに名をつらねた。
2023年8月、37歳でリリースした待望の初アルバム「ジャガー2」が称賛された。
1989年、米国アトランタ生まれ。ジャネット・ジャクソンやデスティニーズ・チャイルドらの影響を受けたという。

<On My Mama▼>
<Party Girls▼>

<受賞スピーチ▼>
  • アイス・スパイス
    (Ice Spice)
    ※女性ラッパー。
    <▼in ha mood>
    <▼Boy's a liar Pt. 2(共演:ピンクパンサレス)>




  • ココ・ジョーンズ
    (Coco Jones)
    ※歌手兼女優。1988年生まれ。テネシー育ち。14歳でディズニー・チャンネルでデビューした。
    <▼ICU>




  • ジェリー・ロール
    (Jelly Roll)
    ※カントリー歌手。元強盗犯。14歳から25歳の大半を刑務所で暮らした。2010年代にラッパーとして活動した後、2020年代にカントリーへと転身し、大成功した。1984年米ナッシュビル生まれ。
    <▼NEED A FAVOR>
    <▼Son Of A Sinner>




  • ノア・カーン
    (Noah Kahan)
    ※フォーク系ポップ歌手。
    <▼Stick Season>
    <▼Northern Attitude>
    <▼Dial Drunk>




  • フレッド・アゲイン
    (Fred Again..)
    ※英国の音楽家。1993年生まれ
    <Adore U▼>
    <Delilah (Pull Me Out of This)▼>




  • グレイシー・エイブラムス
    (Gracie Abrams)
    ※映画監督J・J・エイブラムスの娘。
     ウィキ→
    <▼I know it won't work>




  • ザ・ウォー・アンド・トリーティ
    (The War and Treaty)
    ※パワフルで多彩な黒人夫婦コンビ
    <Dumb Luck▼>
    <Cold▼>

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2023年(第65回)

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主要4部門

レコード賞楽曲賞アルバム賞新人賞

2023年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 リゾ
(Lizzo)

「アバウト・ダム・タイム」
(About Damn Time)

※気分を高揚させる曲。ディスコの鼓動が響くファンク音楽であり、肯定主義者のリゾらしさが溢れる。グルーヴに満ちたベースラインやフルートの旋律、爽快なコーラスも持ち味。コロナ禍を乗り切った世界への祝福の念を込めたという。
4作目のアルバムからの第一弾シングル。大ブレイクした前作「Cuz I Love You」では、グラミー(2020年)の主要4部門すべてにノミネートされたが、ビリー・アイリッシュに全敗を喫した。ポップ部門やR&B部門での受賞にとどまった。
今回の主要4部門では、ビヨンセとアデルという2大歌姫が有利と予想されていたが、シンプルで底抜けな陽気さのある米国らしい本作が大どんでん返しを起こした。
【配信:アマゾン

<受賞スピーチ>

<授賞式での歌唱>
  • アデル
    (Adele)
    「イージー・オン・ミー」
    (Easy On Me) ※柔らかな包容力のある歌声。「お手柔らかに(Easy On Me)」という歌詞とともに、優しい雰囲気に包まれる。 世界40か国・地域で1位となり、このうち米国ビルボードでは10週1位に輝いた。
    【配信:アマゾン



  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「ブレイク・マイ・ソウル」
    (Break My Soul)
    【配信:アマゾン】 ※新作アルバムからの第一弾シングル。ハウス・ミュージック系の楽曲。ビヨンセのソロ歌手としての8曲目の全米1位。2009年の「シングル・レディース」以来、13年7か月ぶりの1位だった。 怒りやストレスを手放そうというメッセージが込められている。



  • ハリー・スタイルズ
    (Harry Styles)
    「アズ・イット・ワズ」
    (As It Was) 【配信:アマゾン



  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「ユー・アンド・ミー・オン・ザ・ロック」
    (You and Me on the Rock) 【配信:アマゾン



  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「ザ・ハート・パート5」
    (The Heart Part 5) 【配信:アマゾン
    ※ソウルとジャズを取り入れた親しみやすい曲調のヒップホップ。マービン・ゲイの「アイ・ウォント・ユー」(1976年)のサンプリングを使用している。歌詞では、殺人事件が頻繁に起きる地元の現実を嘆く。ギャングに射殺されたラッパー兼慈善活動家ニプシー・ハッスルの訃報を受けたときの悲しみ、怒りをぶちまける。



  • スティーブ・レイシー
    (Steve Lacy)
    「バッド・ハビット」
    (Bad Habit) 【配信:アマゾン



  • アバ
    (ABBA)
    「ドント・シャット・ミー・ダウン」
    (Don't Shut Me Down)



  • ドージャ・キャット
    (Doja Cat)
    「ウーマン」
    (Woman) 【配信:アマゾン



  • メアリー・J・ブライジ
    (Mary J Blige)
    「グッド・モーニング・ゴージャス」
    (Good Morning Gorgeous)

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楽曲賞

 ※作曲・作詞者が対象
ボニー・レイット
(Bonnie Raitt)

「ジャスト・ライク・ザット」
(Just Like That)

(作曲・作詞:ボニー・レイット)


※デビューから52年の大ベテラン歌手兼ギターリスト。 グラミー賞は13個目。 1990年に「ニック・オブ・タイム」でアルバム賞を受賞して以来、2度目の主要4部門での受賞となった。
「Just Like that your life can change (そんな風に人生が変わることもある)」と唄う本作は、レイットが単独で作詞・作曲した。歌詞のインスピレーションとなったのは、地元ニュースで知ったある女性の話。その女性は、脳死状態になった息子の臓器移植を申し出て、別の男性の命を救った。後日、その男性と面会したところ、男性から「私の胸に手を当てて、息子さんの心臓の鼓動を感じてみませんか」と言われたという。
通算21作目のアルバムのタイトル曲になった。
【配信:アマゾン


<受賞スピーチ>
  • アデル
    (Adele)
    「イージー・オン・ミー」
    (Easy On Me)
    (作曲・作詞:アデル、グレッグ・カースティン)
    ※このコンビは、アデルの「ハロー」で6年前に楽曲賞を受賞した。 さらに、アデルは「ローリング・イン・ザ・ディープ」、 カースティンはケリー・クラークソンの「ストロンガー」でもそれぞれノミネートされたことがある。
    【配信:アマゾン


  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「オール・トゥー・ウェル(10分版、テイラー・バージョン)」
    (All Too Well (10 Minute Version) (Taylor's Version))


  • ゲイル
    (Gayle)
    「ABCDEFU」
    (エイ・ビー・シー・ディ・イー・エフ・ユー)
    【配信:アマゾン


  • DJキャレド
    (DJ Khaled ft Rick Ross, Lil Wayne, Jay-Z, John Legend & Fridayy)
    「ゴッド・ディド」
    (God Did)


  • ハリー・スタイルズ
    (Harry Styles)
    「アズ・イット・ワズ」
    (As It Was)
    (作曲・作詞:ハリー・スタイルズ、トム・ハルほか)
    【配信:アマゾン


  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「ブレイク・マイ・ソウル」
    (Break My Soul)
    (作曲・作詞:ビヨンセ、ジェイZ、ザ・ドリーム、トリッキー・スチュワートほか)
    【配信:アマゾン


  • リゾ
    (Lizzo)
    「アバウト・ダム・タイム」
    (About Damn Time)
    (作曲・作詞:ブレイク・スラットキン、リッキー・リードほか)
    【配信:アマゾン


  • スティーブ・レイシー
    (Steve Lacy)
    「バッド・ハビット」
    (Bad Habit)
    【配信:アマゾン


  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「ザ・ハート・パート5」
    (The Heart Part 5)
    【配信:アマゾン

歴代の楽曲賞→

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アルバム賞 ハリー・スタイルズ
(Harry Styles)

「ハリーズ・ハウス」
(Harry's House)


※おしゃれで骨太なポップアルバム。 「ハリーズ・ハウス」という題名は、ハリーが尊敬する日本の音楽家、細野晴臣の1973年の名盤「ホソノ・ハウス」から付けられた。来日した際に「ホソノ・ハウス」と出会い、惚れ込んだという。サウンド面でも、細野らが1970年代後半から1980年代にかけて流行させたシティ・ポップ(都会的な現代音楽)の影響を受けた。「ホソノ・ハウス」と同様、歌詞世界は内省的。
ソロ歌手として3作目のアルバムである。一世を風靡した英国ボーイ・バンド「ワン・ダイレクション」の活動が休止したのが6年前。ソロ1作目は大成功したが、グラミーには完全に無視された。2作目も大ヒットだったが、主要4部門のノミネートからは外され、ポップ部門にて初受賞を果たした。
今作は過去2作をさらに上回る特大ヒットとなり、時代を代表するシンガー・ソングライターとしての評価もさらに高くなった。 グラミーでも主要3部門全てにノミネートされ、このうち最高の栄誉とされるアルバム賞を制した。アデルやビヨンセといったグラミー常連の強豪を抑えての栄冠。「アイドル出身」というマイナス要素を完全に払拭した。
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<受賞スピーチ>
  • アデル
    (Adele)
    「30」
    (サーティー)
    ※4枚目のスタジオ・アルバム。2021年11月発売。 2015年の「25」以来6年ぶりの新作。 題名の通り、30歳前後の自分に起きたことをテーマにしている。 離婚、出産、子育て・・・。様々な経験や試練を重ねた女性として、落胆、孤独、再生、希望を歌う。
    ポップ、ソウル、ジャズなどのジャンルを多彩に網羅。 多くの批評家が「アデルの歴代ベスト」と評した。 年末まで残り40日というタイミングで発売されたにもかかわらず、2021年に世界で最も売れたアルバムとなった。
    アデルは2018年、すでに一児をもうけていた男性と結婚した。しかし、早々に別居し、2021年に離婚成立。 そんな私生活の波乱の中で制作に取り掛かった。
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  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「ルネッサンス」
    (Renaissance)
    ※2016年の傑作「レモネード」以来6年ぶりのスタジオ・アルバム。これまでのキャリアで最も長いインターバルを経ての新作となった。通算7枚目。ダンス音楽を中心に据えており、とくにハウス・ミュージックの要素が強い。コロナ禍の閉塞状態からの脱却に向けて、「心と体の解放」がテーマになった。3部作の第一弾として位置づけられている。
    今回のグラミーで最多9個のノミネートを獲得。その結果、累計ノミネート数が夫ジェイZと並ぶ史上最多の88に達した。とはいえ、主要4部門を受賞したのは1回のみ。「シングル・レディース」で歌曲賞(2010年)を獲っただけである。前作アルバム「レモネード」は最優秀アルバム賞が有望視されていたが、アデルに敗れた。
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  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ」
    (Mr. Morale & The Big Steppers)
    ※世界最強の現役ラッパーによる通算5枚目のスタジオ・アルバム。4枚続けて最優秀アルバム賞にノミネートされるというグラミー史上初の新記録を樹立した。前作「ダム(DAMN.)」以来5年ぶりとなる新作。この間、2人の子供に恵まれる一方で、創作活動的には「ライターズ・ブロック」と呼ばれる停滞期に陥った。本作は、これまでで最も個人的な内容とされ、自らの心理セラピーの一環として、過去の経験に思いを馳せる内容となっている。幼少期、トラウマ、男らしさの過度な追求、キャンセル・カルチャー、セレブ崇拝など題材は多岐にわたる。全19曲。
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  • バッド・バニー
    (Bad Bunny)
    「ウン・ベラノ・シン・ティ」
    (Un Verano Sin Ti)
    ~あなたのいない夏
    ※スペイン語の作品として史上初のアルバム賞ノミネートとなった。全米ビルボードのアルバム・チャートで13週連続1位を独走。ラテン音楽の人気を象徴する一作となった。プエルトリコ出身の歌手兼ラッパー。得意ジャンルはレゲトンとラテン・トラップ。本作が4枚目のアルバム。
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  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「イン・ジーズ・サイレント・デイズ」
    (In These Silent Days)
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  • リゾ
    (Lizzo)
    「スペシャル」
    (Special)
    【配信:アマゾン


  • コールドプレイ
    (Coldplay)
    「ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ」
    (Music Of The Spheres)


  • メアリー・J・ブライジ
    (Mary J Blige)
    「グッド・モーニング・ゴージャス」
    (Good Morning Gorgeous)


  • アバ
    (ABBA)
    「ヴォヤージ」
    (Voyage)

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新人賞 サマラ・ジョイ
(Samara Joy)


※ジャズ歌手。圧倒的な歌唱力と表現力が高く評価された。ジャズ歌唱アルバム賞との2冠を獲得。
ニューヨーク出身。ゴスペル音楽一家で育った。ニューヨーク州立大学に在籍中にシンガーとしての傑出した才能を見いだされてデビューした。受賞時23歳。
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<受賞スピーチ>
  • ラトー
    (Latto)


  • マニー・ロング
    (Muni Long)


  • ウェット・レッグ
    (Wet Leg)


  • アニッタ
    (Anitta)


  • マネスキン
    (Måneskin)
    ※イタリアのロックバンド


  • オマー・アポロ
    (Omar Apollo)


  • トビー・ノウィーグェ
    (Tobe Nwigwe)
    ※ラッパー


  • モリー・タトル
    (Molly Tuttle)


  • ドミ&JDベック
    (DOMi&JD Beck)

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2022年(第64回)

2022年の全部門はこちらのページ→へ。

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主要4部門

レコード賞楽曲賞アルバム賞新人賞

2022年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 シルク・ソニック
(Silk Sonic)

「リーブ・ザ・ドア・オープン」
(Leave the Door Open)
 動画→

 動画(和訳)→

 動画(ライブ)→

甘くて爽やかなソウル調の歌。1970年代に流行した都会的なフィラデルフィア・ソウルのサウンドが、郷愁を誘います。

「君のためにドアを開けたままにしておくよ」というメッセージ。それはロマンチックな口説き文句であると同時に、コロナ禍で閉塞感を抱える人たちの心を解きほぐす開放的な曲として共感を得ました。

シルク・ソニックは、グラミー賞常連のブルーノ・マーズ(36歳)と、歌手兼ラッパーのアンダーソン・パーク(36歳)の2人によるR&Bユニット。本作が第一弾のリリースとなりました。

2人は、ブルーノの2017年の欧州ツアーでパークが前座を務めたことをきっかけに意気投合。ツアーの合間に一緒に音楽をつくるようになりました。

アンダーソン・パークはラップ部門やR&B部門で過去3個のグラミー賞を獲得するなど、優れた音楽家として知られていましたが、天才的プロデューサーでもあるブルーノがさらに力を引き出しました。

今回のグラミーでシルク・ソニックはレコード賞、楽曲賞の主要2冠に加えて、R&B歌唱賞、R&B楽曲賞も獲得。計4冠に輝きました。

ブルーノ・マーズは2010年代のグラミー賞において、アデルとともに最強の受賞歴を誇った王者。今回も大衆音楽の黄金期だった1970年代を想起させるノスタルジックな曲でベテランのグラミー会員の心をつかみました。

ブルーノ・マーズのレコード賞受賞は3度目。2016年に「アップタウン・ファンク」、2018年に「24Kマジック」で受賞しています。3回の受賞は、サイモン&ガーファンクルのポール・サイモン(「ミセス・ロビンソン」「明日に架ける橋」「グレイスランド」)に続き史上2人目です。

なお、シルク・ソニックの第一弾アルバムは2022年11月発売だったため、今回のグラミーの期限に間に合いませんでした。
  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「ドライバーズ・ライセンス」
    (Drivers License)
     動画→
     動画(和訳)→
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  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「ハピアー・ザン・エバー」
    (Happier Than Ever)
     動画→
     動画(和訳)→
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  • リル・ナズ・X
    (Lil Nas X)
    「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」
    (Montero - Call Me By Your Name)
     動画→
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  • レディー・ガガ&トニー・ベネット
    (Lady Gaga and Tony Bennett)
    「アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー」
    (I Get a Kick Out of You)
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  • ドージャ・キャット ft シザ
    (Doja Cat ft SZA)
    「キス・ミー・モア」
    (Kiss Me More)
     動画→

  • ジャスティン・ビーバー ft ダニエル・シーザー&ギヴィオン
    (Justin Bieber ft Daniel Caesar, Giveon)
    「ピーチズ」
    (Peaches)
     動画→
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  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「ライト・オン・タイム」
    (Right On Time)
     動画→
     配信(Amazon)→

  • アバ
    (Abba)
    「アイ・スティル・ハブ・フェイス・イン・ユー」
    (I Still Have Faith in You)
     動画→
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  • ジョン・バティステ
    (Jon Batiste)
    「フリーダム」
    (Freedom)
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歴代のレコード賞→

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楽曲賞

※作曲・作詞者が対象
シルク・ソニック
(Silk Sonic)

「リーブ・ザ・ドア・オープン」
(Leave the Door Open)

(作曲・作詞:ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パーク&Dマイル&ブロディ・ブラウン)
 動画→

 動画(和訳)→

<受賞スピーチ>

歴代の楽曲賞→

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アルバム賞 ジョン・バティステ
(Jon Batiste)

「ウィ・アー」
(We Are)
 動画→

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ジョン・バティステは、ジャズ、R&Bなどを幅広く手がける異才の音楽家。歌手(シンガー・ソングライター)でありピアニストです。35歳。

米南部ニューオーリンズ地区出身。黒人の音楽一家に生まれ、幼少期から才能を発揮。学生時代からピアノ演奏のアルバムを出していました。

ニューヨークの名門「ジュリアード音楽院」の仲間とともに結成したバンドが、地上波テレビのコメディ番組のレギュラーバンドとして抜擢され、お茶の間でも有名になりました。

米ピクサー映画「ソウルフル・ワールド」の音楽を担当し、アカデミー賞(2021年)で作曲賞を受賞。

今回グラミー賞では最多となる11個のノミネートを獲得し、音楽業界を驚かせました。アルバム賞を獲得した『We Are』は8枚目のスタジオアルバムです。

<受賞スピーチ>

歴代のアルバム賞→

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新人賞 オリビア・ロドリゴ
(Olivia Rodrigo)
 動画→

 動画(和訳)→
 動画→

19歳の自作歌手(シンガー・ソングライター)。カリフォルニア州出身。

16歳でディズニーの配信ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」に俳優として出演。「ドライバーズ・ライセンス」で歌手デビューしました。

ドライバーズ・ライセンスは、運転免許をとり、さっそく住宅街をドライブをしている少女の話。「共鳴できる歌」として世界中で愛されました。

米ビルボードで初登場1位を獲得。8週連続トップを維持しました。デビューシングルとして史上最長の連続1位の記録となりました。

デビューアルバムアルバム『サワー(Sour)』も大ヒット。音楽評論家たちは「Z世代が生んだ傑作」として称賛。とりわけ率直で勇敢な歌いっぷりが支持を集めました。

ロドリゴは主要4部門全てでノミネートされました。大方の事前予想では、レコード賞と楽曲賞で最有力と見られていましたが、ブルーノ・マーズ率いるシルク・ソニックに敗れました。

一方、ポップ部門で「ポップ・ソロ賞」と「ポップ歌唱アルバム賞」を受賞。3冠となりました。

<受賞スピーチ>

  • ザ・キッド・ラロイ
    (The Kid LAROI)
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  • スウィーティー
    (Saweetie)
     動画→

  • フィニアス
    (Finneas)
     動画→
    ※ビリー・アイリッシュの兄であり、プロデューサー

  • ジャパニーズ・ブレックファスト
    (Japanese Breakfast)
     動画→
    ※韓国系アメリカ人の音楽家ミシェル・ザウナーによるインディ・ロックバンド

  • アルージ・アフタブ
    (Arooj Aftab)
     動画→
    ※パキスタン出身の女性歌手

  • アーロ・パークス
    (Arlo Parks)
     動画→

  • ジミー・アレン
    (Jimmie Allen)
     動画→
    ※黒人カントリー歌手

  • ベイビー・キーム
    (Baby Keem)
     動画→
    ※ケンドリック・ラマ―の従兄弟ラッパー

  • グラス・アニマルズ
    (Glass Animals)
     動画→

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2021年(第63回)

2021年の全部門の結果はこちらのページ→へ。

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主要4部門

レコード賞楽曲賞アルバム賞新人賞

2021年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

「エヴリシング・アイ・ウォンテッド」
(Everything I Wanted)

2年連続のレコード賞の受賞。2001年、2002年のU2(ユーツー)以来の快挙となった。

ピアノ伴奏によるスローな曲。飛び降り自殺する夢を見た後、不安定な精神状態と向き合うために書いたという。兄フィニアスと共同で作曲・作詞。兄との絆も表現されている。


 動画→

 動画(歌詞と和訳)→

 動画(ライブ)→

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ビリー・アイリッシュ

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アルバム賞 テイラー・スウィフト
(Taylor Swift)

「フォークロア」
(Folklore)

今回で3度目のアルバム賞。史上4人目の快挙となった。女性では初。

8枚目のスタジオ・アルバム。フォーク音楽の要素を取り入れ、全体的に詩的で落ち着いた雰囲気なのが特徴。同時に、米国インディ・ロック界を代表するバンド「ナショナル」のメンバーらを主要制作陣に迎え、新しい音響アートの世界を追及した。

米ビルボードのアルバムチャートで8週1位を獲得。


 動画→

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フォークロア

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楽曲賞 ハー(H.E.R)

「アイ・キャント・ブリーズ」
(I Can't Breathe)

(作曲・作詞:H.E.R、ディーマイル、ティアラ・トーマス)

※黒人男性が警察官に取り押さえられ、「息が出来ない(I can't breathe)」と言いながら窒息死した事件をテーマにした歌。


 動画→

 歌詞(動画)→

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アイ・キャント・ブリーズ
  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「カーディガン」
    (Cardigan)
    (作曲・作詞:テイラー・スウィフト&アーロン・デスナー)
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     動画(歌詞付き)→
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  • デュア・リパ
    (Dua Lipa)
    「ドント・スタート・ナウ」
    (Don't Start Now)
    (作曲・作詞:イアン・カークパトリック、デュア・リパほか)
     動画→
     動画(和訳)→
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  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「ブラック・パレード」
    (Black Parade)
    (作曲・作詞:ビヨンセ、デレク・ディキシーほか)
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  • ビリー・アイリッシュ
    (Billie Eilish)
    「エヴリシング・アイ・ウォンテッド」
    (Everything I Wanted)
    (作曲・作詞:ビリー・アイリッシュ&兄フィニアス・オコネル)
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  • ポスト・マローン
    (Post Malone)
    「サークルズ」
    (Circles)
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  • JPサックス ft ジュリア・マイケルズ
    (JP Saxe ft Julia Michaels)
    「イフ・ザ・ワールド・ワズ・エンディング」
    (If the World Was Ending)
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  • ロディ・リッチ
    (Roddy Ricch)
    「ザ・ボックス」
    (The Box)
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新人賞 ミーガン・ジー・スタリオン
(Megan Thee Stallion)


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ミーガン・ジー・スタリオン

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2020年(第62回)の主要4部門

ビリー・アイリッシュがレコード賞、アルバム賞、楽曲賞、新人賞の主要4部門すべてを独占しました。主要四部門の同時受賞は、1981年のクリストファー・クロス以来、39年ぶり。史上2人目の快挙です。テイラー・スウィフトが保持していたソロ・アーティストとしてのアルバム賞受賞の最年少記録も塗り替えました。

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2020年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

「バッド・ガイ」
(Bad Guy)

地を這うようなビートとベースが特徴。 アイリッシュならではのウィスパーボイス(ささやき声)とともに、ダークな雰囲気を醸し出している。

始まった瞬間、不穏だがキャッチーなベースが鳴り響く。 どこか聴き覚えがあるような親しみやすさと、今まで聴いたことがないような異質さが同居。 中毒性が高く、何度もリピートしてしまう。 暗くて内省的なのに踊れる。

公式ビデオでは、タランチュラが口を這い、目から黒い涙を流す。

アイリッシュは主要4部門を独占。クリストファー・クロスに次いで史上2人目。39年ぶりの快挙。

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ビリー・アイリッシュ
  • リゾ
    (Lizzo)
    「トゥルース・ハーツ」
    (Truth Hurts)

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  • リル・ナズ・X
    (Lil Nas X)
    「オールド・タウン・ロード」
    (Old Town Road)

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  • アリアナ・グランデ
    (Ariana Grande)
    「セブン・リングス(7つの指輪)」
    (7 rings)

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  • ハー
    (H.E.R.)
    「ハード・プレイス」
    (Hard Place)
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  • カリード
    (Khalid)
    「トーク」
    (Talk)
     動画→
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  • ポスト・マローン
    (Post Malone)
    「サンフラワー」
    (Sunflower)
     動画→
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  • ボン・イヴェール
    (Bon Iver)
    「ヘイ・マー」
    (Hey Ma)
     動画→
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 ※歴代のレコード賞→
アルバム賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

「ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?」
(When We All Fall Asleep, Where Do We Go?)


