主要4部門

レコード賞アルバム賞、楽曲賞、新人賞

レコード賞

部門 受賞曲(2027)
レコード賞
  • 2027年2月8日発表
部門 ノミネート予想(2027)
レコード賞ノミネート予想
  • オリビア・ディーン
    (Olivia Dean)
    「マン・アイ・ニード」
    (Man I Need)
    ※都会的かつソウルフルな一曲。洗練されたポップスに、ボサノバの心地よい感性が混ざり、聴き手を夜の親密なムードへと引き込む。 小刻みなリズムが、弾む足取りを想起させる。
    歌詞では、相手の気持ちが分かりにくいこと、言葉にしてくれないことへの苛立ちを示したうえで、「私にふさわしい男になって」と軽やかに宣言する。相手に尻込みしないよう促している歌と受け止められている。
    2025年8月15日リリース。米チャートをじわじわと上昇し、2025年11月1日付でトップ10入り。次のシングルとなった「So Easy (To Fall In Love)」とともに、長期にわたって上位に君臨するロングヒットとなった。
    デビューアルバム『The Art of Loving』収録。
    ■ジャンル
    R&B、ポップ、ゴスペル
    ■作曲・作詞
    オリビア・ディーン、トビアス・ジェッソJr、ザック・ナホーム
    ■プロデューサー
    ザック・ナホーム
    ■チャート
    米2位/英、加、蘭、豪1位
    ※驚異的な持続力を見せた。
    ■収録アルバム
    『The Art of Loving』





  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「ドロップ・デッド」
    (Drop Dead)
    ※恋愛に落ちたときの喜びを歌っている。
    キャッチーなメロディを心をつかみ、電子ポップ、弦楽ポップ、ソフトロックの連携で幸福感・至福感を華やかに鳴らす。
    冒頭はシンセが印象的で、ふわっとした電子ポップとして始まる。その後、ドラム、弦楽器の広がり、ギターのロック感が加わって立体的に。最後に宮殿的・劇場的な豪華さへと導かれている。
    サビで複数のロドリゴの声が反響し、絡み合うように配置されているのが魅力。小さなコーラス隊が周囲に広がるように聞こえ、幸福感に厚みが増す。
    1980年代ニューウェーブ/オルタナ系ラブソングの代表的な1曲であるThe Cureの「Just Like Heaven」を理解した、という趣旨の歌詞もあいまって、「1980年代的なきらめきやロマンティシズム」を表現した曲だと解釈されている。
    ■ジャンル
    電子ポップ、弦楽ポップ、ソフトロック
    ※シンセの浮遊感、弦楽器の華やかさ、柔らかなロック感が同居。
    ■作曲・作詞
    オリビア・ロドリゴ、エイミー・アレン、ダン・ナイグロ
    ■プロデューサー
    ダン・ナイグロ
    ■チャート
    米、英、加、豪1位、独4位





  • レイ
    (Raye)
    「ホエア・イズ・マイ・ハズバンド!」
    (Where Is My Husband!)
    ※巨大なバンドがステージ空間に繰り出しているかのような音を、ドラム、ベース、声というシンプルな配置で作り上げた劇場的ショー・ナンバー。
    「夫よ早く現れろ」というコミカルなフレーズが強いインパクトを放つ。理想の相手の登場を待つ焦りや、結婚願望を隠さない実直さが、聴き手に楽しくも切実に伝わる。
    レトロなポップ、ジャズ、ソウル、ファンク的な要素が一体化した演奏にのせるレイの歌唱力・表現力が秀逸。ジャズ・シンガーのように崩し、コメディエンヌのように間を取りながら、スターらしくビシッとフックを決める。まさに芸達者。
    ■ジャンル
    R&B、ソウル、ポップ、ビッグバンド、ゴスペル
    ■作曲・作詞
    レイ&マイク・サバス
    ■プロデューサー
    レイ&マイク・サバス
    ■チャート
    米11位、英1位、独2位、加5位





  • ブルーノ・マーズ
    (Bruno Mars)
    「アイ・ジャスト・マイト」
    (I Just Might)
    ※ブルーノ・マーズの持ち味であるレトロなソウル/ファンク感(1970年代風)と、現代大衆音楽としての即効性が結びついた。リズムは軽快で、聴いた瞬間に体が動くようなダンスフロア向けの魅力がある。歌声には余裕と色気がある。
    ■ジャンル
    ディスコ・ポップポップ・ソウルファンク
    ■作曲・作詞
    ブルーノ・マーズ、Dマイルほか
    ■プロデューサー
    Dマイル
    ■チャート
    米、加1位、英5位
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アルバム賞

部門 受賞作(2027)
アルバム賞
  • 2027年2月8日発表
部門 ノミネート予想(2027)
アルバム賞ノミネート予想
  • レイ
    (Raye)
    「This Music May Contain Hope.」
    (ジス・ミュージック・メイ・コンテイン・ホープ)
    ジャズ、スイング、ソウル、ショーチューン、1950年代的イージーリスニング、ハリウッド黄金期的なオーケストレーションまで、古典的な音楽性を幅広く取り込んだ。17曲73分。
    サウンドの厚みが高く評価されている。ビッグバンド、ショーチューン、ジャズ・バラード、ソウル、ファンク、ストリングス、ブラスなどを巻き込みながら、統一感のある華やかな劇場的世界にまとめられている。昔の音楽への敬意が、形式だけでなく、音の鳴り方そのものから伝わってくる。
    アル・グリーンと共演した「Goodbye Henry」は、1970年代の甘いサザン・ソウルを思わせる。曲中でレイがマイクを渡す構成は感動的。アルは人生経験豊かな助言者のように登場し、失恋の痛みに温かい言葉を添える。
    英国生まれのレイは若干17歳でメジャーなレコード会社「ポリドール」と4枚のアルバム契約を結んだ。ところが、契約上はアルバムを出せるはずだったのに、長年にわたってデビューアルバムを出させてもらえなかった。その間、作曲家や客演ボーカルとして成功し、デビッド・ゲッタ、ジャックス・ジョーンズなどのダンス/ポップ系楽曲で存在感を示した。だが、レーベル側は彼女を「アルバム作家」ではなく、ヒットシングルや客演で稼ぐポップ職人のように扱った。2021年SNSでポリドールがデビューアルバムを出させてくれないことを公に訴えた。
    ポリドールとの契約が切れたレイは、独立アーティストとしてシングル「Escapism.」を出し、英国で1位に。そして2023年、ついにデビューアルバム『My 21st Century Blues』を発表し、高い評価を得た。
    ■ジャンル
    ポップ、ジャズ、R&B
    ■曲数
    全17曲、長さ73分
    ■評点
    AOTY:83
    メタクリティック:86
    ■発売日
    2026年3月
    ■チャート
    米11位/英1位、独3位、豪6位