授賞式時点で18歳。最優秀アルバム賞を受賞した年齢としては、テイラー・スウィフトの最年少記録を塗り替えた。

21世紀生まれのアーティストとして初の全米アルバム1位に輝いた。 ジェネレーションZのティーンエイジャーの心情を表現し、 世界中の若者を熱狂させた。タイトルの意味は「私たちは眠りについたらどこに行くの?」。兄と共同で自宅で制作。

米ロサンゼルス出身。両親はともに俳優。 わずか14歳で、自主制作のシングル「オーシャン・アイズ」をインターネット上で発表した。 兄フィネアスが自身のバンドのために書いた曲だった。

メジャーデビューにあたって、レコード会社は大物プロデューサーを起用することを提案したという。しかし、アイリッシュはこれを拒否。兄フィアネスとの共同作業を貫いた。

トラップ(ヒップホップ)の重低音、ジャズのコード感、インディー・フォークの繊細さ、そしてホラー映画のような不気味な音響効果。これらが一つのスタイルとして統一されており、新鮮味がたっぷり。

睡眠麻痺(金縛り)、ナイトメア(悪夢)、希死念慮、環境問題など、10代が抱える不安や孤独が、装飾せずにダークなまま表現されている。

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  • リゾ
    (Lizzo)
    「コズ・アイ・ラブ・ユー」
    (Cuz I Love You)
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  • アリアナ・グランデ
    (Ariana Grande)
    「サンキュー・ネクスト」
    (thank u, next)
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  • リル・ナズ・エックス
    (Lil Nas X)
    「セブン」
    (7)
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  • ハー
    (H.E.R.)
    「アイ・ユース・トウ・ノウ・ハー」
    (I Used to Know Her)
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  • ヴァンパイア・ウィークエンド
    (Vampire Weekend)
    「ファーザー・オブ・ザ・ブライド」
    (Father of the Bride)
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  • ボン・イヴェール
    (Bon Iver)
    「アイ、アイ」
    (i,i)
     Amazon→

  • ラナ・デル・レイ
    (Lana Del Rey)
    「ノーマン・ファッキング・ロックウェル」
    (Norman Fucking Rockwell!)
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 ※歴代のアルバム賞→
楽曲賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

「バッド・ガイ」
(Bad Guy)

(作詞・作曲:ビリー・アイリッシュ&兄フィニアス・オコネル)


 動画(歌詞ビデオ)→
  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「2人を忘れない」
    (Always Remember Us This Way)

     動画→

  • リゾ
    (Lizzo)
    「トゥルース・ハーツ」
    (Truth Hurts)

     動画→

  • ハー
    (H.E.R.)
    「ハード・プレイス」
    (Hard Place)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ラヴァー」
    (Lover)

     動画→

  • ルイス・キャパルディ
    (Lewis Capaldi)
    「サムワン・ユー・ラヴ」
    (Someone You Love)

     動画→

  • ラナ・デル・レイ
    (Lana Del Rey)
    「ノーマン・ファッキング・ロックウェル」
    (Norman Fucking Rockwell)

     動画→

  • タニヤ・タッカー
    (Tanya Tucker)
    「ブリング・マイ・フラワーズ・ナウ」
    (Bring My Flowers Now)

     動画→


 ※歴代の楽曲賞→
新人賞 ビリー・アイリッシュ
(Billie Eilish)

 動画→

 デビューアルバムAmazon→


 ※歴代の新人賞→

▲目次へ

2010年代

00年代へ▼

19年 | 18年 | 17年 | 16年 | 15年 | 14年 | 13年 | 12年 | 11年 | 10年 | 

2019年(第61回)の主要4部門

2019年の全部門の結果はこちらのページ→へ。

2020年↑ | 2019年 | 2018年↓

2019年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 チャイルディッシュ・ガンビーノ
(Childish Gambino)

「ジス・イズ・アメリカ」
(This is America)


ヒップホップ(ラップ)として史上初のレコード賞。

明るく多幸感のあるアフリカ風の合唱(ゴスペル)から、突如として重苦しく攻撃的なトラップ・ミュージックへと急転換する。アフリカ系文化の陽気さと、アメリカ社会の暴力的な現実の対比が表現されている。

「今のアメリカはこうだ(This Is America)」という残酷な現実を、最高レベルのエンターテインメントとしてパッケージ化し、世界中に突きつけた。その芸術性と批評性の高さが、保守的と言われてきたグラミー賞の審査員たちを動かした。

 動画→

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  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「ザ・ジョーク」
    (The Joke)

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  • カーディB、バッド・バニー、Jバルビン
    (Cardi B, Bad Bunny & J Balvin)
    「アイ・ライク・イット」
    (I Like It)

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  • ドレイク
    (Drake)
    「ゴッズ・プラン」
    (God's Plan)

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  • レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー
    (Lady Gaga and Bradley Cooper)
    「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」
    (Shallow)

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  • ゼッド&マレン・モリス&グレイ
    (Zedd, Maren Morris, Grey)
    「ザ・ミドル」
    (The Middle)

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  • ケンドリック・ラマー&シザ
    (Kendrick Lamar and SZA)
    「オール・ザ・スターズ」
    (All The Stars)

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  • ポスト・マローン ft 21サヴェージ
    (Post Malone ft. 21 Savage)
    「ロックスター」
    (Rockstar)

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アルバム賞 ケイシー・マスグレイヴス
(Kacey Musgraves)

「ゴールデン・アワー」
(Golden Hour)



2010年のテイラー・スウィフト『Fearless』以来のカントリー作品のアルバム賞。

カントリー音楽の伝統的なバンジョーやスチール・ギターの音色に、ボコーダー(ロボットボイス)やシンセサイザーを融合。「銀河系カントリー」とも称される浮遊感のあるサウンドを作り上げた。

アルバム全体が心地よさを包む。派手な演出に頼らず、透明感のある歌声と、無駄を省いたミニマルで洗練されたプロダクションが、聴く人に「深い癒やし」を与える。

ローリングストーン誌が2018年ベストアルバムに選出。

【配信:アマゾン
  • ケンドリック・ラマー他
    (Kendrick Lamar)
    「ブラックパンサー ザ・アルバム(サントラ)」
    (Black Panther: The Album)
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  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「By the Way, I Forgive You」
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  • ドレイク
    (Drake)
    「スコーピオン」
    (Scorpion)
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  • カーディB
    (Cardi B)
    「インベージョン・オブ・プライバシー」
    (Invasion of Privacy)
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  • H.E.R.
    (ハー)
    「H.E.R.」
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  • ジャネール・モネイ
    (Janelle Monae)
    「Dirty Computer」
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  • ポスト・マローン
    (Post Malone)
    「ビアボングズ&ベントレーズ」
    (beerbongs & bentleys)
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楽曲賞 チャイルディッシュ・ガンビーノ
(Childish Gambino)

「ジス・イズ・アメリカ」
(This is America)

(作詞・作曲:チャイルディッシュ・ガンビーノ、ルドウィグ・ゴランソン)


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  • レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー
    (Lady Gaga and Bradley Cooper)
    「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」
    (Shallow)

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  • ブランディ・カーライル
    (Brandi Carlile)
    「ザ・ジョーク」
    (The Joke)

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  • ドレイク
    (Drake)
    「ゴッズ・プラン」
    (God's Plan)

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  • エラ・メイ
    (Ella Mai)
    「ブード・アップ」
    (Boo'd Up)

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  • ショーン・メンデス
    (Shawn Mendes)
    「イン・マイ・ブラッド」
    (In My Blood)

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  • ゼッド&マレン・モリス&グレイ
    (Zedd, Maren Morris, Grey)
    「ザ・ミドル」
    (The Middle)


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  • ケンドリック・ラマー&シザ
    (Kendrick Lamar and SZA)
    「オール・ザ・スターズ」
    (All The Stars)

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新人賞 デュア・リパ
(Dua Lipa)

 デビューアルバムAmazon→

2018年(第60回)の主要4部門

2019年↑ | 2018年 | 2017年↓

2018年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ブルーノ・マーズ
(Bruno Mars)

「24カラット・マジック」
(24K Magic)


4分弱という短さに、これでもかというほどフック(耳に残るメロディ)を詰め込んだ。

「指を鳴らせ!」「みんなで騒ごう!」「俺は最高にリッチでハッピーだ!」と屈託なく歌い上げる。独特の「タメ」や「遊び心」のある歌い方は、「スワッグ(自信に満ちた振る舞い)」を感じさせる。

内省的なトラップ(ヒップホップの一種)が勢いづく中で、あえてシンプルに「パーティー、贅沢、ダンス」といったポジティブ性を前面に押し出した。それが逆に新鮮で、多くの層に支持された。

1970年代後半〜80年代のファンク、ソウル、1990年代のウェストコースト・ヒップホップのエッセンスを咀嚼(そしゃく)したうえで、豪華で洗練された現代的サウンドに仕上げた。

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楽曲賞 ブルーノ・マーズ
(Bruno Mars)

「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」
(That's What I Like)


現代的なトラップ・ミュージックのビート感と、甘いR&Bのメロディを違和感なく溶け込ませた。 誰にとっても親しみやすい究極のポップ音楽。

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  • ロジック ft アレッシア・カーラ、カリッド
    (Logic ft. Alessia Cara, Khalid)
    「1-800-273-8255」

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  • ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー ft. ジャスティン・ビーバー
    (Luis Fonsi, Daddy Yankee & Despacito ft. Justin Bieber)
    「デスパシート」
    (Despacito)

     動画(ビーバー版リミックス)→
     動画(原曲)→

  • ジェイZ
    (Jay-Z)
    「4:44」

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  • ジュリア・マイケルズ
    (Julia Michaels)
    「イシューズ」
    (Issues)

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アルバム賞 ブルーノ・マーズ
(Bruno Mars)

「24K Magic」
(24カラット・マジック)



 動画→

ブルーノ・マーズを世界最高峰へと導いた3作目のスタジオ・アルバム。2010年代の音楽シーンにおいて、世代やジャンルの垣根を超え、最も広範な支持を獲得したポピュラー・ミュージックの金字塔である。

全編を通して「音楽を純粋に享受する歓喜」に満ちている。時代の潮流であった内省的なサウンドとは一線を画す、圧倒的にポジティブで外向的なエネルギーが特徴。無駄を排除し、細部まで職人技が光る9曲で構成されている。

1990年代ニュー・ジャック・スウィングの熱狂を、21世紀のモダンな音響設計で鮮やかに再興させ、ノスタルジーと革新性を高次元で融合させた。

【配信:アマゾン
  • 「DAMN.」
    (ダム)
    ケンドリック・ラマー

    アマゾン
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  • 「Awaken, My Love!」
    (アウェイクン、マイ・ラブ!)
    チャイルディッシュ・ガンビーノ

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  • 「4:44」
    ジェイZ

    アマゾン
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  • 「Melodrama」
    (メロドラマ)
    ロード

     動画→
新人賞 アレッシア・カーラ
(Alessia Cara)

 動画→
  • シザ
    (SZA)
     動画→

  • ジュリア・マイケルズ
    (Julia Michaels)
     動画→

  • カリッド
    (Khalid)
     動画→

  • リル・ウージー・ヴァート
    (Lil Uzi Vert)
     動画→

2017年(第59回)の主要4部門

2018年↑ | 2017年 | 2016年↓

アデルが「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀アルバム賞」の主要3部門をすべて受賞。2012年にも同じ3部門を独占しており、「主要3部門独占を2回成し遂げた史上初のアーティスト」になった。

2017年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 アデル
(Adele)
「ハロー」
(Hello)


Aメロのささやくような繊細な歌い出しから、サビの「Hello from the other side!」で爆発する圧倒的な声量まで、1曲の中での感情の起伏が凄まじく、聴き手を一瞬で引き込む。

Aメロででは、ピアノと歌声、そしてかすかな背景音のみ。プロデューサーのグレッグ・カースティン自身が弾いたピアノは、あえて「こもったような、少し遠くで鳴っているような音」に調整されている。これにより、聴き手は「アデルが暗い部屋で一人で電話をかけている」という孤独な情景を瞬時にイメージさせられる。

サビの冒頭「Hello from the other side!」の瞬間に、厚みのあるドラム、重厚なベース、そして何層にも重ねられたシンセサイザーが一気に押し寄せる。この「静」から「動」への落差が、感情の決壊を表現しており、鳥肌が立つような衝撃を生む。

制作中、もっと多くの楽器やアレンジが試されたというが、アデルとグレッグ・カースティンは、最終的に「歌声を邪魔するものはすべて削る」選択をしたという。

 動画→
  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「フォーメーション」
    (Formation)

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  • ルーカス・グラハム
    (Lukas Graham)
    「7 イヤーズ」
    (7 Years)

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  • リアーナ ft ドレイク
    (Rihanna ft. Drake)
    「ワーク」
    (Work)

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  • トウェンティ・ワン・パイロッツ
    (twenty one pilots)
    「ストレスト・アウト」
    (Stressed Out)

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楽曲賞 アデル
(Adele)

「ハロー」
(Hello)

(作詞・作曲:アデル&グレッグ・カースティン)


「過去の自分や、かつての恋人への謝罪と未練」という、誰もが人生で一度は感じる感情を突いた。単なる失恋ソングではなく、大人になってから振り返る「若かったあの頃」へのノスタルジーが、世代を超えて支持された。

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  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「フォーメーション」
    (Formation)

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  • マイク・ポズナー
    (Mike Posner)
    「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」
    (I Took A Pill In Ibiza)

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  • ジャスティン・ビーバー
    (Justin Bieber)
    「ラヴ・ユアセルフ」
    (Love Yourself)

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  • ルーカス・グラハム
    (Lukas Graham)
    「7 イヤーズ」
    (7 Years)

     動画→
アルバム賞 アデル
(Adele)

「25」



当時、音楽業界はすでにストリーミング(Spotifyなど)へ移行し、アルバムを丸ごと買う習慣が薄れていました。

当初、アデルはストリーミング配信を制限し、「CDやダウンロードで購入して1曲目から最後まで聴く」という体験を世界中に強いた。これに世界が熱狂したことが、「アルバムという作品形態の重要性」を再認識させた。

アメリカで発売初週に338万枚を販売。それまで15年間破られなかったイン・シンク(*NSYNC)の記録を塗り替え、史上最大の初週売上を記録した。

前作『21』が「失恋の痛み」をぶつけたアルバムだったのに対し、今作『25』は「過去の自分、失った時間、そして大人になること」との和解(Make-up)をテーマにした。母親になり、20代半ばを迎えた彼女が歌う「もう若くない自分への戸惑い」は、同世代だけでなく、かつて若者だった全世代の共感を誘った。

 動画→

【配信:アマゾン
  • 「レモネード」
    (Lemonade)
    ビヨンセ

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  • 「パーパス」
    (Purpose)
    ジャスティン・ビーバー

    アマゾン
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  • 「ア・セイラーズ・ガイド・トゥ・アース」
    (A Sailor's Guide To Earth)
    スターギル・シンプソン

    アマゾン
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  • 「ヴューズ」
    (Views)
    ドレイク

     アマゾン
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新人賞 チャンス・ザ・ラッパー
(Chance The Rapper)
  • ケルシー・バレリーニ
    (Kelsea Ballerini)

  • ザ・チェインスモーカーズ
    (The Chainsmokers)

  • マレン・モリス
    (Maren Morris)

  • アンダーソン・パーク
    (Anderson.Paak)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2016年(第58回)の主要4部門

2017年↑ | 2016年 | 2015年↓

2016年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 マーク・ロンソン ft ブルーノ・マーズ
(Mark Ronson ft. Bruno Mars)
「アップタウン・ファンク」
(Uptown Funk)


昔のファンクを知る世代には「懐かしく」、知らない若い世代には「最高にクールで新しい」と感じさせる全世代対応のサウンド。

楽器の音がアクセントをずらして重なり合うことで、聴き手に「次はどう来る?」という心地よい緊張感を与え続ける。

ブルーノ・マーズは、サビの「Uptown funk you up, Uptown funk you up」で拍のジャストの位置よりもわずかに遅らせて歌うことで、ファンク特有の「重み」と「粘り」を生み出している。

マーク・ロンソンは本曲の制作において、「ヴィンテージのアナログ機材」に徹底的にこだわったという。デジタル録音ではなく、あえて古いアンログ・テープのマシンを使用。デジタルでは出せない温かみのある歪みや、音がギュッと詰まったような「パンチ力」を生んだ。

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  • ディアンジェロ・アンド・ザ・ヴァンガード
    (D'Angelo and The Vanguard)
    「リアリー・ラブ」
    (Really Love)

     動画→

  • エド・シーラン
    (Ed Sheeran)
    「シンキング・アウト・ラウド」
    (Thinking Out Loud)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ブランク・スペース」
    (Blank Space)

     動画→

  • ザ・ウィークエンド
    (The Weeknd)
    「キャント・フィール・マイ・フェイス」
    (Can't Feel My Face)

     動画→
楽曲賞 エド・シーラン
(Ed Sheeran)

「シンキング・アウト・ラウド」
(Thinking Out Loud)

(作詞・作曲:エド・シーラン&エイミー・ワッジ)


 動画→
  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)
    「オールライト」
    (Alright)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ブランク・スペース」
    (Blank Space)

     動画→

  • リトル・ビッグ・タウン
    (Little Big Town)
    「ガール・クラッシュ」
    (Girl Crush)

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  • ウィズ・カリファ ft チャーリー・プース
    (Wiz Khalifa ft Charlie Puth)
    「シー・ユー・アゲイン」
    (See You Again)

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アルバム賞 テイラー・スウィフト
(Taylor Swift)

「1989」


「フィアレス」に次ぐ2度目のアルバム賞。

本作で完全にカントリーから脱却した。バンジョーやフィドルの演奏がない一方で、シンセサイザーやドラムマシン、さらにボーカルのエフェクトを駆使した。

自身の誕生年(1989年)前後の音楽スタイルを、現代的にアップデート。マックス・マーティンやシェルバックといったヒットメーカーと組み、シンセサイザーやドラムマシンを多用した「きらびやかで少し切ない」80年代風サウンドを構築した。

当時、このノスタルジックなサウンドは非常に新鮮で、その後の音楽シーンのトレンドを作ったとも言われる。

シングル「Shake It Off」「Blank Space」「Bad Blood」の3曲が全米1位を獲得。アルバム全編がポップ・ソングの教科書のような完成度を誇る。

「個人の物語(日記のような歌詞)」を「世界中の誰もが口ずさめるポップ・アンセム」へと昇華させた。これによって彼女は単なるスターから、時代を象徴するアイコンへと登り詰めた。


【配信:アマゾン
  • 「サウンド&カラー」
    (Sound & Color)
    アラバマ・シェイクス

    アマゾン
     動画→
  • 「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」
    (To Pimp a Butterfly)
    ケンドリック・ラマー

    アマゾン
     動画→
  • 「トラベラー」
    (Traveller)
    クリス・ステイプルトン

    アマゾン
     動画→
  • 「ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス」
    (Beauty Behind the Madness)
    ザ・ウィークエンド

    アマゾン
     動画→
新人賞 メーガン・トレイナー
(Meghan Trainor)

  • コートニー・バーネット
    (Courtney Barnett)

  • ジェームズ・ベイ
    (James Bay)

  • サム・ハント
    (Sam Hunt)

  • トリー・ケリー
    (Tori Kelly)

2015年(第57回)の主要4部門

2016年↑ | 2015年 | 2014年↓

2015年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 サム・スミス
(Sam Smith)

「ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい」
(Stay with Me)

単なるラブソングではなく「ワンナイトスタンドの翌朝、寂しさから相手にいてほしいと願う」という、人間の弱さや孤独を赤裸々に描いた本作。この「正直な脆弱さ」が、サム・スミスの繊細なファルセットと完璧にマッチし、聴く人の感情を強く揺さぶった。

「僕の心を壊して、この4つのグラミー賞を獲らせてくれたあの男性に感謝したい」とスピーチし、実体験に基づいた感情がいかに強力なレコードを生むかを証明した。

サビで響く重厚なコーラスは、本物のゴスペル隊を呼んで録音したように聞こえるが、実はサム・スミス自身の声を約20〜40回重ねて作られた。

 動画→
  • イギー・アゼリア ft チャーリーXCX
    (Iggy Azalea - Fancy ft. Charli XCX)
    「ファンシー」
    (Fancy)

     動画→

  • シーア
    (Sia)
    「シャンデリア」
    (Chandelier)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」
    (Shake It Off)

     動画→

  • メーガン・トレイナー
    (Meghan Trainor)
    「オール・アバウト・ザット・ベース」
    (All About That Bass)

     動画→
楽曲賞 サム・スミス
(Sam Smith)

「ステイ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい」
(Stay with Me)

(作詞・作曲:サム・スミス、ジェームス・ネイピア、ウィリアム・フィリップス)


 動画→
  • メーガン・トレイナー
    (Meghan Trainor)
    「オール・アバウト・ザット・ベース」
    (All About That Bass)

     動画→

  • シーア
    (Sia)
    「シャンデリア」
    (Chandelier)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」
    (Shake It Off)

     動画→

  • ホージア
    (Hozier)
    「テイク・ミー・トゥ・チャーチ」
    (Take Me to Church)

     動画→
アルバム賞 ベック
(Beck)

「モーニング・フェイズ」
(Morning Phase)


派手なヒット曲はないが、「極上の音響で綴られる、大人のための祈りのような音楽」として評価された。「ロックが獲った最後の最優秀アルバム賞」とも言われる。

2002年の傑作『Sea Change』と同じミュージシャンを起用し、ベックのキャリアで最も評価の高い「内省的なフォーク・ロック」の路線をさらに深化させた。

ベックの父であるデビッド・キャンベルが手掛けた壮大なストリングス・アレンジが、アコースティックな響きと調和している。同時に「最優秀アルバム技術賞(非クラシック部門)」も受賞しており、スピーカーの前に座ってじっくり聴くための「オーディオ作品」としてのクオリティが非常に高いのが特徴。

90年代から革新的な作品を出し続けてきたベックに対し、長年の功績を称える「キャリア・アワード」的な意味合いも含まれていたと言われてる。
  • 「ビヨンセ」
    (Beyonce)
    ビヨンセ
  • 「X(マルティプライ)」
    (x)
    エド・シーラン

    アマゾン
  • 「イン・ザ・ロンリー・アワー」
    (In the Lonely Hour)
    サム・スミス

    アマゾン
  • 「ガール」
    (G I R L)
    ファレル・ウィリアムス
新人賞 サム・スミス
(Sam Smith)

  • バスティル
    (Bastille)

  • ブランディ・クラーク
    (Brandy Clark)

  • ハイム
    (Haim)

  • イギー・アゼリア
    (Iggy Azalea)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2014年(第56回)の主要4部門

2015年↑ | 2014年 | 2013年↓

2014年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ダフト・パンク ft ファレル・ウィリアムス&ナイル・ロジャース
(Daft Punk)

「ゲット・ラッキー」
(Get Lucky)


4つのコードが延々と繰り返されるシンプルなディスコ曲。
当時、パソコン一台で完璧な音色を作れる「EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)」が音楽シーンの主流だった。しかし、ダンスミュージックの先駆者であるダフト・パンクが選んだのは、その真逆の道だった。

打ち込みやサンプル音源を極力排除し、超一流のミュージシャン(ナイル・ロジャースやネイザン・イーストら)を集めてスタジオでセッションを重ねた。

デジタル録音ではなく、あえて70年代のようなアナログテープに録音することで、耳に心地よい「温かみ」や「人間らしいグルーヴ」を追求した。

ギターを担当したナイル・ロジャースが、特有の軽快なカッティング(ギター奏法)で、ディスコ黄金期のDNAを注入した。

メインボーカルは、ファレル・ウィリアムス。伸びやかで甘いハイトーンボイス(ファルセット)が、曲のキャッチーさと瑞々しさを支えた。ファレルとダフト・パンクは以前から親交があり、あるパーティーでファレルがダフト・パンクの2人に「君たちが何かやるなら、僕はただそこにいるだけでもいい。タンバリンを叩くだけでもいいから参加させてくれ」と直談判したという。

 動画(音のみ)→
  • イマジン・ドラゴン
    (Imagine Dragons)
    「レディオアクティブ」
    (Radioactive)

     動画→

  • ロード
    (Lorde)
    「ロイヤルズ」
    (Royals)

     動画→

  • ブルーノ・マーズ
    (Bruno Mars)
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」
    (Locked Out of Heaven)

     動画→

  • ロビン・シック
    (Robin Thicke)
    「ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪ 」
    (Blurred Lines)

     動画→
楽曲賞 ロード
(Lorde)

「ロイヤルズ」
(Royals)

(作詞・作曲:ロード&ジョエル・リトル)


 動画→
  • ケイティ・ペリー
    (Katy Perry)
    「ロア」
    (Roar)

     動画→

  • ピンク&ネイト・ルイス(ファン)
    (Pink ft Nate Ruess(Fun.))
    「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」
    (Just Give Me a Reason)

     動画→

  • マックルモア&ライアン・ルイス
    (Macklemore&Ryan Lewis)
    「セイム・ラブ」
    (Same Love)

     動画→

  • ブルーノ・マーズ
    (Bruno Mars)
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」
    (Locked Out of Heaven)

     動画→
アルバム賞 ダフト・パンク
(Daft Punk)

「ランダム・アクセス・メモリーズ」
(Random Access Memories)

1970年代のソフトロック、80年代のディスコ、そして未来的な電子音が一つの作品として完璧に融合された。

自身の資金を投じ、最高峰のスタジオを長期間貸し切り、超一流の職人(ミュージシャンやエンジニア)を招集。世界最高のドラマーやベーシストに「生」で演奏させ、それをあえて古いアナログテープに記録した。

電子音楽の頂点にいたダフト・パンクが「一番大切なのは、人間の演奏と、最高の録音技術だよ」と、音楽の本質を突きつけた。

ダフト・パンクは常にロボットのマスクを被っているが、本作は「ロボット(機械)が人間の感情や魂(ランダム・アクセス・メモリー)を手に入れようとする過程」がテーマ。
  • 「グッド・キッド、マッド・シティー」
    (Good Kid, M.A.A.D City)
    ケンドリック・ラマー

    アマゾン
  • 「ザ・ブレスド・アンレスト」
    (The Blessed Unrest)
    サラ・バレリス

    アマゾン
  • 「ハイスト」
    (The Heist)
    ライアン・ルイス

    アマゾン
  • 「レッド」
    (Red)
    テイラー・スウィフト

    アマゾン
新人賞 マックルモアー & ライアン・ルイス
(Macklemore & Ryan Lewis)

  • エド・シーラン
    (Ed Sheeran)

  • ジェイムス・ブレイク
    (James Blake)

  • ケイシー・マスグレイヴス
    (Kacey Musgraves)

  • ケンドリック・ラマー
    (Kendrick Lamar)

2013年(第55回)の主要4部門

2014年↑ | 2013年 | 2012年↓

2013年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ゴティエ ft キンブラ
(Gotye ft Kimbra)

「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ ~失恋サムバディ」
(Somebody That I Used to Know)

前半はゴティエが「ひどい振られ方をした」と嘆くが、後半でキンブラが登場し「あなたは自分の都合ばかり。過去を書き換えないで」と反撃する。どちらが正しいわけでもない、泥臭く、気まずい「元恋人」という関係性のリアルさが、世界中のリスナーの古傷をえぐった。

ブラジル人ギタリスト、ルイス・ボンファの楽曲「Seville」の一節を引用した、少し寂しげなナイロンギターのループが持ち味。派手なシンセサイザーに頼らず、木琴(シロフォン)のような素朴な音色を主役に据えたことで、聴き手の耳に新鮮な衝撃を与えた。

ゴティエ(ウォーリー・デ・バッカー)が、オーストラリアの実家の納屋を改造した簡易スタジオで、何ヵ月もかけて一人で作り上げた。その後、無名に近かった歌手キンブラに後半のボーカルを依頼。彼女は友人のアパートの寝室で、マイク一本で自分のパートを録音してゴティエに送ったという。

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  • ザ・ブラック・キーズ
    (The Black Keys)
    「ロンリー・ボーイ」
    (Lonely Boy)

     動画→

  • ケリー・クラークソン
    (Kelly Clarkson)
    「ストロンガー」
    (Stronger~What Doesn't Kill You)

     動画→

  • ファン
    (Fun.)
    「ウィー・アー・ヤング~伝説のヤングマン」
    (We Are Young)

     動画→

  • フランク・オーシャン
    (Frank Ocean)
    「シンキング・アバウト・ユー」
    (Thinkin Bout You)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」
    (We Are Never Ever Getting Back Together)

     動画→
楽曲賞 ファン
(Fun.)

「ウィー・アー・ヤング~伝説のヤングマン」
(We Are Young)

(作詞・作曲:ファン&ジェフ・バスカー)



 動画→
  • カーリー・レイ・ジェプセン
    (Carly Rae Jepsen)
    「コール・ミー・メイビー」
    (Call Me Maybe)

     動画→

  • ミゲル
    (Miguel)
    「アドーン」
    (Adorn)

     動画→

  • エド・シーラン
    (Ed Sheeran)
    「Aチーム~飛べない天使たち~」
    (The A Team)

     動画→

  • ケリー・クラークソン
    (Kelly Clarkson)
    「ストロンガー」
    (Stronger~What Doesn't Kill You)

     動画→
アルバム賞 マムフォード・アンド・サンズ
(Mumford & Sons)

「バベル」
(Babel)
前作『Sigh No More』で世界に衝撃を与えた彼らが、その期待を軽々と超えてきたのが本作『Babel』。合唱を誘うアンセム的な構成が、よりスケール大きく進化した。

エレクトロ・ポップやEDMが主流になりつつあった当時、バンジョー、アコースティック・ギター、ダブルベースという「生楽器」だけでスタジアムを揺らしたマムフォード・アンド・サンズは、非常にセンセーショナルだった。『Babel』は、ツアーで鍛え上げられたバンドの結束力がそのまま録音されており、聴き手を圧倒するパワーに満ちている。

若いインディー・ファンから、ボブ・ディランを聴いて育った世代まで、幅広い層を味方につけたことが、保守的な面もあるグラミー会員の投票を後押ししたようだ。



 動画(アルバム)→
【配信:アマゾン
  • 「エル・カミーノ」
    (El Camino)
    ザ・ブラック・キーズ

    アマゾン
  • 「サム・ナイツ~蒼い夜~」
    (Some Nights)
    ファン

    アマゾン
  • 「チャンネル・オレンジ」
    (Channel Orange)
    フランク・オーシャン
  • 「ブランダーバス」
    (Blunderbuss)
    ジャック・ホワイト

    アマゾン
新人賞 ファン
(Fun)

  • アラバマ・シェイクス
    (Alabama Shakes)

  • ハンター・ヘイズ
    (Hunter Hayes)

  • フランク・オーシャン
    (Frank Ocean)

  • ザ・ルミニアーズ
    (The Lumineers)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2012年(第54回)の主要4部門

2013年↑ | 2012年 | 2011年↓

アデル6冠

アデルが主要3部門を制覇し、6冠。事前の予想通り、圧倒的な強さだった。

史上2位の視聴者数

授賞式のテレビ中継が、米国において、史上2位の視聴者数(3991万人)を記録した。 直前に急死したホイットニー・ヒューストンの急死直後の追悼を兼ねて行われたことも影響したようだ。 なお、史上1位は、マイケル・ジャクソンが「スリラー」をひっさげて8冠に輝いた1984年。

2012年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 アデル
(Adele)

「ローリング・イン・ザ・ディープ」
(Rolling in the Deep)

当時の音楽シーンに「人間の声が持つ根源的なパワー」を再認識させた。失恋直後の「震え」「かすれ」「怒りによる声のひっくり返り」がそのままパッケージされており、この「剥き出しの感情」が、聴き手の心に刺さる説得力を生んだと言われる。

アデルの歌唱の最大の特徴は、高音域でも裏声に逃げず、太い地声(あるいは地声に近いミックスボイス)で歌い切る技術だとされるが、本作でも、重量感のある高音を響かせ、曲のテーマである「屈しない強い意志」を聴覚的に表現した。
ポップス、R&B、ロック、さらには保守的なカントリー・ミュージックのリスナーまでをも虜にした。

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  • ボン・イヴェール
    (Bon Iver)
    「ホロシーン」
    (Holocene)

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  • ブルーノ・マーズ
    (Bruno Mars)
    「グレネイド」
    (Grenade)

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  • マムフォード&サンズ
    (Mumford & Sons)
    「ザ・ケイブ」
    (The Cave)

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  • ケイティ・ペリー
    (Katy Perry)
    「ファイヤーワーク」
    (Firework)

     動画→
楽曲賞 アデル
(Adele)

「ローリング・イン・ザ・ディープ」
(Rolling in the Deep)

(作詞・作曲:アデル&ポール・エプワース)



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  • ボン・イヴェール
    (Bon Iver)
    「ホロシーン」
    (Holocene)

     動画→

  • ブルーノ・マーズ
    (Bruno Mars)
    「グレネイド」
    (Grenade)

     動画→

  • マムフォード&サンズ
    (Mumford & Sons)
    「ザ・ケイブ」
    (The Cave)

     動画→

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「オール・オブ・ザ・ライツ」
    (All of the Lights)

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アルバム賞 アデル
(Adele)

「21」


20代前半(当時21歳)でありながら、数々の苦労を重ねてきたベテラン歌手のような、深みと渋みのある声の質感が魅力。

一人の男性との破局から生まれた「コンセプト・アルバム」に近い側面を持っている。単に悲しむだけでなく、「Rolling in the Deep」のような怒り、「Someone Like You」のような未練と受容、「Set Fire to the Rain」のような情熱など、失恋に伴う複雑な感情が1枚のアルバムに凝縮された。

このストーリーの深さが、シングル曲を聴くだけでは得られない「アルバムとしての体験」をリスナーに提供した。

当時、音楽界はデジタルへの移行期で、それまでの収益源だったCDの売上が激減し、業界は不況のどん底にあった。その中で『21』は全世界で3000万枚以上を売り上げ、2011年と2012年の2年連続で世界一売れたアルバムとなった。
【配信:アマゾン
  • 「ウェイスティング・ライト」
    (Wasting Light)
    フー・ファイターズ

    アマゾン
  • 「ボーン・ディス・ウェイ」
    (Born This Way)
    レディー・ガガ

    アマゾン
  • 「ドゥー・ワップス&フーリガンズ」
    (Doo-Wops & Hooligans)
    ブルーノ・マーズ

    アマゾン
  • 「ラウド」
    (Loud)
    リアーナ

    アマゾン
新人賞 ボン・イヴェール
(Bon Iver)

  • J・コール
    (J. Cole)

  • ニッキー・ミナージュ
    (Nicki Minaj)

  • スクリレックス
    (Skrillex)

  • ザ・バンド・ペリー
    (The Band Perry)

2011年(第53回)の主要4部門

2012年↑ | 2011年 | 2010年↓

エミネム(Eminem)がアルバム『Recovery』とシングル『Love the Way You Lie』で、まさに「完全復活」を世界に見せつけていた。主要部門を総なめにする姿を期待して見ていたファンにとって、相当な「がっかり感」がある授賞式だった。

2011年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 レディ・アンテベラム(現Lady A)
(Lady Antebellum)

「ニード・ユー・ナウ ~いま君を愛してる」
(Need You Now)

カントリー音楽に馴染みのないリスナーでも抵抗なく聴ける、洗練されたポップ性が持ち味。カントリー特有の泥臭さを抑えつつ、アコースティックな温かみとモダンなロック・ポップの質感を両立。「誰にとっても心地よい、質の高い音楽」として受け入れられた。

深夜1時過ぎ、寂しさに耐えられず、元恋人に電話してしまう、という内容。「誰もが一度は経験したことがある、情けなくて切ない瞬間」を、飾らない言葉で描いたストーリーが響いた。

楽器数を抑え、ボーカルの生々しさを際立たせる手法。ヒラリー・スコットとチャールズ・ケリーの男女交互の歌声が、「男性側も女性側も同じように後悔している」という立体的なドラマを生んだ。

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  • B.o.B ftブルーノ・マーズ
    (B.o.B Feat. Bruno Mars)
    「ナッシン・オン・ユー」
    (Nothin' on You)

     動画→

  • エミネム ft リアーナ
    (Eminem ft. Rihanna)
    「ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ」
    (Love The Way You Lie)

     動画→

  • シーロー・グリーン
    (CeeLo Green)
    「ファ★ク・ユー」
    (F**k You)

     動画→

  • ジェイ・Z&アリシア・キーズ
    (Jay Z&Alicia Keys)
    「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」
    (Empire State of Mind)

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楽曲賞 レディ・アンテベラム
(Lady Antebellum)

「ニード・ユー・ナウ ~いま君を愛してる」
(Need You Now)

(作詞・作曲:レディ・アンテベラム&ジョッシュ・カー)


世界で一番有名な『深夜のラブソング』。"Said I wouldn't call, but I lost all control and I need you now." (電話なんてしないって決めていたのに、自制心がきかなくなってしまった。今すぐ君が必要なんだ)という、「過去の決意」と「現在の心境」の対比が魅力的。

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  • レイ・ラモンターニュ&ザ・パリア・ドッグス
    (Ray LaMontagne&The Pariah Dogs)
    「ベッグ・スティール・オア・ボロウ」
    (Beg Steal Or Borrow)

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  • シーロー・グリーン
    (CeeLo Green)
    「ファ★ク・ユー」
    (F**k You)

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  • ミランダ・ランバート
    (Miranda Lambert)
    「ザ・ハウス・ザット・ビルト・ミー」
    (The House That Built Me)

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  • エミネム ft リアーナ
    (Eminem ft. Rihanna)
    「ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ」
    (Love the Way You Lie)

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アルバム賞 アーケイド・ファイア
(Arcade Fire)

「ザ・サバーブス」
(The Suburbs)


エミネム、レディー・ガガ、ケイティ・ペリーといった、時代を象徴するメガヒット・スターたちを抑えて、カナダのインディー・ロックバンドが頂点に立った。世界中が驚愕した瞬間だった。

郊外(Suburb)で育つ若者の焦燥感、退屈、過去へのノスタルジーをテーマにした壮大なコンセプト・アルバム。

最初から最後まで通して聴くことで完成する芸術性が、単なる「ヒット曲の詰め合わせ」ではない「作品」として、玄人たちの票を強く引きつけた。

メンバー全員がマルチプレイヤー(複数の楽器を操れる奏者)であり、管弦楽器を駆使した重層的なサウンドが魅力。本作は、デビュー作の『Funeral』のような「剥き出しの情熱」や、前作『Neon Bible』のような「荘厳でダークな大聖堂サウンド」とは少し質感が異なり、より「洗練された、映画のような広がり」へと進化した。

2010年8月の発売直後にビルボードで初登場1位。
【配信:アマゾン
  • 「リカヴァリー」
    (Recovery)
    エミネム

    アマゾン
  • 「ザ・モンスター」
    (The Fame Monster)
    レディー・ガガ
  • 「ティーンエイジ・ドリーム」
    (Teenage Dream)
    ケイティ・ペリー

    アマゾン
  • 「ニード・ユー・ナウ ~いま君を愛してる」
    (Need You Now)
    レディ・アンテベラム

    アマゾン
新人賞 エスペランサ・スポルディング
(Esperanza Spalding)

  • ドレイク
    (Drake)

  • フローレンス・アンド・ザ・マシーン
    (Florence + The Machine)

  • ジャスティン・ビーバー
    (Justin Bieber)

  • マムフォード・アンド・サンズ
    (Mumford & Sons)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2010年(第52回)の主要4部門

2011年↑ | 2010年 | 2009年↓

こうしたなか、若手歌手のテイラー・スウィフト(当時20歳)がアルバム賞を史上最年少受賞する快挙を達成した。カントリー・アルバム賞、カントリー楽曲賞、女性カントリー歌唱賞の計4冠。ニューエージアルバム賞の候補だった喜多郎(当時56歳)は受賞を逃した。