  • ロサリーア
    (Rosalía)
    「ルクス」
    (Lux)
    ※作家性や物語性を高い次元で兼ね備えた秀作。実験的・前衛的であるが、美しく、楽しく、聴きやすい。ロサリーア(ロザリア)の芸術的野心が、見事に開花した渾身の一作で、批評家の評点は本年度の主要アルバムの中で最高レベル。
    クラシック、オペラ、宗教音楽の構造を持ちながら、ポップ・アルバムとして成立していることが、何より称賛された。英紙ガーディアンは、「重層的な旋律」「豊かな作曲とドラマ性」「遊び心」が同居していると称賛した。
    世界各地の女性聖人から着想を得たという。それぞれの聖人の国の言語を取り入れながら、ロサリーアがメインで歌詞と曲を書いた。このうち「ポルセレーナ(Porcelana)=陶器」という曲は、日本の江戸時代の尼僧である了然(りょうねん)の逸話を主題にしている。美貌ゆえに禅寺への入門を拒まれ、熱した鉄を顔に当てて傷をつけた後、師に受け入れられたという了然。ロサリーアは「美貌なんて捨ててやる!」などと一部を日本語で歌っている。
    なお、本作で使われている言語は13に及ぶ(中心はスペイン語)。
    ロンドン交響楽団、キャロライン・ショウ、ビョークらを含む大掛かりな制作陣を組んだ。情報量が多いが、ロサリーア(ロザリア)が一貫してボーカリストとしての高い技量を発揮し、筋の通った作品となっている。
    最近のポップスは「短いフック」や「即効性」に流れがちだが、本作は逆を行った。Pitchforkは「アルゴリズムを追うポップではなく、悲恋を神話的・宗教的な探求に変換する作品」だと指摘した。現代の音楽シーンに突如現れた「巨大建築」と評する声もある。
    ■ジャンル
    管弦楽ポップ、アートポップ、クラシック、前衛ポップ
    ■評点
    AOTY:93
    メタクリティック:95
    ■発売日
    2025年11月
    ■曲数
    全18曲、長さ60分
    ■チャート
    米4位/スペイン、ベルギー、オーストリア1位/独、仏2位/アルゼンチン3位/英、伊4位/加8位





  • オリビア・ロドリゴ
    (Olivia Rodrigo)
    「恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね」
    (You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love)
    恋愛の始まりから終わりを描いたコンセプトアルバム。「初めての大恋愛」をテーマに、13曲を通じて初デートから関係の解体、そして自己認識までを追う。
    デビューから3枚目にして「アルバム作家に進化した」と評価する声が出た。
    前作『ガッツ』がロック色が強まったのに対して、本作は1980年代ニューウェーブ寄り。
    また、これまでのロドリゴは「Drivers License」「Good 4 U」「Vampire」のように、痛み、怒り、屈辱、自己嫌悪を歌わせると抜群だった。しかし今回は、恋の始まりの浮遊感や執着、幸福の中にある不穏さも描き、新鮮さを与えた。
    ■ジャンル
    ポップロック、インディー
    ■発売日
    2026年3月
    ■曲数
    全13曲、長さ51分
    ■評点
    AOTY:86
    メタクリティック:87
    ■チャート
    米、英、加、豪、仏、独、伊、西1位/日本8位





  • オリビア・ディーン
    (Olivia Dean)
    「ジ・アート・オブ・ラビング」
    (The Art of Loving)
    ※軽やかで上質なポップソウルの良作。
    ■ジャンル
    ポップ、R&B、ソウル
    ■発売日
    2025年9月
    ■曲数
    全12曲、長さ34分
    ■評点
    AOTY:83
    メタクリティック:84
    ■チャート
    米3位/英、独、豪、蘭1位/加3位
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新人賞

部門 受賞者(2027)
新人賞
  • 2027年2月8日発表
部門 ノミネート予想(2027)
新人賞ノミネート予想
  • エラ・ラングリー
    (Ella Langley)
    ※カントリー歌手。「Choosin' Texas」が記録的ヒットに。1999年、米南部アラバマ州生まれ。
    <Choosin' Texas▼>





  • シエナ・スパイロ
    (Sienna Spiro)
    <Die On This Hill▼>
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2027年グラミー賞(第69回)の選考・発表・放送の日程

ノミネート発表は2026年11月17日(火)

日時 スケジュール
選考対象作品のリリース期間 2025年8月31日~
2026年8月28日
エントリー期間 2026年7月7日~
2026年8月21日
ノミネート投票 2026年10月12日~
10月22日
ノミネート発表 【現地時間】2026年11月16日(月)
本投票 2026年12月10日~
2027年1月7日
授賞式(結果発表) 2027年2月8日(月)午前=日本時間
2月7日(日)=現地時間