2010年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 キングス・オブ・レオン
(Kings Of Leon)

「ユーズ・サムバディ」
(Use Somebody)


レディー・ガガ(全世界を震撼させた衝撃)、ブラック・アイド・ピーズ(パーティー・アンセムの王)、ビヨンセ(圧倒的歌唱力とカリスマ)、テイラー・スウィフト(カントリーからポップへの伝説の始まり)といった大スターによるハイレベルな争いを制したのは、玄人好みの渋いサザン・ロック・バンドだった。

ザラついたギターの質感、うねるベース、そして加工されていない生のドラムの音、ボーカルのケイレブの、絞り出すような、砂を噛んだようなハスキーボイス。デジタルの波に疲れていたプロの耳に「これぞ本物のレコーディング(Record)だ」と響いたのかも知れない。

いずれにせよ、当時のグラミーの「ロック偏重」を象徴する選択だ。

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  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「ヘイロー」
    (Halo)

     動画→
    最多10部門でノミネートされた。1981年生まれ。幼い頃から音楽活動を始め、女性グループ、デスティニーズ・チャイルドの一員として活躍。2003年にソロデビュー・アルバム「デンジャラスリィ・イン・ラヴ」をリリース。グラミー賞の常連となった。

  • ブラック・アイド・ピーズ
    (The Black Eyed Peas)
    「アイ・ガッタ・フィーリング」
    (I Gotta Feeling)

     動画→
    本曲と「ブン・ブン・パウ」の2枚のシングルで、通算25週以上もチャート首位を独占した

  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「ポーカー・フェイス」
    (Poker Face)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」
    (You Belong with Me)

     動画→
楽曲賞 ビヨンセ
(Beyoncé)

「シングル・レディース (プット・ア・リング・オン・イット)」
(Single Ladies~Put a Ring on It)

(作詞・作曲:ビヨンセ、Thaddis Harrell、Terius Nash、Christopher Stewart)


 動画→
  • レディー・ガガ
    (Lady Gaga)
    「ポーカー・フェイス」
    (Poker Face)

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  • マックスウェル
    (Maxwell)
    「プリティ・ウィングス」
    (Pretty Wings)

     動画→

  • キングス・オブ・レオン
    (Kings Of Leon)
    「ユーズ・サムバディ」
    (Use Somebody)

     動画→

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)
    「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」
    (You Belong With Me)

     動画→
アルバム賞 テイラー・スウィフト
(Taylor Swift)

「フィアレス」
(Fearless)


動画→

動画(2021年の再録音版)→

20歳での受賞。最年少記録を更新した。2作目のスタジオ・アルバム。

ビルボードのアルバムチャートで、通算11週にわたって1位を獲得した。同チャートで10週以上1位を獲得したのは、同じくグラミー賞最優秀アルバムに輝いたサンタナの「スーパー・ナチュラル」(1999年)以来の快挙だった。 米国で500万枚以上、世界で800万枚以上を売り上げた。

カントリーを基調としながら、 キャッチーでポップな「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」「ラブ・ストーリー」が幅広い層の心をつかんだ。

収録された13曲は全て自ら単独または共同で作曲・作詞した。 天才ソングライターとしての力をいかんなく発揮した。

1989年生まれ。2006年にデビュー。 若々しいさわやかな歌声で人気を獲得。 学生生活の不安や、引っ込み思案の女の子の片思いなどを歌のテーマとして取り上げ、 10代を中心とした若者から絶大な支持を集めた。

みずみずしい歌声、キュートなルックス、長身でモデルのようなスタイル、清潔感のある簡素ながらセンス抜群のファッションなども魅力となった。

テイラーはこの年、アルバム賞に加えてカントリー・アルバム賞、カントリー楽曲賞、女性カントリー歌唱賞も獲り、計4冠。(参考:プレナス投資顧問
【配信:アマゾン
  • 「アイ・アム...サーシャ・フィアース」
    (I Am... Sasha Fierce)
    ビヨンセ

    アマゾン
  • 「The E.N.D.」
    ブラック・アイド・ピーズ

    アマゾン
  • 「ザ・フェイム」
    (The Fame)
    レディー・ガガ

    アマゾン
  • 「ビッグ・ウィスキー・アンド・ザ・グーグルックス・キング」
    (Big Whiskey and the GrooGrux King)
    デイヴ・マシューズ・バンド

    アマゾン
新人賞 ザック・ブラウン・バンド
(Zac Brown Band)


  • ケリー・ヒルソン
    (Keri Hilson)

  • エム・ジー・エム・ティー
    (MGMT)

  • シルバーサン・ピックアップス
    (Silversun Pickups)

  • ザ・ティン・ティンズ
    (The Ting Tings)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

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2000年代

90年代へ▼

09年 | 08年 | 07年 | 06年 | 05年 | 04年 | 03年 | 02年 | 01年 | 00年 | 

2009年(第51回)の主要4部門

2010年↑ | 2009年 | 2008年↓

2009年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ロバート・プラント&アリソン・クラウス
(Robert Plant&Alison Krauss)

「プリーズ・リード・ザ・レター」
(Please Read The Letter)


「ハードロックの神様」と「ブルーグラスの女王」が、ダウナーでミステリアスな音楽を作り上げた。

ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン、当時60歳)は低く、掠れた、不穏な響きを強調しており、「喪失感」や「祈り」のような重層的な感情がにじみ出る。年齢を重ねたからこそ出せる「枯れた渋み」が評価ポイント。

まるで夜の荒野で録音したような、湿り気と乾きが共存する独特のサウンド。プロデューサーのT・ボーン・バーネットは、音を詰め込む現代のポップスとは真逆の「隙間の多い、埃っぽい、ヴィンテージな音響を構築した」と評価された。

動画→
  • アデル
    (Adele)
    「チェイシング・ペイヴメンツ」
    (Chasing Pavements)

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  • コールドプレイ
    (Coldplay)
    「美しき生命(ビバ・ラ・ビダ)」
    (Viva La Vida)

    動画→

  • レオナ・ルイス
    (Leona Lewis)
    「ブリーディング・ラヴ」
    (Bleeding Love)

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  • M.I.A.
    (エム・アイ・エイ)
    「ペーパー・プレーンズ」
    (Paper Planes)

    動画→
楽曲賞 コールドプレイ
(Coldplay)

「美しき生命(ビバ・ラ・ビダ)」
(Viva La Vida)

(作詞・作曲:コールドプレイ)



動画→
  • エステル ft カニエ・ウェスト
    (Estelle Feat. Kanye West)
    「アメリカン・ボーイ」
    (American Boy)

    動画→

  • アデル
    (Adele)
    「チェイシング・ペイヴメンツ」
    (Chasing Pavements)

    動画→

  • ジェイソン・ムラーズ
    (Jason Mraz)
    「アイム・ユアーズ」
    (I'm Yours)

    動画→

  • サラ・バレリス
    (Sara Bareilles)
    「こんなはずじゃなかったラヴ・ソング」
    (Love Song)

    動画→
アルバム賞 ロバート・プラント&アリソン・クラウス
(Robert Plant & Alison Krauss)

「レイジング・サンド」
(Raising Sand)



イギリスのロック・レジェンド(プラント)と、アメリカの伝統音楽の女王(クラウス)が組むことで、古いアメリカの音楽を、現代のクールな音楽として再表現した。

選曲が巧み。忘れ去られた古いR&Bやカントリーの曲を、まるで新曲のように洗練された形で蘇らせた「キュレーションのセンス」も称賛された。

多くのロック・スターが全盛期の声を追い求め、結果として衰えを感じさせてしまう中、「高い声で叫ぶ男」として知られたプラントは「今の自分にしか出せない低い声」を最大の武器にした。

空気感や奥行きを重視するプロデューサー、T・ボーン・バーネットの手腕が光る。「音圧でごまかさない、上質な演奏と歌そのものの力」が、レコード賞とのダブル受賞へと導いた。

最優秀カントリー・コラボ賞を受賞した収録曲「キリング・ザ・ブルース」などの静寂も魅力。

【配信:アマゾン
  • コールドプレイ
    (Coldplay)
    「美しき生命」
    (Viva La Vida)

  • リル・ウェイン
    (Lil Wayne)
    「カーターIII」
    (Tha Carter III)

  • ニーヨ
    (Ne-Yo)
    「イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン」
    (Year Of The Gentleman)

  • レディオヘッド
    (Radiohead)
    「イン・レインボウズ」
    (In Rainbows)
新人賞 アデル
(Adele)
  • ダフィー
    (Duffy)

  • ジョナス・ブラザーズ
    (Jonas Brothers)

  • ジャズミン・サリヴァン
    (Jazmine Sullivan)

  • レディ・アンテベラム
    (Lady Antebellum)

2008年(第50回)の主要4部門

2009年↑ | 2008年 | 2007年↓

2008年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 エイミー・ワインハウス
(Amy Winehouse)

「リハブ」
(Rehab)


1960年代のモータウンやソウルを彷彿とさせる歌唱と演奏。生楽器の響きを活かしたサウンドが魅力。

ハスキーでブルージーな歌声で、アルコール中毒のリハビリ拒否を宣言する。自分のダメさをエンターテインメントに昇華した不敵さが、音楽的な凄みとして受け取られた。

プロデューサーのマーク・ロンソンによるザラついたアナログ感のある音作りは、タイムレスな音楽として支持された。

動画→
  • ビヨンセ
    (Beyoncé)
    「イレプレイスブル」
    (Irreplaceable)
    見事なR&Bポップ。自立した女性のアンセム。

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  • フー・ファイターズ
    (Foo Fighters)
    「ザ・プリテンダー」
    (The Pretender)
    「ロックの渋み」と「抗えないノリの良さ」が完璧なバランスで共存している名曲

    動画→

  • リアーナ ft ジェイZ
    (Rihanna ft.JAY-Z)
    「アンブレラ」
    (Umbrella)
    2007年最大の世界的ヒット。革新的なビート。

  • ジャスティン・ティンバーレイク
    (Justin Timberlake)
    「ワット・ゴーズ・アラウンド.../... カムズ・アラウンド」
    (What Goes Around...Comes Around)
    洗練されたダンス・ポップの完成形。

    動画→
楽曲賞 エイミー・ワインハウス
(Amy Winehouse)

「リハブ」
(Rehab)

(作詞・作曲:エイミー・ワインハウス)


アルコール依存症の治療(リハビリ施設への通所・入所)を拒絶するという、個人的な告白。

依存症の治療という重いテーマを、「No, No, No!」と軽快なモータウン・ビートに乗せて突っぱねる。 この「開き直り」の姿勢が、ジャズやブルースの伝統にある「悲劇を笑い飛ばす」という精神を感じさせるとして、批評家たちを唸らせました。

動画→
  • キャリー・アンダーウッド/ジョシュ・カー&クリス・トムプキンズ
    (Carrie Underwood/Josh Kear&Chris Tompkins)
    「ビフォア・ヒー・チート」
    (Before He Cheats)

    動画→

  • プレイン・ホワイト・ティーズ/トム・ヒゲッソ
    (Plain White T's/Tom Higgenson)
    「ヘイ・ゼア・デライラ」
    (Hey There Delilah)

    動画→

  • コリーヌ・ベイリー・レイ
    (Corinne Bailey Ra)
    「ライク・ア・スター」
    (Like A Star)

    動画→

  • リアーナ(feat ジェイ・Z)
    (Rihanna ft.JAY-Z)
    「アンブレラ」
    (Umbrella)

    動画→
アルバム賞 ハービー・ハンコック
(Herbie Hancock)

「リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ」
(River: The Joni Letters)



カニエ・ウェストやエイミー・ワインハウスを抑えて、ジャズ界の巨匠ハービー・ハンコックが頂点に立った。ジャズ作品が最優秀アルバム賞を獲得したのは、1965年の『ゲッツ/ジルベルト』以来、43年ぶりの快挙。

シンガーソングライターの伝説ジョニ・ミッチェルへのオマージュ作品。ジョニの難解で美しい楽曲を、ハービーがピアノで再解釈。フォークロック特有の「浮遊感」を、複雑なテンション・コード(ジャズ特有の不協和音に近い豊かな響き)に置き換えることで、原曲の魂を維持したまま、新しい洗練されたサウンドに仕立て上げた。

「歌とピアノの濃密な会話」も魅力。ノラ・ジョーンズ、ティナ・ターナー、レオナード・コーエンなど、ジャンルも世代もバラバラな歌手たちの才能を「ハービーのピアノ」という一つの空間に集約。極上のアートとして構築した。

【配信:アマゾン
  • フー・ファイターズ
    (Foo Fighters)
    「エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス」
    (Echoes, Silence, Patience & Grace)

  • ヴィンス・ギル
    (Vince Gill)
    「These Days」

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「グラデュエーション」
    (Graduation)

  • エイミー・ワインハウス
    (Amy Winehouse)
    「バック・トゥ・ブラック」
    (Back To Black)
新人賞 エイミー・ワインハウス
(Amy Winehouse)
  • ファイスト
    (Feist)

  • レディシ
    (Ledisi)

  • パラモア
    (Paramore)

  • テイラー・スウィフト
    (Taylor Swift)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2007年(第49回)の主要4部門

2008年↑ | 2007年 | 2006年↓

2007年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ディクシー・チックス
(The Dixie Chicks)

「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」
(Not Ready To Make Nice)


イラク戦争を始めたブッシュ大統領を批判したことで、カントリー系ラジオ局からボイコットされ、殺害予告まで受けた彼女たちの反撃ソング。

猛烈なバッシングの後、対イラク開戦の根拠とされた「大量破壊兵器の存在」が嘘だったことが明らかになり、彼女たちの正当性が証明されるのだが、チックスは「ほら見たことか、私たちが正しかったでしょう?」というドヤ顔をするのでなく、「殺害予告や排斥の事実は消えない」という個人的な怒りにフォーカス。自身に語りかけるように、「Not Ready To Make Nice」と唄った。

バッシングの嵐の中で、いくら傷ついても、自分たちの信念を裏切らなかったナタリー・メインズらの高潔な姿勢が、魂を絞り出すようなボーカルに凝縮されている。

■見事なクレッシェンド構造
●1番のAメロ
徐々に音圧が増していくクレッシェンド構造(次第に盛り上がっていく構成)が、聴き手の感情を増幅させる。曲の冒頭は、抑制されたアコースティック・ギターとピアノ、そしてナタリーの少し掠れた低い歌声から始まる。暗闇で一人で自分に言い聞かせているような、内省的な雰囲気です。ここでは「怒り」よりも「深い悲しみ」が勝っている。

●サビ
サビに入った瞬間、ドラムが力強く加わり、音が横に広がります。ここで「悲しみ」が「決意」へと変わる。

●後半のブリッジ〜ラスト
曲の後半にかけて、ナタリーの声はさらに高く、鋭くなっていく。重厚なストリングスや力強いリズムセクションが重なっていく。最後のサビ(コーラス)に向かう直前、感情を一段階「ギアチェンジ」させるような管楽器(ホーン)やストリングスが響く。まるで「凱旋」と「決意」のファンファーレのように聞こえる。湿っぽさが消え、「私はもう逃げない」という覚悟が音として具現化される瞬間だ。ナタリーの叫びに近いボーカルに対して、ホーンセクションが「そうだ、行け!」と背中を強く押しているような、圧倒的な肯定感がある。

動画→
  • メアリー・J・ブライジ
    (Mary J. Blige)
    「ビー・ウィザウト・ユー」
    (Be Without You)


    動画→

  • ジェイムス・ブラント
    (James Blunt)
    「ユーア・ビューティフル」
    (You're Beautiful)

    動画→

  • ナールズ・バークレイ
    (Gnarls Barkley)
    「クレイジー」
    (Crazy)


    動画→

  • コリーヌ・ベイリー・レイ
    (Corinne Bailey Rae)
    「プット・ユア・レコーズ・オン」
    (Put Your Records On)


    動画→
楽曲賞 ディクシー・チックス
(The Chicks)

「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」
(Not Ready To Make Nice)

(作詞・作曲:ディクシー・チックス&ダン・ウィルソン)



この曲の凄さは、比喩に逃げず、現実に起きた恐怖と怒りをそのまま歌詞に叩きつけた点にある。

「And it’s a sad, sad story when a desk clerk at a hotel hands over a letter that says I’d better shut up and sing, or my life will be over.」(母親が子供に、会ったこともない人を憎むべきだと教えるなんて、本当に悲しい話。ホテルのフロント係が、「黙って歌ってろ、さもなくば命はないぞ」と書かれた手紙を渡してくるなんて、本当に悲しい話だわ)。これは比喩ではなく、ナタリー・メインズに実際に届いた殺害予告のことを歌っている。「Shut up and sing(黙って歌ってろ)」は、当時の彼女たちに向けられたバッシングの象徴的なフレーズだった。

そのうえで、「仲直りするつもりはないし、引き下がるつもりもない(I’m not ready to make nice, I’m not ready to back down.)」と語る。

「Not Ready To Make Nice」という言葉は、裏を返せば「まだ傷が癒えていない」という告白でもある。無理に「もう平気よ」と強がるのではなく、「まだ怒っているし、まだ悲しい」と、自分の心境をさらけ出す勇気が、聴き手の共感を呼ぶ。

動画→
  • メアリー・J・ブライジ
    (Mary J. Blige)
    「ビー・ウィザウト・ユー」
    (Be Without You)


    動画→

  • キャリー・アンダーウッド
    (Carrie Underwood)
    「ジーザス、テイク・ザ・ホイール」
    (Jesus, Take The Wheel)


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  • コリーヌ・ベイリー・レイ
    (Corinne Bailey Rae)
    「プット・ユア・レコーズ・オン」
    (Put Your Records On)


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  • ジェイムス・ブラント
    (James Blunt)
    「ユア・ビューティフル」
    (You're Beautiful)


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アルバム賞 ディクシー・チックス
(Dixie Chicks)

「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」
(Taking the Long Way)



「Not Ready to Make Nice」だけでなく、アルバム全体が彼女たちの実体験、恐怖、友情、そして家族について綴られている。嵐に巻き込まれ、傷つき、それでも再生していく一連のストーリーが完結している。

例えば「Lullaby」は、騒乱のまっただ中で、自分たちの子供や大切な人への愛を歌った曲。怒りだけでなく、深い愛が彼女たちの原動力であったことが伝わる。

彼女たちが受けた不当なバッシングに対し、このアルバムで「私は屈しない」と示したことは、同じように社会の同調圧力に苦しんでいた多くの人々に勇気を与えた。

ロック界の巨匠リック・ルービンを迎え、レッド・ツェッペリンのようなロックの力強さと、カリフォルニアの爽やかなシンガーソングライター的な感性を融合させた。

アルバムタイトルの「Taking the Long Way(遠回りをする)」には、「近道(カントリー業界のルールに従うこと)を選ばず、自分たちの信じる困難な道を行く」という決意が込められている。

最大の武器は、デビュー当時から続く3人の完璧なハーモニー。本作では、その使い方がより「情緒的」かつ「劇的」になっている。フィドル(バイオリン)やバンジョーの音色と、3人の声の倍音が溶け合うようにミキシングされている。

【配信:アマゾン
  • ナールズ・バークレイ
    (Gnarls Barkley)
    「セント・エルスホエア」
    (St. Elsewhere)

  • ジョン・メイヤー
    (John Mayer)
    「コンティニュアム」
    (Continuum)

  • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
    (Red Hot Chili Peppers)
    「ステイディアム・アーケイディアム」
    (Stadium Arcadium)

  • ジャスティン・ティンバーレイク
    (Justin Timberlake)
    「フューチャー・セックス/ラヴ・サウンズ」
    (FutureSex/LoveSounds)
新人賞 キャリー・アンダーウッド
(Carrie Underwood)
  • クリス・ブラウン
    (Chris Brown)

  • コリーヌ・ベイリー・レイ
    (Corinne Bailey Rae)

  • イモジーン・ヒープ
    (Uriah Heep)

  • ジェームス・ブラント
    (James Blunt)

2006年(第48回)の主要4部門

2007年↑ | 2006年 | 2005年↓

U2とグリーン・デイという大ロック勢力が、再びグラミーを制圧。時代の寵児となったカニエ・ウェストの主要部門での受賞を阻んだ。

2006年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 グリーン・デイ
(Green Day)

「ブルバード・オブ・ブロークン・ドリームス」
(Boulevard Of Broken Dreams)


当時大流行していたカニエ・ウェストの「Gold Digger」を抑えて、グリーン・デイの前の年のアルバム『アメリカン・イディオット』からの地味な曲が受賞。

アルバム『アメリカン・イディオット』は、先行シングルのタイトル曲が「怒り」を代弁したのに対し、「Boulevard...」はその背後にある「虚無感」や「疎外感」を代弁した。

動画→
  • ゴリラズ(feat デ・ラ・ソウル)
    (Gorillaz ft De La Soul)
    「フィール・グッド・インク」
    (Feel Good Inc)

    動画→

  • グウェン・ステファニー
    (Gwen Stefani)
    「ホラバック・ガール」
    (Hollaback Girl)

    動画→

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「ゴールド・ディガー」
    (Gold Digger)

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  • マライア・キャリー
    (Mariah Carey)
    「ウィ・ビロング・トゥゲザー」
    (We Belong Together)

    動画→
楽曲賞 U2

「サムタイムズ・ユー・キャント・メイク・イット・オン・ユア・オウン」
(Sometimes You Can't Make It On Your Own)

(作詞・作曲:U2)


動画→
  • ラスカル・フラッツ
    (Rascal Flatts)
    「ブレス・ザ・ブロークン・ロード」
    (Bless The Broken Road)

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  • ブルース・スプリングスティーン
    (Bruce Springsteen)
    「デビルズ・アンド・ダスト」
    (Devils&Dust)

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  • ジョン・レジェンド
    (John Legend)
    「オーディナリー・ピープル」
    (Ordinary People)

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  • マライア・キャリー
    (Mariah Carey)
    「ウィー・ビロング・トゥゲザー」
    (We Belong Together)

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アルバム賞 U2
(ユーツー)

「原子爆弾解体新書~ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム」
(How to Dismantle an Atomic Bomb)



「またU2か!」との突っ込みが多方面から入った受賞。

U2は1990年代に『Zooropa』や『Pop』(1997年)で実験的なエレクトロニカに傾倒したが、前作『All That You Can't Leave Behind』(2000年)で王道のギター・ロックに戻り、大成功を収めた。

今作は、その「王道回帰」をさらに仕上げた作品。ジ・エッジの鋭いギターリフとボノの力強いボーカル。当時の選考委員(年配者が多かった)にとって、混沌とする音楽シーンの中で「これこそが質の高いロックアルバムだ」という正解を提示されたような感覚があったのだろうか。

U2はこの年、ノミネートされた5部門すべてを制覇するという完全勝利を収めた。

【配信:アマゾン
  • ポール・マッカートニー
    (Paul McCartney)
    「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」
    (Chaos and Creation in the Backyard)

  • グウェン・ステファニー
    (Gwen Stefani)
    「ラヴ・エンジェル・ミュージック・ベイビー」
    (Love Angel Music Baby)
    アルバムのテーマ性や統一性が優れた秀作。「グウェン・ステファニーという個人の美学」が一本の太い芯として貫かれている。音楽を聴いた瞬間に「色とスタイル」が浮かぶほどの徹底した世界観構築。日本のストリートファッションにインスパイアされた「原宿ガールズ」を従え、自身のブランド「L.A.M.B.」とも連動。音楽、ファッション、ヴィジュアルがすべて一つの「動くアート作品」として完結した。
    「1980年代ニュー・ウェーブ/シンセ・ポップの再解釈」という姿勢も当時まだ珍しかった。マドンナやプリンスへの敬意を払いつつ、最新のヒップホップ的なビートと混ぜ合わせる手法で、時代を先取りした。

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「レイト・レジストレーション」
    (Late Registration)
    ヒップホップというジャンルの「壁」を壊した歴史的な傑作。当時のヒップホップはサンプリング主体のループが主流だったが、このアルバムには本物のストリングス、ホルン、チェレスタ(鉄琴のような楽器)が多用されている。まるで映画音楽のような重厚さと優雅さが加わり、ロックやポップスを聴く層の耳にもスッと入り込むサウンド集に仕上がった。

  • マライア・キャリー
    (Mariah Carey)
    「ミミ」
    (MIMI)
新人賞 ジョン・レジェンド
(John Legend)
  • シアラ
    (Ciara)

  • フォール・アウト・ボーイ
    (Fall Out Boy)

  • キーン
    (Keane)

  • シュガーランド
    (SugarLand)

2005年(第47回)の主要4部門

2006年↑ | 2005年 | 2004年↓

2005年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 レイ・チャールズ with ノラ・ジョーンズ
(Ray Charles ft Norah Jones)

「ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン」
(Here We Go Again)


レイ・チャールズは授賞式の半年前(2004年6月)に亡くなった。2人の声とピアノだけで成立するシンプルかつオーセンティックな録音。

ブラック・アイド・ピーズの「レッツ・ゲット・イット・スターテッド」、グリーン・デイの「アメリカン・イディオット」、アッシャー「イエー」といった、時代を象徴する爆発的なヒット曲を抑えての受賞。

動画(音声のみ)→
  • アッシャー
    (Usher)
    「イエー」
    (Yeah!)

    動画→

  • ブラック・アイド・ピーズ
    (The Black Eyed Peas)
    「レッツ・ゲット・イット・スターテッド」
    (Let's Get It Started)

    動画→

  • ロス・ロンリー・ボーイズ
    (Los Lonely Boys)
    「ヘヴン」
    (Heaven)

    動画→

  • グリーン・デイ
    (Green Day)
    「アメリカン・イディオット」
    (American Idiot)

    動画→
楽曲賞 ジョン・メイヤー
(John Mayer)

「ドーターズ」
(Daughters)

(作詞・作曲:ジョン・メイヤー)


動画→
  • ティム マックグロウ
    (Tim McGraw)
    「リヴ・ライク・ユー・ワー・ダイイング」
    (Live Like You Were Dying)

    動画→

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「ジーザス・ウォークス」
    (Jesus Walks)

    動画→

  • アリシア・キーズ
    (Alicia Keys)
    「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」
    (If I ain't got you)

    動画→

  • フーバスタンク
    (Hoobastank)
    「ザ・リーズン」
    (The Reason)

    動画→
アルバム賞 レイ・チャールズ
(Ray Charles)

「ジーニアス・ラヴ~永遠の愛」
(Genius Loves Company)



レイ・チャールズが50年以上のキャリアで築き上げた「ジャンルの壁を壊す」というスタイルを、最後に見事に証明してみせた遺作。

ノラ・ジョーンズ(ジャズ/ポップ)、B.B.キング(ブルース)、ウィリー・ネルソン(カントリー)、エルトン・ジョン(ロック)、グラディス・ナイト(ソウル)など、あらゆるジャンルの一流アーティストが集結。

音質面でも妥協がなく、最新のサラウンド録音技術などが駆使されている。グラミーの技術部門において「エンジニア賞」「サラウンド賞」「編曲賞」を総なめ。単なる伴奏ではなく、二人のレジェンドの声を最大限に輝かせたオーケストレーションの美しさが認められた。

カニエ・ウェストの『The College Dropout』やグリーン・デイの『American Idiot』といった尖った作品がノミネートされる中で、全世代に愛され、実際にCDが売れまくった本作が幅広い支持を集めた。世界販売枚数は550万枚以上(うちアメリカ国内300万枚以上)
  • アリシア・キーズ
    (Alicia Keys)
    「ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ」
    (The Diary Of Alicia Keys)

  • アッシャー
    (Usher)
    「コンフェッションズ」
    (Confessions)

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)
    「ザ・カレッジ・ドロップアウト」
    (The College Dropout)

  • グリーン・デイ
    (Green Day)
    「アメリカン・イディオット」
    (American Idiot)
新人賞 マルーン5
(Maroon 5)
  • グレッチャン・ウィルソン
    (Gretchen Wilson)

  • ロス・ロンリー・ボーイズ
    (Los Lonely Boys)

  • ジョス・ストーン
    (Joss Stone)

  • カニエ・ウェスト
    (Kanye West)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2004年(第46回)の主要4部門

2005年↑ | 2004年 | 2003年↓

2004年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 コールドプレイ
(Coldplay)

「クロックス」
(Clocks)


レコード賞史上屈指のハイレベルなノミネートの顔ぶれとなったが、唯一の白人系音楽である「クロックス」がさらった。

ピアノのリフが印象的。3連符を基調としたシンプルながら強烈なループが、当時のロックシーンにおいて新鮮に受け止められた。内省的でメランコリックな雰囲気。

ダンスミュージックのようなトランス感もあり、さらにクラシック音楽のような気品も備えている。こうした点が、非常に保守的だったグラミー会員に受けた、ということだろうか。

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  • ビヨンセ ft Jay-Z
    (Beyoncé ft. Jay-Z)
    「クレイジー・イン・ラヴ」
    (Crazy In Love)
    21世紀のポップ・ミュージックの指針を定めた一曲。冒頭のホーン・セクションが鳴り響いた瞬間に空気が変わるような、凄まじいエネルギーがある。古いソウル・ミュージックの断片を、現代的で攻撃的なファンクに昇華させた。Destiny's Childからソロへと完全に脱皮したビヨンセのカリスマ的な「覚醒」と歌唱力が輝く。やがて結婚するジェイ・Zとの化学反応も強烈。

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  • エミネム
    (Eminem)
    「ルーズ・ユアセルフ」
    (Lose Yourself)
    ヒップホップという枠を超え、「21世紀のアンセム(賛歌)」として君臨。荒々しく、攻撃的。緊張感がほとばしるイントロとギターリフからエネルギーが全開。国境を超えた「鼓舞」の象徴。

    動画→

  • アウトキャスト
    (Outkast)
    「ヘイ・ヤ!」
    (Hey Ya!)

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  • ブラック・アイド・ピース&ジャスティン・ティンバーレイク
    (The Black Eyed Peas&Justin Timberlake)
    「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」
    (Where Is The Love)

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楽曲賞 ルーサー・ヴァンドロス
(Luther Vandross)

「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」
(Dance With My Father)

(作詞・作曲:ルーサー・ヴァンドロス&リチャード・マークス)


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  • クリスティーナ・アギレラ
    (Christina Aguilera)
    「ビューティフル」
    (Beautiful)

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  • アヴリル・ラヴィーン
    (Avril Lavigne)
    「アイム・ウィズ・ユー」
    (I'm With You)

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  • ウォーレン・ジヴォン
    (Warren Zevon)
    「キープ・ミー・イン・ユア・ハート」
    (Keep Me In Your Heart)

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  • エミネム
    (Eminem)
    「ルーズ・ユアセルフ」
    (Lose Yourself)

    動画→
アルバム賞 アウトキャスト
(OutKast)

「スピーカーボックス/ザ・ラヴ・ビロウ」
(Speakerboxxx / The Love Below)



ヒップホップとして史上2回目の最優秀アルバム賞(1999年に受賞したローリン・ヒルの『The Miseducation of Lauryn Hill』に次ぐ)。

「ビッグ・ボーイ(Speakerboxxx)」と「アンドレ3000(The Love Below)」がそれぞれのソロアルバムを合体させた特異な一作。

ビッグ・ボーイは、伝統的なサザン・ヒップホップを極限まで洗練させ、ファンクやダンス・ミュージックに昇華。極上のメロウ・ファンク「The Way You Move」などを盛り込んだ。

一方、アンドレ3000はほとんどラップをせず、歌い、ギターを弾き、プリンスやビートルズを彷彿とさせるサイケデリックでポップな実験音楽を展開。大ヒット「Hey Ya!」を生んだ。

この「陽と陰」「動と静」「伝統と革新」が共存する構成が、前代未聞と言われた。

特にアンドレ側の『The Love Below』は、当時のヒップホップのリスナーだけでなく、ロック、ジャズ、ポップス好きまでを熱狂させた。「Hey Ya!」が象徴するように、もはやジャンルの境界線が消滅しており、保守的なグラミーの投票者たちも、「これが21世紀の新しいポップ・ミュージックの形だ」と認めざるを得なかったようだ。

授賞式のラスト、アンドレ3000がインディアン風の衣装で現れ、緑色のステージで『Hey Ya!』を爆発させたパフォーマンスは伝説的。
  • ミッシー・エリオット
    (Missy Elliott)
    「アンダー・コンストラクション」
    (Under Construction)

  • エヴァネッセンス
    (Evanescence)
    「フォールン」
    (Fallen)

  • ジャスティン・ティンバーレイク
    (Justin Timberlake)
    「ジャスティファイド」
    (Justified)

  • ザ・ホワイト・ストライプス
    (The White Stripes)
    「エレファント」
    (Elephant)
新人賞 エヴァネッセンス
(Evanescence)
  • 50セント
    (50 Cent)

  • ファウンテンズ・オブ・ウェイン
    (Fountains of Wayne)

  • ヘザー・ヘッドリー
    (Heather Headley)

  • ショーン・ポール
    (Sean Paul)

2003年(第45回)の主要4部門

2004年↑ | 2003年 | 2002年↓

新人歌手のノラ・ジョーンズが、主要4部門のうちレコード賞、アルバム賞、新人賞を獲得。残る楽曲賞も、ノラ・ジョーンズが歌った曲(作詞・作曲:ジェシー・ハリス)に渡り、完全制圧した。

2003年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ノラ・ジョーンズ
(Norah Jones)

「ドント・ノー・ホワイ」
(Don't Know Why)


ジャズ、フォーク、カントリー、ポップスを巧みにミックスし、「大人も聴ける良質なポップス」というジャンル(アダルト・コンテンポラリー)を再定義した。

音源のベースは、たった一度のセッションで録られたデモ音源。プロデューサーのアリフ・マーディンは、後からスタジオで完璧に録り直そうとしましたが、どうしても最初のデモが持っていた「切なさ」や「空気感」を超えられませんでした。結局、デモのテイクに最低限の音を重ねて完成させたという。

ピアノ、ベース、ドラム、ギターという最小限の生楽器のみで構成されたオーガニックなサウンドが新鮮で贅沢。

動画→
  • ヴァネッサ・カールトン
    (Vanessa Carlton)
    「サウザンド・マイルズ」
    (A Thousand Miles)

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  • エミネム
    (Eminem)
    「ウィザウト・ミー」
    (Without Me)

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  • ネリー ft ケリー・ローランド
    (Nelly&Kelly Rowland)
    「ジレンマ」
    (Dilemma)

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  • ニッケルバック
    (Nickelback)
    「ハウ・ユー・リマインド・ミー」
    (How You Remind Me)

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楽曲賞 ノラ・ジョーンズ
(Norah Jones)

「ドント・ノー・ホワイ」
(Don't Know Why)

(作詞・作曲:ジェシー・ハリス)

音楽家ジェシー・ハリスは1999年にこの曲を書いた。当時30歳。一方、ノラ・ジョーンズはまだ北テキサス大学の学生だった。

1999年の夏、当時20歳だったノラは、大学の休暇を利用して友人と共にニューヨークへ遊びに行った。そこで、すでにニューヨークの音楽シーンで活動していたハリスと出会う。

二人はすぐに意気投合し、ノラはジェシーが書く楽曲のクオリティに深く心酔する。ジェシーもまた、ノラの唯一無二の声に惚れ込んだ。

この出会いがきっかけとなり、ノラはテキサスに戻った後、「自分の居場所はニューヨークにある」と確信する。そして大学を中退し、1999年の秋には本格的にニューヨークへ移住。

ノラはNYでハリスのバンド「The Ferdinandos」に参加したり、ウェイトレスをしながら小さなクラブで歌う生活を始めた。その中で、ハリスがノラのために(あるいはノラに合うと考えて)提示した曲の一つが、1999年に書かれたばかりの『Don't Know Why』でだった。

2000年にノラは、ハリスらと共にデモ音源を制作する。このデモが名門ジャズレーベル「ブルーノート」の社長の耳に留まり、2001年に契約。そして2002年のデビューアルバム『Come Away With Me』へと繋がっていった。


動画→
  • アヴリル・ラヴィーン
    (Avril Lavigne)
    「コンプリケイテッド」
    (Complicated)

    動画→

  • ブルース・スプリングスティーン
    (Bruce Springsteen)
    「ザ・ライジング」
    (The Rising)

    動画→

  • ヴァネッサ・カールトン
    (Vanessa Carlton)
    「サウザンド マイルズ」
    (A Thousand Miles)

    動画→

  • アラン・ジャクソン
    (Alan Jackson)
    「ホエア・ワー・ユー」
    (Where Were You (When the World Stopped Turning))

    動画→
アルバム賞 ノラ・ジョーンズ
(Norah Jones)

「カム・アウェイ・ウィズ・ミー(邦題:ノラ・ジョーンズ)」
(Come Away With Me)



アルバム全体が、深夜や早朝の静かな時間帯にフィットする「夜のムード」で統一されている。1曲目の『Don't Know Why』から最後の『The Nearness of You』まで、一枚の絵画を見ているかのような一貫した世界観。

聴き始めると部屋の温度がふっと和らぐような、不思議な安心感があり、最後まで聴き込まずにはいられない。

その歌声は、巧みに歌い上げるのではなく、聴き手の心の余白に入り込んでくるような質感。

当時はブリトニー・スピアーズに代表される派手なポップス、激しいヒップホップ、ニューメタルに勢いがあった。こうしたなか、あえて「ささやくように歌う」ノラの音楽は、砂漠の中のオアシスのように、人々の心に響いた。

ジャズの教育を受けてきたノラ・ジョーンズのデビュー作。だが、純粋なジャズではなく、シンガーソングライター的なフォークの温かさ、カントリーの素朴さ、ポップスの親しみやすさが混ざり合っている。
例えば8曲目の「Lone Star」は、美しいカントリー・バラード。「Lone Star(ひとつ星)」はテキサス州の愛称でもありり、都会(ニューヨーク)に出てきた彼女が、遠い故郷を想うような、孤独だけど温かい、究極の「癒やし」がある。

こうしたカントリーやブルースといった「アメリカのルーツ音楽」を、ノラが自分流のジャジーなフィルターを通して、「最高に心地よい子守唄」に変えてしまったのが本作。
  • ディクシー・チックス
    (Dixie Chicks)
    「ホーム」
    (Home)

  • エミネム
    (Eminem)
    「ザ・エミネム・ショウ」
    (The Eminem Show)

  • ネリー
    (Nelly)
    「ネリー・ヴィル」
    (Nellyville)

  • ブルース・スプリングスティーン
    (Bruce Springsteen)
    「ザ・ライジング」
    (The Rising)
新人賞 ノラ・ジョーンズ
(Norah Jones)

  • アシャンティ
    (Ashanti)

  • アヴリル・ラヴィーン
    (Avril Lavigne)

  • ジョン・メイヤー
    (John Mayer)

  • ミシェル・ブランチ
    (Michelle Branch)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2002年(第44回)の主要4部門

少なくともシングルに関しては「大不作」の年だった。

2003年↑ | 2002年 | 2001年↓

2002年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 U2

「ウォーク・オン」
(Walk On)


2年連続の最優秀レコード賞。

1990年代の実験路線から脱し、シンプルなロックへの回帰を果たした10枚目「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」から4枚目のシングル。

アメリカでのチャート最高位は118位。つまり「圏外」。

何しろノミネートの顔ぶれがあまりに弱い。消去法でU2になったということか。

動画→
  • インディア・アリー
    (India.Arie)
    「ビデオ」
    (Video)

    動画→

  • アリシア・キーズ
    (Alicia Keys)
    「フォーリン」
    (Fallin)

    動画→

  • アウトキャスト
    (OutKast)
    「ミズ・ジャクソン」
    (Ms. Jackson)

    動画→

  • トレイン
    (Train)
    「ドロップス・オブ・ジュピター」
    (Drops of Jupiter)

    動画→
楽曲賞 アリシア・キーズ
(Alicia Keys)

「フォーリン」
(Fallin')

(作詞・作曲:アリシア・キーズ)


動画→
  • トレイン
    (Train)
    「ドロップス・オブ・ジュピター」
    (Drops of Jupiter)

    動画→

  • ネリー・ファータド
    (Nelly Furtado)
    「アイム・ライク・ア・バード」
    (I'm Like a Bird)

    動画→

  • U2
    「スタック・イン・ア・モーメント」
    (Stuck in a Moment You Can't Get Out Of)

    動画→

  • インディア・アリー
    (India.Arie)
    「ビデオ」
    (Video)

    動画→
アルバム賞 バリアス・アーティスト
(Various Artists)

「映画『オー・ブラザー!』オリジナル・サウンド・トラック」

コーエン兄弟監督の映画のサントラ。アメリカの土着文化(ルーツ)への純粋な回帰と、「草の根の勝利」を成し遂げた音楽史的にも重要な一枚。

1930年代のアメリカ南部で演奏されていたブルース、カントリー、ブルーグラス、ゴスペルといった「ルーツ・ミュージック」を最新の技術で録音し直した。埃っぽくて生々しい「アメリカの魂」が復活。「自分たちの国の音楽の原点はこれだ!」という誇りを呼び起こし、圧倒的な支持を集めた。

ラジオで全くかからず、MTVでも流れない中で、口コミだけで全米1位(累計800万枚近く)を記録した。

監督のコーエン兄弟はまず、「1930年代のミシシッピ州を舞台にした、ホメロスの『オデュッセイア』のパロディ」という映画コンセプトを考案。当時の人々が日常的に聴いていた「本物のルーツ・ミュージック」を映画の屋台骨にしようと考え、ルーツ音楽の深い知識を持つプロデューサー、T・ボーン・バーネットに「音楽を先に作ってほしい」と依頼。バーネットは撮影が始まる前に、アリソン・クラウスやエムルー・ハリスといった一流のミュージシャンを集め、1930年代の楽曲をレコーディングした。

現代のスタジオの「加工された音」を排し、マイクの配置や空気感、演奏者のダイナミズムを最大限に捉える最新のハイファイ録音技術を駆使して、当時の生々しさを再現した。

それまでブルーグラスや古いカントリーは、アメリカ国内でも「ヒルビリー(山出しの田舎者)」の古臭い音楽というネガティブなステレオタイプで見られがちだった。

コーエン兄弟のスタイリッシュな映像と、T・ボーン・バーネットによる高品質な音響が、そのイメージを「高潔で、オーセンティック(本物)な、アメリカの魂」へと180度転換させた。

都市部の若者たちが、バンジョーやマンドリンの響きを「新しい、オーガニックでかっこいいもの」として受け入れ始めた。楽器店では、バンジョー、マンドリン、フィドル(バイオリン)が売上を伸ばした。

プロデューサーはT・ボーン・バーネット。



【配信:アマゾン
  • U2
    「オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド」
    (All That You Can't Leave Behind)

    評論家たちが歓喜した「王道ロック回帰」の一枚。ポジティブな連帯を世界に訴えた。世界で1200万枚売れた。前作『Pop』(1997)、前々作『Zooropa』(1993)の約700万枚を大きく上回り、『Achtung Baby』(1991)の約1800万枚以来の大きなヒットになった。
  • インディア・アリー
    (India.Arie)
    「アコースティック・ソウル」
    (Acoustic Soul)

  • ボブ・ディラン
    (Bob Dylan)
    「ラヴ・アンド・セフト」
    (Love and Theft)
    1997年にアルバム賞を受賞した『Time Out of Mind』から一転し、軽妙で、力強く、そして毒のあるロックンロール・アルバム。タイトルにもある通り、過去のブルース、ジャズ、フォーク、ロカビリー、さらには古い文学などからの「引用(Theft=盗み)」に満ちている。


  • アウトキャスト
    (OutKast)
    「スタンコニーヤ」
    (Stankonia)
新人賞 アリシア・キーズ
(Alicia Keys)

  • デヴィッド・グレイ
    (David Gray)

  • インディア・アリー
    (India.Arie)

  • リンキン・パーク
    (Linkin Park)

  • ネリー・ファータド
    (Nelly Furtado)

2001年(第43回)の主要4部門

2002年↑ | 2001年 | 2000年↓

2001年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 U2

「ビューティフル・デイ」
(Beautiful Day)


アルバム『All That You Can't Leave Behind』からの第一弾シングル。アルバムより少し早くリリースされたため、本作が当年度のグラミーの選考対象となり、アルバムは翌年度に回された。

過去2作のアルバム、『Zooropa』『Pop』でテクノやディスコ、サンプリングを多用し、「自分たちが何者か」をわざと隠すような実験を繰り返してきたスーパースター。グループU2。

そんな彼らが、それまでの実験をすべて削ぎ落とし、最も純粋な「U2の骨格」だけで戻ってきた。透明感のあるエッジのギターと、ボノの飾らない歌声。ブリッジ部分から、ギターが重なり合ってエコーしていく展開は、まさに『The Joshua Tree』の頃の空気感を呼び覚ます。

朝っぱらから「神聖な場所」へと導いてくれるような清々しい一曲。

動画→
  • デスティニーズ・チャイルド
    (Destiny's Child)
    「セイ・マイ・ネーム」
    (Say My Name)

    動画→

  • メイシー・グレイ
    (Macy Gray)
    「アイ・トライ」
    (I Try)
    ソウルフルですが、メロディが非常にキャッチーで、ビートルズのような普遍的なポップ・センスを感じる。誰しもが経験したことのある「未練」をさらけだす。人間臭いタイムレスな名曲。

    動画→

  • マドンナ
    (Madonna)
    「ミュージック」
    (Music)

    動画→

  • イン・シンク
    (*NSync)
    「バイ・バイ・バイ」
    (Bye Bye Bye)

    「ただのアイドル」という偏見を打ち破った価値あるノミネート。当時、ボーイ・バンド(アイドルグループ)は、批評家やグラミーの選考委員からは「作られた操り人形」「10代の女の子向けの消耗品」として軽視されがちだった。 しかし、本作の圧倒的なクオリティは無視できなかった。エッジの効いた精緻なダンスビート。5人のハーモニーの精度。ポップスの完成形ともいる一曲。
    動画→
楽曲賞 U2

「ビューティフル・デイ」
(Beautiful Day)

(作詞・作曲:U2)


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  • デスティニーズ・チャイルド
    (Destiny's Child)
    「セイ・マイ・ネーム」
    (Say My Name)

    動画→

  • メイシー・グレイ
    (Macy Gray)
    「アイ・トライ」
    (I Try)

    動画→

  • フェイス・ヒル
    (Faith Hill)
    「ブリーズ」
    (Breathe)

    動画→

  • リー・アン・ウーマック
    (Lee Ann Womack)
    「アイ・ホープ・ユー・ダンス」
    (I Hope You Dance)

    動画→
アルバム賞 スティーリー・ダン
(Steely Dan)

「トゥー・アゲインスト・ネイチャー」
(Two Against Nature)



スティーリー・ダン(ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカー)にとって、1980年の『Gaucho』以来、実に20年ぶりのスタジオアルバムで。

「1小節のギターソロのために40人のギタリストを呼ぶ」と言われるほどの完璧主義者の2人。このアルバムでも、「人間の演奏による、デジタルを超える精密なグルーヴ」を追求したという。それだけに、職人芸が光る。

ロックやポップスの体裁をとりながら、中身は極めて複雑なジャズのハーモニーで構成されている。

歌詞世界で描かれるのは、都会の片隅にいる、ちょっと滑稽で、欲深くて、救いようのない人間たちのスケッチ。「Cousin Dupree」では、数年ぶりに再会した親戚の美少女に、必死で卑屈なアプローチをかける「うだつの上がらない中年男」が主人公。「What Shame About Me」で登場するのは、かつての恋人に再会したものの、自分はしがないモールの店員。見栄を張ろうとして結局失敗し、「俺って情けないよな」と自嘲する。

これらのエピソードを、洗練されたジャズ・ロックに乗せて、突き放したような視線で淡々と語る。冷笑的な知性が光る。

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  • ベック
    (Beck)
    「ミッドナイト・ヴァルチャーズ」
    (Midnite Vultures)
  • エミネム
    (Eminem)
    「ザ・マーシャル・マザーズ・LP」
    (The Marshall Mathers LP)
  • レディオヘッド
    (Radiohead)
    「キッド A」
    (Kid A)
  • ポール・サイモン
    (Paul Simon)
    「ユー・アー・ザ・ワン」
    (You're the One)
新人賞 シェルビィ・リン
(Shelby Lynne)

  • ブラッド・ペイズリー
    (Brad Paisley)

  • ジル・スコット
    (Jill Scott)

  • パパ・ローチ
    (Papa Roach)

  • シスコ
    (Sisqó)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

2000年(第42回)の主要4部門

2001年↑ | 2000年 | 1999年↓

2000年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 サンタナ&ロブ・トーマス
(Santana featuring Rob Thomas)

「スムース」
(Smooth)


世界中の人たちがとりつかれたように聞きまくったモンスターヒット。

単なるラテン音楽でも、単なるロックでもない。「ラテン・ロック・ポップ」という、誰もが踊れて、かつギタリストも納得する高度な融合を成し遂げた。

伝説のギタリスト、カルロス・サンタナ(当時52歳)と、飛ぶ鳥を落とす勢いだったマッチボックス・トゥエンティのロブ・トーマス(当時27歳)の組み合わせ。「ベテランの究極の技術」と「若手の才能」が、すごい熱量でぶつかり合う。ロブが歌い終わるのを待っていたかのように、サンタナのギターが「ギュイーン」と相槌を打つ会話劇が見事。

イントロのギターが鳴った瞬間に空気が熱を帯び、曲のいたるところに「中毒性」の仕掛けが施されている。

動画→
  • バックストリート・ボーイズ
    (Backstreet Boys)
    「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」
    (I Want It That Way)

    動画→

  • シェール
    (Cher)
    「ビリーヴ」
    (Believe)

    動画→

  • TLC
    「ノー・スクラブズ」
    (No Scrubs)

    動画→

  • リッキー・マーティン
    (Ricky Martin)
    「リビン・ラ・ビダ・ロカ」
    (Livin' la Vida Loca)

    リッキー・マーティン
    動画→
楽曲賞 サンタナ&ロブ・トーマス
(Santana featuring Rob Thomas)

「スムース」
(Smooth)

(作詞・作曲:ロブ・トーマス&イタール・シュール)


動画→
  • バックストリート・ボーイズ
    (Backstreet Boys)
    「アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ」
    (I Want It That Way)

    動画→

  • リッキー・マーティン
    (Ricky Martin)
    「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」
    (Livin' la Vida Loca)

    動画→

  • TLC
    「アンプリティ」
    (Unpretty)

    動画→

  • シャナイア・トゥエイン
    (Shania Twain)
    「ユーブ・ガット・ア・ウェイ」
    (You've Got a Way)

    動画→
アルバム賞 サンタナ
(Santana)

「スーパーナチュラル」
(Supernatural)



ラテン音楽を「エスニックな要素」ではなく、世界共通のポップスのスタンダードへと押し上げた。

ロブ・トーマス、エリック・クラプトン、ローリン・ヒル、デイヴ・マシューズ、イーグル・アイ・チェリーなどが歌唱を担当。誰が相手であっても、サンタナのギターが一本鳴った瞬間に「サンタナの世界」に染め上げてしまう。この「主役がギターである」という軸をぶらさずに、ジャンル(R&B、ヒップホップ、ロック)の壁をすべて破壊した。

当時、サンタナは長らくヒットから遠ざかり、大手レーベルから契約を切られてもおかしくない状態だった。かつて彼を世に送り出した名プロデューサー、クレイブ・デイビスと再タッグを組み、52歳にして自己最高の売上(世界で3000万枚以上)を記録した。

サンタナの土着的なギターの超絶技巧と、プロデューサー陣やロブ・トーマスら共演・共作者たちの「ポップセンス」が融合。マジカルな名盤が生まれた。

『Africa Bamba』のように、ラテンの熱量をそのままメインストリームにねじ込んだスペイン語の曲もある。

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  • バックストリート・ボーイズ
    (Backstreet Boys)
    「ミレニアム」
    (Millennium)

  • ディクシー・チックス
    (Dixie Chicks)
    「フライ」
    (Fly)

  • ダイアナ・クラール
    (Diana Krall)
    「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」
    (When I Look in Your Eyes)

  • TLC
    「ファンメール」
    (FanMail)
新人賞 クリスティーナ・アギレラ
(Christina Aguilera)

  • ブリトニー・スピアーズ
    (Britney Spears)

  • キッド・ロック
    (Kid Rock)

  • メイシー・グレイ
    (Macy Gray)

  • スーザン・テデスキ
    (Susan Tedeschi)

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

▲目次へ

1990年代

80年代へ▼

99年 | 98年 | 97年 | 96年 | 95年 | 94年 | 93年 | 92年 | 91年 | 90年 | 

1999年(第41回)の主要4部門

2000年↑ | 1999年 | 1998年↓

1999年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 セリーヌ・ディオン
(Celine Dion)

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
(My Heart Will Go On)


映画「タイタニック」の主題歌。映画とともに世界中を感動を与えた。

冒頭のささやくような繊細な歌唱から、サビでの爆発的なロングトーンまで、セリーヌのダイナミクス(抑揚)の制御が完璧。特に、最後の転調(Key Change)に向けた盛り上がりは、ポップス界における「歌唱力の基準」を一段引き上げたと言われる。

繊細なフルートの導入から、重厚なオーケストレーションへの移行、そして劇的な転調。この構成が、映画『タイタニック』の悲劇的なストーリーと完璧にシンクロした。

作曲家のジェームズ・ホーナーは、映画の劇伴のメロディを、本作にも組み込んだ。観客は映画を観ている間中、その旋律を刷り込まれているため、曲を聴いた瞬間に映画の感動がフラッシュバックさせる。

映画のジェームズ・キャメロン監督は当初、作品の最後にポップソングを流すことに反対していた。しかし、セリーヌの歌声を聴いた瞬間にその考えを変えたという。

全世界で1,800万枚以上のシングル・セールスを記録。

1990年代はホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーなど、歌唱力を前面に出したバラードの黄金期だったが、その究極が本作。
  • 「ザ・ボーイ・イズ・マイン」
    ブランディー&モニカ

    動画→

  • 「アイリス」
    グー・グー・ドールズ

    動画→

  • 「レイ・オブ・ライト」
    マドンナ

    動画→

  • 「スティル・ザ・ワン」
    シャナイア・トゥエイン

    動画→
楽曲賞 セリーヌ・ディオン
(Celine Dion)

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
(My Heart Will Go On)

(作曲・作詞:ジェームズ・ホーナー&ウィル・ジェニングス)
  • 「ミス・ア・シング」
    エアロスミス

  • 「アイリス」
    グー・グー・ドールズ

  • 「リーン・オン・ミー」
    カーク・フランクリン

  • 「スティル・ザ・ワン」
    シャナイア・トゥエイン
アルバム賞 ローリン・ヒル
(Lauryn Hill)

「ミスエデュケーション」
(The Miseducation of Lauryn Hill)



史上初のヒップホップの最優秀アルバム賞。

ヒップホップがいかに豊かで、美しいメロディや深い精神性と共存できるかを証明した、ヒップホップ史上最も重要なアルバムの一つと評価されている。

ネオ・ソウルというジャンルを完成させた金字塔でもある。1970年代のクラシック・ソウル(生楽器の演奏、精神性の高い歌詞)に、ヒップホップのビートやサンプリング感覚をミックス。「ラップもできるソウルシンガー」として、当時機械的になりつつあったR&Bに「生身の人間味(ソウル)」を吹き込んだ。

この「音楽的な懐の深さ」が、ラップに馴染みのなかった年配のグラミー投票層にも芸術性を認めさることにつながったようだ。

制作時、弱冠22歳(1975年生まれ)。自身の妊娠、失恋、フュージーズの解散、神への信仰、そして母親としての喜びを、生々しくも美しい言葉で綴った。さらにセルフプロデュースまでこなした事実は、当時の音楽界を震撼させた。

そして、ソロとして一枚目だった本作を最後にスタジオアルバムを出さず、文字通り「伝説」と化した。

それにしても、シャナイア・トゥエインの『Come On Over』をおさえて最優秀アルバム賞を受賞したのは凄い。

セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」が「伝統的なポップスの頂点」としてRecord of the Yearを獲った一方で、ローリン・ヒルがAlbum of the Yearを獲ったこの年は、「王道への敬意」と「新時代への扉」を同時に祝福した、グラミー史上でも稀に見るバランスの取れた年だったと言えるかも知れない。

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  • 「グローブ・セッションズ」
    シェリル・クロウ

  • 「バージョン2.0」
    ガービッジ

  • 「レイ・オブ・ライト」
    マドンナ

  • 「カム・オン・オーヴァー」
    シャナイア・トゥエイン
新人賞 ローリン・ヒル
  • アンドレア・ボチェッリ

  • バックストリート・ボーイズ

  • ディクシー・チックス

  • ナタリー・インブルーリア

1998年(第40回)の主要4部門

1999年↑ | 1998年 | 1997年↓

1998年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ショーン・コルビン
(Shawn Colvin)

「サニー・ケイム・ホーム」
(Sunny Came Home)


コルビンの歌唱は「洗練された、抑制の効いた表現」として高く評価されました。「突き放したような冷淡さ」を持って歌っているのがポイント。歌詞の内容は「家に火をつける」という非常に過激で情熱的なものだが、彼女はそれをあえて淡々と、静かに歌った。この「熱い内容を冷たく歌う」というギャップが、聴き手にサニーという主人公の心の闇や、静かな狂気をよりリアルに感じさせた。

難易度の高いメロディを、あたかも「喋っている」かのように自然に歌いこなす技術も、ベテランならではの職人芸。

レコード(音源)としての評価で特筆すべきは、彼女自身のコーラスの重ね方。サビの部分などで、彼女自身の声が幾重にも重なっている。これが独特の浮遊感と、どこか幻想的な雰囲気を作り出している。メイン・ボーカルとバック・ボーカルの調和が完璧で、声自体が「楽器の一部」として楽曲の質感を形成している点が、プロデューサーやエンジニアからも称賛された。

プロデューサーのジョン・レヴェンタールは、アコースティックな響きを活かしつつ、一定のリズムループを基調にしており、当時のラジオで他のダンス曲やR&Bと並んで流れても違和感のない現代的なグルーヴを生んだ。

イントロから流れるマンドリンのフレーズは、一度聴いたら忘れられないフック(耳に残る仕掛け)になっている。フォークでマンドリンを使うと「カントリー調」や「牧歌的」になりがちだがレヴェンタールはこれを「パーカッシブなフック」として使用した。

売上や知名度だけで言えば、ハンソンやRケリーの方が圧倒的だったが、グラミーは、磨き上げたられた歌唱、レコード・プロダクション、ソング・ライティングの技術の結晶を「頂点」として選んだ。

動画→
  • 「オール・ザ・カウボーイズ・ゴーン」
    ポーラ・コール

    オルタナ・ポップの旗手。皮肉めいた歌詞と、非常に独創的なサウンドで社会現象になった。

  • 「エブリデイ・イズ・ア・ワインディング・ロード」
    シェリル・クロウ

    90年代を象徴するロック・クイーン。ラジオで流れない日はないほどの特大ヒット。

  • 「キラメキ☆ンー バップ」
    ハンソン

    世界的な「ハンソン・フィーバー」を巻き起こした曲。10代の兄弟による、圧倒的なキャッチーさとポップの完成度。

  • 「アイ・ビリーブ・アイ・キャン・フライ」
    R・ケリー

    映画『スペース・ジャム』の主題歌。全米の卒業式やイベントで歌われた、当時を代表する「国民的アンセム」。
楽曲賞 ショーン・コルヴィン
(Shawn Colvin)

「サニー・ケイム・ホーム」
(Sunny Came Home)

(作曲・作詞:ショーン・コルヴィン&ジョン・リーヴェンタール)



「過去を焼き払って人生をやり直す女性」の物語。歌詞の最後で、この女性(サニー)は家に火をつける。収録アルバム『A Few Small Repairs』全体が「離婚と再生」をテーマにしており、この曲はそのクライマックス。単なるポップソングではなく、一編の短編小説のような深みが、グラミー会員の心に響いたようだ。。
  • 「ドント・スピーク」
    ノー・ダウト

  • 「ハウ・ドゥ・アイ・イヴ」
    リアン・ライムス&トリーシャ・イヤウッド

  • 「オール・ザ・カウボーイズ・ゴーン」
    ポーラ・コール

  • 「アイ・ビリーブ・アイ・キャン・フライ」
    R.ケリー
アルバム賞 ボブ・ディラン
(Bob Dylan)

「タイム・アウト・オブ・マインド」
(Time Out of Mind)



1990年代のスランプ期を経て、大復活を遂げた一枚。ディランのソングライティング能力が全く衰えていないことを証明した。

1990年9月にリリースした「Under the Red Sky」が批評家に不評を買った。それから数年間、新曲のライティングが進まなくなり、伝統的なフォークのカバーアルバムを2枚出して時間を稼いでいた。このころのライブでは歌唱や演奏が投げやりなことも多かったと言われる。一時は引退も考えていたという。私生活では1992年に離婚もした。

このアルバムの多くの歌詞は、1996年の冬、ディランがミネソタにある自分の農場に滞在していた時に書かれた。当時、ミネソタは記録的な猛吹雪に見舞われ、ディランは家の中に完全に閉じ込められた。やることがなく、外は真っ白な闇。その「逃げ場のない孤独」が、ディランを自分の内面の最も深い場所へと強制的に向かわせた。

当時50代半ば。孤独、後悔、そして避けられない「死」を真っ向から描いた。

例えば収録曲「Not Dark Yet」は、「どこへ行こうとしても、そこにはもう辿り着けない」「かつて愛した感情さえ、もう思い出せない」といったフレーズが続く。人生の終盤に差し掛かった男が、避けられない終わり(死や忘却)を静かに見つめている独白になっている。

別の曲「Tryin' to Get to Heaven」では、多くの過ちを犯し、すべてを失いかけている男が、それでも最後に一筋の光を求めて足掻く姿を描いた。

作曲面では、1930年代の古いブルースやフォークの形式(作曲の型)を土台にした。シンプルで古典的なコード進行を採用。そこに、名プロデューサー、ダニエル・ラノワ(U2『ヨシュア・トゥリー』『焰』『アクトン・ベイビー』、ピーター・ガブリエル『So』など)が現代的な音響を被せた。

深いエコーと重厚な空気感。ディランのしわがれた声が、まるで霧の中から聞こえてくる予言者のように演出されている。

スタジオに11人ものミュージシャンを同時に入れ、マイクを立てて一発録りする手法をとった。これにより、最近の整った音楽にはない「不穏で、生々しい空気の震え」が記録されている。

1997年9月末発売。「ディランはもう終わった」という空気が漂っていた中でのリリースだったため、その凄まじい完成度に世界中が息を呑んだ。多くの評論家が、1975年の『血の轍(Blood on the Tracks)』以来、あるいは60年代の黄金期以来のクオリティだと絶賛した。とくに歌詞の重層的な意味や、安易な希望を歌わない徹底したリアリズムが高く評価された。

なお、本作に収録されているバラード「Make You Feel My Love」は後にアデルらにカバーされ、スタンダード・ナンバーになった。

<受賞スピーチ▼>


【配信:アマゾン
  • 「ザ・デイ」
    ベイビーフェイス

  • 「ディス・ファイア」
    ポーラ・コール

  • 「フレイミング・パイ」
    ポール・マッカートニー

  • 「OK コンピューター」
    レディオヘッド
新人賞 ポーラ・コール
  • エリカ・バドゥ

  • フィオナ・アップル

  • ハンソン

  • パフ・ダディ

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1997年(第39回)の主要4部門

1998年↑ | 1997年 | 1996年↓

1997年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 エリック・クラプトン
(Eric Clapton)

「チェンジ・ザ・ワールド」
(Change the World)


1993年「ティアーズ・イン・ヘブン」に続いて、「ギターの神」が頂点に立った。

ブルース/ロックの象徴であるクラプトンの渋いボーカルとギターに、ベイビーフェイスが得意とする洗練された都会的なR&Bのプロダクションが合体。モダンなサウンドになっている。

アコースティック・ギターの透明感、スネアドラムの絶妙な残響、50代になったクラプトンの渋いボーカルなど、すべての音が耳に心地よい。ネイザン・イーストのベースラインなど最小限の音数で極上のグルーヴを生み出した。

キャッチーなメロディですが、コード進行にはジャズやR&Bのスパイス(テンション・コード)が散りばめられている。

「ギターの神」として激しいソロを弾いていたクラプトンが、1992年の『MTV Unplugged』を経て、さらに一歩進んだ大人のポップ・ブルースを確立した。

映画『フェノミナン』の主題歌。カントリー歌手ワイノナ・ジャッドが歌っていた曲のカバー。

 動画→
  • 「ギブ・ミー・ワン・リーズン」
    トレイシー・チャップマン

    動画→

  • 「ビコーズ・ユー・ラブド・ミー」
    セリーヌ・ディオン

    動画→

  • 「アイロニック」
    アラニス・モリセット

    動画→

  • 「1979」
    スマッシング・パンプキンズ

    「重厚なギタースタック」をあえて抑え、ドラムループやサンプリング、シンセサイザーを導入。ロックバンドがダンスミュージックの要素をこれほど切なく、ノスタルジックに表現した。誰もが感じる「青春の終わり」を歌ったことで、ジャンルの垣根を超えて評価された。オルタナティブ・ブームが芸術的なポップスへと昇華。
    動画→
楽曲賞 エリック・クラプトン
(Eric Clapton)

「チェンジ・ザ・ワールド」
(Change the World)

(作曲・作詞:ゴードン・ケネディ、ウェイン・カークパトリック、トミー・シムズ)


動画→
  • 「ビコーズ・ユー・ラブド・ミー」
    セリーヌ・ディオン

  • 「ブルー」
    リアン・ライムス

  • 「ため息つかせて」
    ホイットニー・ヒューストン

  • 「ギブ・ミー・ワン・リーズン」
    トレイシー・チャップマン
アルバム賞 セリーヌ・ディオン
(Celine Dion)

「フォーリング・イントゥ・ユー」
(Falling Into You)



セリーヌ・ディオンが「声という楽器のオリンピック選手」と化したアルバム。

1曲目の「It's All Coming Back to Me Now」では、過去の恋に翻弄される女性を演じる。喜び、後悔、情熱といった感情を音色で表現し、一本の壮大な映画を観たようなドラマ的な満足感を与える。

6曲目の「All by Myself」では冒頭の絶望の淵にいるような細く震える声から、孤独を力に変えて叫ぶような中盤。クライマックスで見せる、驚異的なロングトーンと超高音(F5)。

一作の中で広いダイナミックレンジを完璧にコントロールした。

一人のプロデューサーではなく、音楽界の巨匠たちがそれぞれの得意分野を持ち寄って作った贅沢な工芸品になっている。デビッド・フォスター(王道バラード)、ジム・スタインマン(ドラマチックなロック・オペラ)、アンバート・ガティカ(最高峰のミキシング)など、10人以上の超一流プロデューサーが参加した。
  • 「オディレイ」
    ベック

  • 「ザ・スコア」
    フージーズ

  • 「メロンコリーそして終りのない悲しみ」
    スマッシング・パンプキンズ

  • 「ため息つかせて」
    諸唱奏者
新人賞 リアン・ライムス
  • ガービッジ

  • ジュエル

  • ノー・ダウト

  • トニー・リッチ・プロジェクト

1996年(第38回)の主要4部門

1997年↑ | 1996年 | 1995年↓

強力なシングルがそろった年。優れた構築美を誇るシールの「Kiss from a Rose」がレコード賞と楽曲賞の2冠を達成。ヒップホップをメインストリーム文化に変えたクーリオ、R&Bの金字塔を打ち立てたTLC、そして16週連続1位という不滅の記録を刻んだマライア・キャリー&ボーイズ・II・メンらを抑えた。
アルバム賞は、21歳の新人アラニス・モリセットによる『Jagged Little Pill』が、超大物を抑えて勝利。
新人賞ノミネートは「史上最強」レベルの顔ぶれとなり、デビューアルバムが2000万枚超の怪物セールスを記録したフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュが受賞。

1996年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 シール
(Seal)

「キス・フロム・ア・ローズ」
(Kiss from a Rose)


シールのハスキーでありながらシルキーな、力強くも繊細なボーカルが、曲の持つ「痛みと愛」という複雑な感情を見事に表現した。

オープニングのアカペラ・ハーモニーや、オーボエのような管楽器の使い方は、ルネサンス音楽やバロック音楽のような古風な雰囲気を持っている。シールの声を何層にも重ねた緻密なボーカル・アレンジは、聴き手に没入感を与える。

リリース当初(1994年)は大きなヒットにはならず。映画『バットマン フォーエヴァー』の監督がこの曲を気に入り、映画のエンディングテーマに採用された。映画の大ヒットとともにチャートを急上昇し、全米1位に。

動画→
  • 「ワン・スウィート・デイ」
    マライア・キャリー&ボーイズ・Ⅱ・メン
    当時の2大スターによる「歌唱力の暴力」ともいえる圧倒的なコーラスワークで、全米チャート16週連続1位という驚異的な記録(当時)を打ち立てた、90年代バラードの頂点にして究極のレクイエム。

    動画→

  • 「ギャングスタズ・パラダイス」
    クーリオ
    ラップを世界共通の「ポップ・アンセム」に押し上げた金字塔。ラップを、スティービー・ワンダーのサンプリングによる荘厳な旋律で塗り替えた。

    動画→

  • 「ワン・オブ・アス」
    ジョーン・オズボーン
    「もし神様が、バスに乗っている見知らぬ誰かの一人だったら?」という大胆でスピリチュアルな問いかけを、泥臭いブルース・ロックに乗せて歌い、全米に宗教観を問う議論を巻き起こした知的な衝撃作。

    動画→

  • 「ウォーターフォールズ」
    TLC
    TLC 薬物やエイズといった深刻な社会問題を、極上のメロウなR&Bサウンドと「滝を追いかけないで」という美しい比喩で包み込み、ガールズ・グループの音楽的・精神的な成熟を世界に見せつけた傑作。

    動画→
楽曲賞 「キス・フロム・ア・ローズ」
シール


(作詞・作曲:シール)


動画→
  • 「ワン・オブ・アス」
    ジョーン・オズボーン

  • 「ラブ・ユー・ライク・ザット」
    オール・フォー・ワン

  • 「ユー・アー・ナット・アローン」
    マイケル・ジャクソン

  • 「ユー・オウタ・ノウ」
    アラニス・モリセット
アルバム賞 アラニス・モリセット
(Alanis Morissette)

「ジャグド・リトル・ピル」
(Jagged Little Pill)



21歳の新人アラニス・モリセットが、マイケル・ジャクソンやマライアといった絶対王者を抑えて受賞。

1990年代前半はニルヴァーナなどのグランジ・ブームがあったが、それはまだ少し「アンダーグラウンド」な香りが残っていた。アラニスは本作で、プロデューサーのグレン・バラードと共に、エッジの効いたロック・サウンドと、一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディを完璧に融合させた。これにより、「オルタナティヴ・ロック」というジャンルを、誰もが聴くお茶の間のセンター(メインストリーム)へと押し上げた。

アラニス(21歳)が自身の人生を深く掘り下げて書いた日記のような作品。「Ironic」や「Hand in My Pocket」に見られるように、人生の矛盾や不条理を哲学的に描くソングライティング能力が高く評価された。

【配信:アマゾン
  • 「デイドリーム」
    マライア・キャリー

  • 「ヒストリー」
    マイケル・ジャクソン

  • 「レリッシュ」
    ジョーン・オズボーン

  • 「バイタロジー」
    パール・ジャム
新人賞 フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ
  • アラニス・モリセット

  • ブランディ

  • ジョーン・オズボーン

  • シャナイア・トゥエイン

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1995年(第37回)の主要4部門

1996年↑ | 1995年 | 1994年↓

1995年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 シェリル・クロウ
(Sheryl Crow)

「オール・アイ・ウォナ・ドゥ」
(All I Wanna Do)


心地よいサウンドと気だるいボーカルが魅力。土着的なルーツ・ロックやカントリーの要素(渋いスライドギターや気だるいボーカル)に、機械的な一定のビートを鳴らし続けるヒップホップ的でフレッシュな質感を取り込んだ。

サビ以外のパートでは、歌っているというより語りかけているスタイル。「L.A.(ロサンゼルス)のバーで昼間から酒を飲んでいる人」「日曜日にせっせと洗車に励む人」を皮肉りつつ、『私も大きな夢や崇高な目的を持つことに疲れた』として、「All I Wanna Do is have some fun(ただ楽しみたいだけ)」と繰り返す。

こうした刹那的な歌詞を、強烈な太陽、乾いた空気、オープンカーを連想させるような明るい音に乗せ、「開き直り」の境地へと導く。

20世紀の美しき伝統を体現したような王道の「メイク・ラブ・トゥー・ユー」などよりも、新しさを感じさせる本作を選んだ。

 動画→
  • 「メイク・ラブ・トゥー・ユー」
    ボーイズ・II・メン

    動画→

  • 「私は私」
    (He thinks, He'll keep her)
    メアリー・チェイピン・カーペンター


    動画→

  • 「恋が生まれるとき」
    (Love Sneakin 'Up On You)
    ボニー・レイット

    動画→

  • 「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」

    ブルース・スプリングスティーン
    動画→
楽曲賞 「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」
ブルース・スプリングスティーン


(作詞・作曲:ブルース・スプリングスティーン)


動画→
  • 「オール・アイ・ウォナ・ドゥ」
    シェリル・クロウ

  • 「愛を感じて」
    エルトン・ジョン

  • 「サークル・オブ・ライフ」
    エルトン・ジョン

  • 「アイ・スウェアー」
    オール・フォー・ワン
アルバム賞 トニー・ベネット
(Tony Bennett)

「MTVアンプラグド」
(MTV Unplugged)



当時67歳のジャズ界のレジェンドによる生歌&生楽器演奏(アンプラグド)もの。古き良きアメリカの名曲群を、クールに歌い上げ、MTV世代の若者たちをうならせた。

艶やかで張りのある高音。歌詞の一言一言が、まるで耳元で語りかけられているようにクリアに届く。「Fly Me to the Moon」ではあえてマイクを遠ざけ、生の声の力で会場の隅々まで歌声を届けた。

「人間が声を出すことの根源的な素晴らしさ」を見せつけた一枚。

【配信:アマゾン
  • 「3大テナー・イン・コンサート1994」
    ホセ・カレーラス&プラシド・ドミンゴ&ルチアーノ・パヴァロッティwith ズービン・メータ

  • 「フロム・ザ・クレイドル」
    エリック・クラプトン

  • 「ロンギング・イン・ゼア・ハーツ」
    ボニー・レイット

  • 「シール」
    シール
新人賞 シェリル・クロウ
  • エイス・オブ・ベイス

  • カウンティング・クロウズ

  • クラッシュ・テスト・ダミーズ

  • グリーン・デイ

1994年(第36回)の主要4部門

1995年↑ | 1994年 | 1993年↓

1994年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ホイットニー・ヒューストン
(Whitney Houston)

「オールウェイズ・ラブ・ユー」
(I Will Always Love You)


1990年代前半を代表する世界的な大流行歌。

ホイットニーの完璧なピッチ(音程)と、吐息さえもコントロールした繊細な表現が、強烈な引力を放つ。囁くようなアカペラでの導入から、最後のサビでの爆発的なロングトーンに至るまでの音量幅(ダイナミクス)の広さは、ボーカルパフォーマンスとしても、録音技術としても「最高到達点」と評価された。

原曲は、カントリー歌手ドリー・パートンによる素朴な別れの歌。カントリー特有のメロディラインを、ホイットニーのルーツであるゴスペルや、一つの音節を多くの音符で揺らして歌うR&B技法を用いて再構築した。その創造性も評価ポイント。

プロデューサーのデビッド・フォスターは、最小限の楽器構成から徐々に厚みを加え、有名な「静寂の後のサビ」で感情を爆発させる劇的な構成を作り上げた。ホイットニーの声の倍音を最大限に活かしたミキシング、サックスソロ(カーク・ウェイラム)の挿入タイミングなど、一音の狂いもない高度なパッケージングも、グラミー会員から支持されたようだ。

娯楽系の大衆映画「ボディガード」から生まれた曲ながら、その中身は「究極の職人技」が詰まった芸術品。

動画→
  • 「ホール・ニュー・ワールド」
    ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル
    ディズニー映画『アラジン』の主題歌

    動画→

  • 「ザ・リバー・オブ・ドリームス」
    ビリー・ジョエル
    自身のルーツであるゴスペルやドゥーワップを現代的に解釈した、キャリア後期の金字塔的な大ヒット曲。

    動画→

  • 「ルーズ・マイ・フェイス・イン・ユー」
    スティング
    緻密なアレンジと哲学的な歌詞。スティングらしい気品に満ちた楽曲。

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  • 「ハーベスト・ムーン」
    ニール・ヤング
    伝説的な名盤『Harvest』の精神を継承した、静謐で美しいフォーク・ロックの傑作。

    動画→
楽曲賞 「ホール・ニュー・ワールド」
ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル


(作詞・作曲:アラン・メンケン&ティム・ライス)


 動画→
  • 「ザ・リバー・オブ・ドリームス」
    ビリー・ジョエル

  • 「愛に全てを捧ぐ」
    ミートローフ

  • 「ルーズ・マイ・フェイス・イン・ユー」
    スティング

  • 「ハーベスト・ムーン」
    ニール・ヤング
アルバム賞 ホイットニー・ヒューストンほか
(Whitney Houston)

「映画『ボディガード』サントラ」
(The Bodyguard – Original Soundtrack Album)



全12曲構成で、うち前半の6曲はホイットニー・ヒューストンによる。「I Will Always Love You」に加えて、「I Have Nothing」「ラン・トゥ・ユー」という強力なオリジナル・バラードが同居。さらに、チャカ・カーンのカバーを完璧な現代的ダンスチューンに昇華させた「I'm Every Woman」もあり、全盛期のホイットニーが、バラードからダンスまで完璧に歌いこなしたボーカル・ショーケースになっている。

サウンドトラックがアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞するのは、1979年の『サタデー・ナイト・フィーバー』以来の快挙だった。

世界で4500万枚以上という驚異的な売り上げを記録。しばらく「モンスター・アルバム」に恵まれていなかった音楽業界全体にとって朗報だった。

【配信:アマゾン
  • 「カマキリアド」
    ドナルド・フェイゲン

  • 「リヴァー・オブ・ドリームス」
    ビリー・ジョエル

  • 「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」
    (Automatic for the People)
    R.E.M.
    (アール・イー・エム)

  • 「テン・サマナーズ・テイルズ」
    スティング
新人賞 トニ・ブラクストン
  • ベリー

  • ブラインド・メロン

  • ディゲイブルプラネッツ

  • エスダブリュヴイ

1993年(第35回)の主要4部門

1994年↑ | 1993年 | 1992年↓

1993年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 エリック・クラプトン
(Eric Clapton)

「ティアーズ・イン・ヘブン」
(Tears in Heaven)

1991年3月にニューヨークの高層マンションから転落死したクラプトンの4歳の息子、コナー君に捧げた曲。「天国で会えたら、パパの名前を覚えているかな?」と問いかける。カントリーやブルースの素養を残しつつ、子守唄のような優しく穏やかな旋律。

息子の死で絶望にくれていたクラプトンは、誰に聞かせるつもりもなく、自宅でギターを弾きながら「天国で会えたら・・・」という最初のフレーズとメロディを口ずさんでいたという。

その後、映画のサントラ制作のオファーを受けたクラプトンは、共作者となるウィル・ジェニングス(後にタイタニックの『My Heart Will Go On』なども手掛ける作詞家)を呼び、映画用の楽曲として完成させた。

つぶやくような弱々しい歌声。ギター(スタジオ録音盤)は、ナイロン弦のクラシックギターが使われており、クラプトンの指先の温もりや、弦に触れる繊細なタッチが伝わる。部屋で一人、亡き息子を想ってギターを爪弾いていた時の心情が、そのままレコード化されている。


動画→
  • 「エイキィ・ブレイキィ・ハート」
    ビリー・レイ・サイラス
    マイリー・サイラスの父親。

    動画→

  • 「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」
    セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン

    動画→

  • 「コンスタント・クレイビング」
    k.d.ラング(ケイ・ディー・ラング)

    動画→

  • 「セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」
    ヴァネッサ・ウィリアムス

    動画→
楽曲賞 「ティアーズ・イン・ヘブン」
エリック・クラプトン


(作詞・作曲:エリック・クラプトン&ウィル・ジェニングス)


動画→
  • 「エイキィ・ブレイキィ・ハート」
    ビリー・レイ・サイラス

  • 「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」
    セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン

  • 「コンスタント・クレイビング」
    k.d.ラング(ケイ・ディー・ラング)

  • 「セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」
    ヴァネッサ・ウィリアムス
アルバム賞 エリック・クラプトン
(Eric Clapton)

「アンプラグド~アコースティック・クラプトン」
(Unplugged)



1990年代に流行したMTVアコースティック・ライブ番組「アンプラグド(Unplugged)」シリーズの中でも断トツの音楽的価値の高さを誇るとされる回。1960年代からの伝説的ギタリストだったクラプトンが、1990年代という新しい時代に、若者から大人までを虜にした。

ライブは1992年1月16日、クラプトンの自宅に近いイギリスの小さなスタジオで、観客約300人を集めて行われた。

クラプトンはこのステージを、単なる代表曲の披露の場ではなく、自身のルーツである「デルタ・ブルース」への回帰の場とした。派手なエフェクトや大音量の影に隠れがちだった、クラプトンの真骨頂であるフィンガー・ピッキングや繊細なギターワークが白日の下にさらされた。ビッグ・ビル・ブルーンジーやロバート・ジョンソンのカバーを、1992年の最新の音響で演奏したことで、若い世代にブルースという音楽の魅力を再発見させた。

過去のロック・ナンバーを、洗練された大人の音楽に昇華させた。例えば、かつてのエレクトリック・ギターによる激しい叫びのような名曲「レイラ」は、ゆったりとしたブルージーなシャッフルとして生まれ変わった。

ピアノのチャック・リーヴェルら超一流のミュージシャンたちが、アコースティック・ライブの極致とも言える緊張感と美しさを生み出した。

1992年3月、MTVで放映され大反響。1992年8月、音源がアルバムとして発売された。全世界で2,600万枚以上を売り上げ、史上最も売れたライブアルバムとなった。

生演奏の凄さを幅広い層に伝えた意義は大きい。ライブ盤が最優秀アルバム賞を受賞するのは、1973年のジョージ・ハリスン&フレンズの「バングラデシュ・コンサート」以来、20年ぶり。「ライブ盤はスタジオ盤よりも格下」という価値観を大きく変えた。
  • 「アンジャニュウ」
    k.d.ラング(ケイ・ディー・ラング)

  • 「ディーバ」
    アニー・レノックス

  • 「アクトン・ベイビー」
    U2

  • 「「美女と野獣」オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック」
    バリアス・アーティスト
新人賞 アレステッド・ディヴェロップメント
(Arrested Development)
  • ビリー・レイ・サイラス

  • ジョン・セカダ

  • クリス・クロス

  • ソフィー・B・ホーキンズ

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1992年(第34回)の主要4部門

1993年↑ | 1992年 | 1991年↓

ニルヴァーナを闇に葬り、「お父さん懐メロ」カバーを圧勝させた

主要3部門は、亡き父親の曲をカバーした歌手ナタリー・コールの作品によって制圧された。ニルヴァーナのアルバム『ネバーマインド』(1991年9月24日発売)がリリースされたが、アルバム賞にノミネートされず、オルタナ・アルバム賞のノミネートにとどまった。なお、『ネバーマインド』に収録されたシングル「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」(1991年9月10日発売)は翌年のグラミーにエントリーされたが、主要部門ではかすりもせず、マイナー部門でのノミネートにとどまった。「過去へのノスタルジー(ナタリー)」が「未来への爆発(ニルヴァーナ)」を実質的にシャットアウトした年となった。

せめてREMに・・・

せめてR.E.M.に主要部門のうち一つでも与えるべきだった。アルバム『Out of Time』とシングル「Losing My Religion」は、当時の音楽シーンを塗り替えた金字塔だった。

『昔の良かった時代』を思い出すための「同窓会」との批判

当時の最も影響力のある批評家の一人、ジョン・パレレス(ニューヨーク・タイムズ紙)は、この年のグラミーを受けて「あまりに保守的で時代遅れだ」と厳しく批判した。現代の音楽シーンで起きている変化(ニルヴァーナやヒップホップ)を完全に無視した「過去への逃避行」であり、年配の投票者が『昔の良かった時代』を思い出すための「同窓会」になってしまったという論陣を張った。

1992年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 ナタリー・コール&ナット・キング・コール
(Natalie Cole With Nat King Cole)

「アンフォゲッタブル」
(Unforgettable)


1965年に亡くなった父ナット・キング・コールのオリジナルの歌声に、娘ナタリーが「あたかも隣で一緒に歌っているかのように」声を重ねた。

プロデュースのデビッド・フォスターは、 ジャズ特有の「スモーキーで夜のクラブのような雰囲気」を少し抑え、代わりにおしゃれなホテルのラウンジや、高級なオーディオで聴くのに適した「都会的でリッチな質感」に仕上げた。

編曲を担当したジョニー・マンデルは、ジャズ・コンボ(少人数編成)のような渋さではなく、フルオーケストラによる厚みのあるサウンドを多用。リッチな音に仕上げた。

古いアナログ録音から父ナット・キング・コールの声だけをきれいに抽出し、最新の録音技術で娘の声と完璧に同期させるのは、当時のエンジニアにとって至難の業。「本当にスタジオに二人がいたのではないか?」と錯覚するほどの自然な仕上がりは、当時の最高峰の音響技術の結晶だった。

動画→
  • 「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」
    ブライアン・アダムス

    動画→

  • 「ベイビー・ベイビー」
    エイミー・グラント

    動画→

  • 「愛のストーリー 」
    ボニー・レイット

    動画→

  • 「ルージング・マイ・レリジョン」
    R.E.M.(アール・イー・エム)
    マンドリンを主役に据え、内省的な歌詞を歌うこの曲は、それまでの「売れるポップス」の定義を壊した。

    動画→
楽曲賞 「アンフォゲッタブル」
ナタリー・コール with ナット・キング・コール


(作詞・作曲:アーヴィン・ゴードン)


オリジナルは1951年発表。40年前の曲ながら、当時のグラミーの規定では、「その年に初めて著しい顕著な成果(ヒットや再評価)を上げた楽曲」であれば、過去の曲であってもノミネートが可能だった。

この「古い曲が楽曲賞を獲ってしまう」という事態は、痛烈な批判を浴びた。

翌年からグラミーは「過去に有名になった曲、あるいは既にスタンダードとして定着している曲は、楽曲賞の対象外とする」というルール変更を行った。

動画(音のみ)→
  • 「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」
    ブライアン・アダムス

  • 「ベイビー・ベイビー」
    エイミー・グラント

  • 「ルージング・マイ・レリジョン」
    R.E.M.(アール・イー・エム)

  • 「ウォーキング・イン・メンフィス」
    マーク・コーン
アルバム賞 ナタリー・コール
(Natalie Cole)

「アンフォゲッタブル」
(Unforgettable...with Love)



全曲が父親ナット・キング・コールの持ち歌のカバー。つまり新曲ゼロ。

当時、ジャズ・スタンダードは「お年寄りの聴く過去の音楽」と思われていた。しかし、このアルバムは世界で1400万枚以上という異例のヒットになった。

音楽シーンはニルヴァーナに代表される「グランジ(荒々しいロック)」や、過激な歌詞のヒップホップが台頭し始めていた。保守的な傾向があるグラミー賞の投票会員たちにとって、ナタリーのアルバムは「これこそが私たちが守るべき『音楽の品位』であり、卓越した技術だ」という、いわば「正統派音楽への回帰」を象徴する避難所のような存在だったのかも知れない。
  • 「ハート・イン・モーション」
    エイミー・グラント

  • 「ラック・オブ・ザ・ドロー」
    ボニー・レイット

  • 「アウト・オブ・タイム」
    R.E.M.(アール・イー・エム)

  • 「リズム・オブ・ザ・セインツ」
    (The Rhythm of the Saints)
    ポール・サイモン
新人賞 マーク・コーン
(Marc Cohn)
  • ボーイズIIメン

  • シー・アンド・シー・ミュージック・ファクトリー

  • カラー・ミー・バッド

  • シール

1991年(第33回)の主要4部門

1992年↑ | 1991年 | 1990年↓

1991年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「アナザー・デイ・イン・パラダイス」
フィル・コリンズ



動画→
  • 「ビジョン・オブ・ラブ」
    マライア・キャリー

    動画→

  • 「U・キャント・タッチ・ジス」
    M.C.ハマー

    動画→

  • 「ディスタンス」
    ベット・ミドラー

    動画→

  • 「愛の哀しみ」
    シネイド・オコナー

    動画→
楽曲賞 「ディスタンス」
ベット・ミドラー


(作詞・作曲:ジュリー・ゴールド)


動画→
  • 「ビジョン・オブ・ラブ」
    マライア・キャリー

  • 「アナザー・デイ・イン・パラダイス」
    フィル・コリンズ

  • 「愛の哀しみ」
    シネイド・オコナー

  • 「ホールド・オン」
    ウィルソン・フィリップス
アルバム賞 クインシー・ジョーンズ
(Quincy Jones)

「バック・オン・ザ・ブロック」
(Back On The Block)



【配信:アマゾン
  • 「マライア・キャリー」
    マライア・キャリー

  • 「バット・シリアスリー」
    フィル・コリンズ

  • 「プリーズ・ハマー・ドント・ハーテム」
    MCハマー

  • 「ウィルソン・フィリップス」
    ウィルソン・フィリップス
新人賞 マライア・キャリー
  • リサ・スタンスフィールド

  • ブラック・クロウズ

  • ケンタッキー・ヘッドハンターズ

  • ウィルソン・フィリップス

1990年(第32回)の主要4部門

1991年↑ | 1990年 | 1989年↓

1990年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「愛は翼にのって」
ベット・ミドラー



動画→
  • 「エンド・オブ・ジ・イノセンス」
    ドン・ヘンリー

    動画→

  • 「シー・ドライブス・ミー・クレイジー」
    ファイン・ヤング・カニバルズ

    動画→

  • 「ハートにファイア」
    ビリー・ジョエル

    動画→

  • 「リビング・イヤーズ」
    マイク&メカニックス

    動画→
楽曲賞 「愛は翼にのって」
ベット・ミドラー


(作詞・作曲:ラリー・ヘンリー&ジェフ・シルバー)


動画→
  • 「ドント・ノウ・マッチ」
    リンダ・ロンシュタット&アーロン・ネヴィル

  • 「エンド・オブ・ジ・イノセンス」
    ドン・ヘンリー

  • 「ハートにファイア」
    ビリー・ジョエル

  • 「リビング・イヤーズ」
    マイク&メカニックス
アルバム賞 ボニー・レイット
(Bonnie Raitt)

「ニック・オブ・タイム」
(Nick Of Time)



【配信:アマゾン
  • 「エンド・オブ・ジ・イノセンス」
    ドン・ヘンリー

  • 「ザ・ロー&ザ・クック」
    ファイン・ヤング・カニバルズ

  • 「フル・ムーン・フィーヴァー」
    トム・ペティ

  • 「トラヴェリング・ウィルベリーズVol. 1」
    トラヴェリング・ウィルベリーズ
新人賞 (該当者なし) - ミリ・ヴァニリが受賞したが、後に別人が歌っていたことが発覚し賞を剥奪された。
  • インディゴ・ガールズ

  • ネナ・チェリー

  • ソウル・II・ソウル

  • トーン・ロック

  • ミリ・ヴァニリ

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

▲目次へ

1980年代

70年代へ→

89年 | 88年 | 87年 | 86年 | 85年 | 84年 | 83年 | 82年 | 81年 | 80年 | 

1989年(第31回)の主要4部門

1990年↑ | 1989年 | 1988年↓

1989年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ドント・ウォリー・ビー・ハッピー」
ボビー・マクファーリン



 動画→
  • 「ギビング・ユー・ザ・ベスト」
    アニタ・ベイカー

    動画→

  • 「ファスト・カー」
    トレイシー・チャップマン

    動画→

  • 「マン・イン・ザ・ミラー」
    マイケル・ジャクソン

    動画→

  • 「ロール・ウィズ・イット」
    スティーヴ・ウィンウッド

    動画→

    動画~別の人によるカバー→
楽曲賞 「ドント・ウォリー・ビー・ハッピー」
ボビー・マクファーリン


(作詞・作曲:ボビー・マクファーリン)


 動画→
  • 「ビー・スティル・マイ・ビーティン グ・ハート」
    スティング

  • 「ファスト・カー」
    トレイシー・チャップマン

  • 「ギビング・ユー・ザ・ベスト」
    アニタ・ベイカー

  • 「ピアノ・イン・ザ・ダーク」
    ブレンダ・ラッセル
アルバム賞 「フェイス」
(Faith)

ジョージ・ マイケル


 Amazon→
  • 「ナッシング・ライク・ザ・サン」
    スティング

  • 「ロール・ウィズ・イット」
    スティーヴ・ウィンウッド

  • 「シンプル・プレジャーズ」
    ボビー・マクファーリン

  • 「トレイシー・チャップマン」
    トレイシー・チャップマン
新人賞 トレイシー・チャップマン
  • リック・アストリー

  • テイク6

  • トニー・チャイルズ

  • ヴァネッサ・ウィリアムス

1988年(第30回)の主要4部門

1989年↑ | 1988年 | 1987年↓

1988年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「グレイスランド」
ポール・サイモン



 動画→



 動画→
  • 「ラ・バンバ」
    ロス・ロボス

    動画→

  • 「終わりなき旅」
    U2

    動画→

  • 「ルカ」
    スザンヌ・ヴェガ

    動画→

  • 「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ・アゲイン」
    スティーヴ・ウィンウッド

    動画→
楽曲賞 「アメリカ物語(サムホエア・アウト・ゼア)」
リンダ・ロンシュタット&ジェームス・イングラム


(作詞・作曲:ジェームス・ホーナー、バリー・マン、シンシア・ウェイル)


 動画→
  • 「恋のアドバイス」
    ホイットニー・ヒューストン

  • 「ラ・バンバ」
    ロス・ロボス

  • 「終わりなき旅」
    U2

  • 「ルカ」
    スザンヌ・ヴェガ
アルバム賞 「ヨシュア・トゥリー」
(The Joshua Tree)

U2


 Amazon→
  • 「ホイットニー」
    ホイットニー・ヒューストン

  • 「バッド」
    マイケル・ジャクソン

  • 「トリオ」
    ドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス

  • 「サイン・オブ・ザ・タイムズ」
    プリンス
新人賞 ジョディ・ワトリー
  • ブレックファスト・クラブ

  • カッティング・クルー

  • サナンダ・マイトレイヤ

  • スウィング・アウト・シスター

1987年(第29回)の主要4部門

1988年↑ | 1987年 | 1986年↓

1987年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ハイヤー・ラブ」
スティーヴ・ウィンウッド



 動画→
  • 「スレッジハンマー」
    ピーター・ガブリエル

    動画→

  • 「グレイテスト・ラブ・オブ・オール」
    ホイットニー・ヒューストン

    動画→

  • 「恋におぼれて」
    ロバート・パーマー

    動画→

  • 「愛のハーモニー」
    ディオンヌ&フレンズ

    動画→
楽曲賞 「愛のハーモニー」
ディオンヌ&フレンズ


(作詞・作曲:バート・バカラック&キャロル・ベイヤー・セイガー)


 動画→
  • 「スレッジハンマー」
    ピーター・ガブリエル

  • 「恋におぼれて」
    ロバート・パーマー

  • 「ハイヤー・ラブ」
    スティーヴ・ウィンウッド

  • 「グレイスランド」
    ポール・サイモン
アルバム賞 「グレイスランド」
(Graceland)

ポール・サイモン


 Amazon→
  • 「ソー」
    ピーター・ガブリエル

  • 「コントロール」
    ジャネット・ジャクソン

  • 「追憶のブロードウェイ」
    バーブラ・ストライサンド

  • 「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ」
    スティーヴ・ウィンウッド
新人賞 ブルース・ホーンズビー・アンド・レンジ
  • グラス・タイガー

  • ニューシューズ

  • シンプリー・レッド

  • ティムバック3

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1986年(第28回)の主要4部門

1987年↑ | 1986年 | 1985年↓

1986年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ウイ・アー・ザ・ワールド」
USAフォー・アフリカ



 動画→
  • 「マネー・フォー・ナッシング」
    ダイアー・ストレイツ

    動画→

  • 「ボーイズ・オブ・サマー」
    ドン・ヘンリー

    動画~音のみ→

  • 「パワー・オブ・ラブ」
    ヒューイ・ルイス&ニュース

    動画→

  • 「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」
    ブルース・スプリングスティーン

    動画→
楽曲賞 「ウイ・アー・ザ・ワールド」
USAフォー・アフリカ


(作詞・作曲:マイケル・ジャクソン&ライオネル・リッチー)


 動画→
  • 「マネー・フォー・ナッシング」
    ダイアー・ストレイツ

  • 「ボーイズ・オブ・サマー」
    ドン・ヘンリー

  • 「エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」
    ポール・ヤング

  • 「アイ・ウォナ・ノウ」
    フォリナー
アルバム賞 「フィル・コリンズIII」
(No Jacket Required)

フィル・コリンズ


 Amazon→
  • 「ブラザーズ・イン・アームス」
    ダイアー・ストレイツ

  • 「ホイットニー・ヒューストン」
    ホイットニー・ヒューストン

  • 「ドリーム・オブ・ブルータートル」
    スティング

  • 「ウィ・アー・ザ・ワールド」
    USAフォー・アフリカ
新人賞 シャーデー
  • a-ha(アーハ)

  • フレディ・ジャクソン

  • カトリーナとザ・ウェーブズ

  • ジュリアン・レノン

1985年(第27回)の主要4部門

1986年↑ | 1985年 | 1984年↓

1985年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「愛の魔力」
ティナ・ターナー



 動画→
  • 「忘れ得ぬ君に」
    シカゴ

    動画→

  • 「ハイ・スクールはダンステリア」
    シンディ・ローパー

    動画→

  • 「ハート・オブ・ロックン・ロール」
    ヒューイ・ルイス&ニュース

    動画→

  • 「ダンシング・イン・ザ・ダーク」
    ブルース・スプリングスティーン

    動画→
楽曲賞 「愛の魔力」
ティナ・ターナー


(作詞・作曲:グラハム・ライル&テリー・ブリッテン)


 動画→
  • 「見つめて欲しい」
    フィル・コリンズ

  • 「ハロー(出逢いの扉)」
    ライオネル・リッチー

  • 「心の愛」
    スティービー・ワンダー

  • 「タイム・アフター・タイム」
    シンディ・ローパー
アルバム賞 「オール・ナイト・ロング」
(Can't Slow Down)

ライオネル・リッチー


 Amazon→
  • 「シーズ・ソー・アンユージュアル」
    シンディ・ローパー

  • 「パープル・レイン」
    プリンス・アンド・ザ・レヴォリューション

  • 「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」
    ブルース・スプリングスティーン

  • 「プライベート・ダンサー」
    ティナ・ターナー
新人賞 シンディ・ローパー
  • コリー・ハート

  • フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド

  • シーラ・E

  • ザ・ジャッズ

1984年(第26回)の主要4部門

1985年↑ | 1984年 | 1983年↓

1984年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「今夜はビート・イット」
マイケル・ジャクソン



 動画→
  • 「フラッシュダンス~ホワット・ア・フィーリング」
    アイリーン・キャラ

    動画→

  • 「見つめていたい」
    ポリス

    動画→

  • 「オール・ナイト・ロング」
    ライオネル・リッチー

    動画→

  • 「マニアック」
    マイケル・センベロ

    動画→
楽曲賞 「見つめていたい」
ポリス


(作詞・作曲:スティング)


 動画→
  • 「オール・ナイト・ロング」
    ライオネル・リッチー

  • 「今夜はビート・イット」
    マイケル・ジャクソン

  • 「ビリー・ジーン」
    マイケル・ジャクソン

  • 「マニアック」
    マイケル・センベロ
アルバム賞 「スリラー」
(Thriller)

マイケル・ジャクソン


 Amazon→
  • 「レッツ・ダンス」
    デヴィッド・ボウイ

  • 「アン・イノセント・マン」
    ビリー・ジョエル

  • 「シンクロニシティー」
    ポリス

  • 「『フラッシュダンス』オリジナル・サウンドトラック」
    バリアス・アーティスト
新人賞 カルチャー・クラブ
  • ビッグ・カントリー

  • ユーリズミックス

  • メン・ウィズアウト・ハッツ

  • ミュージカル・ユース

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1983年(第25回)の主要4部門

1984年↑ | 1983年 | 1982年↓

1983年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ロザーナ」
TOTO(トト)



 動画→
  • 「夜の街へ」
    ジョー・ジャクソン

    動画→

  • 「エボニー・アンド・アイボリー」
    ポール・マッカートニー&スティービー・ワンダー

    動画→

  • 「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」
    ウィリー・ネルソン

    動画→

  • 「チャリオッツ・オブ・ファイヤー」
    ヴァンゲリス

    動画→
楽曲賞 「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」
ウィリー・ネルソン


(作詞・作曲:ジョニー・クリストファー、マーク・ジェームス、ウェイン・カーソン・トンプソン)


 動画→
  • 「エボニー・アンド・アイボリー」
    ポール・マッカートニー&スティービー・ワンダー

  • 「ロザーナ」
    TOTO(トト)

  • 「アイ・オブ・ザ・タイガー」
    サバイバー

  • 「アイ・ジー・ワイ(素敵な世界)」
    ドナルド・フェイゲン
アルバム賞 「TOTO IV~聖なる剣」
(Toto IV)

TOTO(トト)


 Amazon→
  • 「アメリカン・フール」
    ジョン・メレンキャンプ

  • 「ナイトフライ」
    ドナルド・フェイゲン

  • 「ナイロン・カーテン」
    ビリー・ジョエル

  • 「タッグ・オブ・ウォー」
    ポール・マッカートニー
新人賞 メン・アット・ワーク
  • エイジア

  • ジェニファー・ホリデー

  • ストレイ・キャッツ

  • ヒューマン・リーグ

1982年(第24回)の主要4部門

1983年↑ | 1982年 | 1981年↓

1982年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ベティ・デイビスの瞳」
キム・カーンズ



 動画→
  • 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
    クリストファー・クロス

    動画→

  • 「スターティング・オーヴァー」
    ジョン・レノン

    動画→

  • 「エンドレス・ラブ」
    ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー

    動画→

  • 「クリスタルの恋人たち」
    グローヴァー・ワシントン・ジュニア&ビル・ウィザース

    動画→
楽曲賞 「ベティ・デイビスの瞳」
キム・カーンズ


(作詞・作曲:ドナ・ウェイス&ジャッキー・デシャノン)


 動画→
  • 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
    クリストファー・クロス

  • 「エンドレス・ラブ」
    ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー

  • 「クリスタルの恋人たち」
    グローヴァー・ワシントン・ジュニア&ビル・ウィザース

  • 「9時から5時まで(9 to 5)」
    ドリー・パートン
アルバム賞 「ダブル・ファンタジー」
(Double Fantasy)

ジョン・レノン、ヨーコ・オノ


 Amazon→
  • 「ミステイクン・アイデンティティ」
    キム・カーンズ

  • 「ブレイキン・アウェイ」
    アル・ジャロウ

  • 「愛のコリーダ (The Dude)」
    クインシー・ジョーンズ

  • 「ガウチョ」
    スティーリー・ダン
新人賞 シーナ・イーストン
  • アダム&ジ・アンツ

  • ジェームス・イングラム

  • ルーサー・ヴァンドロス

  • ゴーゴーズ

1981年(第23回)の主要4部門

1982年↑ | 1981年 | 1980年↓

1981年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「セイリング」
クリストファー・クロス



 動画→
  • 「ローズ」
    ベット・ミドラー

    動画→

  • 「レイディ」
    ケニー・ロジャース

    動画→

  • 「ニューヨーク・ニューヨーク」
    フランク・シナトラ

    動画→

  • 「ウーマン・イン・ラブ」
    バーブラ・ストライサンド

    動画~音のみ→
楽曲賞 「セイリング」
クリストファー・クロス


(作詞・作曲:クリストファー・クロス)


 動画→
  • 「フェーム」
    アイリーン・キャラ

  • 「ローズ」
    ベット・ミドラー

  • 「レイディ」
    ケニー・ロジャース

  • 「ニューヨーク・ニューヨーク」
    フランク・シナトラ

  • 「ウーマン・イン・ラブ」
    バーブラ・ストライサンド
アルバム賞 「南から来た男」
(Christopher Cross)

クリストファー・クロス


 Amazon→
  • 「グラス・ハウス」
    ビリー・ジョエル

  • 「ザ・ウォール」
    ピンク・フロイド

  • 「トリロジー: パスト・プレゼント・フューチャー」
    フランク・シナトラ

  • 「ギルティ」
    バーブラ・ストライサンド
新人賞 クリストファー・クロス
  • エイミー・ホーランド

  • アイリーン・キャラ

  • ロビー・デュプリー

  • プリテンダーズ

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史

1980年(第22回)の主要4部門

1981年↑ | 1980年

1980年
部門 受賞 ノミネート
レコード賞 「ホワット・ア・フール・ビリーブス」
ドゥービー・ブラザーズ



 動画→
  • 「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」
    アース・ウィンド&ファイアー

    動画~音のみ→

  • 「恋のサバイバル」
    グロリア・ゲイナー

    動画→

  • 「ザ・ギャンブラー」
    ケニー・ロジャース

    動画→

  • 「愛のたそがれ」
    バーブラ・ストライサンド&ニール・ダイヤモンド

    動画→
楽曲賞 「ホワット・ア・フール・ビリーブス」
ドゥービー・ブラザーズ


(作詞・作曲:ケニー・ロギンス&マイケル・マクドナルド)


 動画→
  • 「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」
    アース・ウィンド&ファイアー

  • 「恋するチャック」
    リッキー・リー・ジョーンズ

  • 「オネスティ」
    ビリー・ジョエル

  • 「恋のサバイバル」
    グロリア・ゲイナー
  • 「ミニット・バイ・ミニット」
    ドゥービー・ブラザーズ

  • 「恋の仲直り(リユナイテッド)」
    ピーチズ&ハーブ

  • 「シー・ビリーブス・イン・ミー」
    ケニー・ロジャース
アルバム賞 「ニューヨーク52番街」
(52nd Street)

ビリー・ジョエル


 Amazon→
  • 「ミニット・バイ・ミニット」
    ドゥービー・ブラザーズ

  • 「ザ・ギャンブラー」
    ケニー・ロジャース

  • 「バッド・ガール」
    ドナ・サマー

  • 「ブレックファスト・イン・アメリカ」
    スーパートランプ
新人賞 リッキー・リー・ジョーンズ
  • ダイアー・ストレイツ

  • ロビン・ウィリアムズ

  • ブルース・ブラザーズ

  • ザ・ナック

1970年代へ >>

年別

主要4部門

ポップ部門

R&B部門

ロック部門

メタル部門

ラップ部門

カントリー部門

ジャズ部門

テクノ、EDM部門

レゲエ部門

民族音楽部門

オルタナ部門

ゴルペル部門

クラシック部門

映像部門

技術部門

美術部門

歴代の日本人

年代別の主要4部門

他のアワード

音楽業界の歴史